ハイサイ!カンガルです!
今日も今日とて、エクセルとにらめっこ。深夜まで数字と格闘する日々…。「もう無理…」と力尽き、静まり返ったオフィスで一人、キーボードに突っ伏したあの日。「このままじゃ、可愛い子供たちの成長を見逃してしまう…」そんな危機感から、資料作成の効率化を切実に願い始めたんです。そして…出会ってしまったんです。救世主、生成AIに!
以前、株式会社データ分析研究所(仮名)で働いていた時、経営指標の分析に膨大な時間と労力を費やしていました。エクセルでデータを集計し、グラフを作成するだけでも一苦労。そこからインサイトを得るまでには、数日かかることも珍しくありませんでした。あの頃は、自分の時間が全く持てなかったな…。
しかし、今は違います!生成AI、特にGoogle AI Studioのおかげで、データ分析が驚くほど簡単に、そしてスピーディーにできるようになったんです。今日は、その具体的な方法を、私の体験談を交えながら、皆さんにお伝えします!
生成AIで経営指標分析?本当にそんなことができるのか?
「生成AIって、画像とかテキストを作るやつでしょ?経営指標の分析なんて、本当にできるの?」そう思われるかもしれません。確かに、生成AIと聞くと、画像や音楽、文章などのコンテンツを自動生成するイメージが強いですよね。しかし、近年のAI技術の進化は目覚ましく、データ分析の分野でも、その力を存分に発揮しているんです。
生成AIのビジネス活用についてさらに具体的な例を知りたい方は、こちらの記事もありますよ!【眠れるアイデア、叩き起こせ!】無料AIツールでグローバルビジネスの未来を創る!
- Q確かに、生成AIって言ったら、文章を書いてもらうイメージしかないかも。データ分析にも使えるのは、ちょっと意外!
- A
そうですよね!私も最初は半信半疑でした。でも、実際に使ってみて、その便利さに驚愕したんです。特に、Google AI Studioは、スプレッドシートと連携して、簡単にデータ分析ができるので、非常におすすめです。
Google AI Studioで経営指標を分析する具体的なステップ
ここでは、Google AI Studioを使って経営指標を分析する具体的な手順を、私の体験談を交えながら解説します。
とその前に。分析するまでの下準備から始めましょう。
下準備1:分析プロセスの全体像を理解する
データ分析を始める前に、まずは全体のプロセスを理解することが重要です。闇雲にデータをいじっても、意味のあるインサイトは得られません。私が実践している分析プロセスは、以下の4つのステップです。
データ分析プロセス
- Qうーん、いきなりステップが4つも出てくると、ちょっと難しそう…。
- A
確かに、ステップが多いと感じるかもしれません。しかし、それぞれのステップは、実はそれほど難しくありません。そして、これらのステップを順番に進めていくことで、データ分析の質が格段に向上します。
下準備2:スプレッドシートに分析したいデータを準備する
まずは、分析したいデータを用意しましょう。エクセルで管理しているデータがある場合は、行ラベルと列ラベルだけをスプレッドシートにコピーします。なぜ、行ラベルと列ラベルだけなのか?それは、セキュリティ対策のためです。実際のデータを使うのは、情報漏洩のリスクがありますからね。
例えば、私が以前勤めていた会社では、顧客データと売上データを分析することが多かったのですが、そのまま使うわけにはいきません。なので、まずはデータの枠組みだけをスプレッドシートにコピーしていました。
下準備3:Google AI Studioでダミーデータを作成する
次に、Google AI Studioを使って、ダミーデータを作成します。ここで、先ほどコピーした行ラベルと列ラベルを基に、Geminiにダミーデータを作ってもらいましょう。
例えば、「以下の行ラベルと列ラベルを持つ、ランダムな数値のダミーデータを作成してください」といったプロンプトを入力することで、簡単にダミーデータを作成できます。
- Qダミーデータを作るのは、ちょっと面倒くさそう…。
- A
確かに、最初は少し手間がかかるかもしれません。しかし、セキュリティ対策としては非常に重要なんです。個人情報や機密情報を含むデータを扱う際には、ダミーデータを使うことで、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。それに、一度ダミーデータを作ってしまえば、あとはAIが自動的に分析してくれるので、結果的には時間の節約になりますよ!
もし、セキュリティ対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事もありますよ!【💣【無料の罠?】ビジネスで無料AIツールを使う前に知っておくべき落とし穴】
了解しました!「売上高の大きさと売上成長率をかけ合わせた変数」を用いた重回帰分析が妥当であるという前提で、ブログにエピソードを盛り込みます。ただし、あくまでも架空のエピソードであり、この分析手法が常に最適というわけではないことを、読者に注意喚起する記述も追加します。
下準備4:Gemini 2.0 Flash thinking experimentalで分析指示を出す
データが準備できたら、いよいよ分析です!Google AI StudioのGemini 2.0 Flash thinking experimentalを使って、AIに分析指示を出しましょう。
- ステップ1Google AI Studioにアクセス!
Googleアカウントでログインします。
- ステップ2左側のメニューから「Create Prompt」>「Type something」の+マークを選択
- ステップ3「My Drive」から、先ほど作ったスプレッドシートのデータファイル(Google スプレッドシート)を選択!
- ステップ4プロンプト(指示文)を入力!
ここが重要!AIにどんな分析をしてほしいか、具体的な指示を書きましょう。(プロンプト例は後述)
- ステップ5「Run」をクリックして、AIに分析を実行させる!
例えば、「売上成長率と売上高の重みづけで重回帰分析を実行して」といった具体的な指示を出すことで、AIが自動的に分析を実行してくれます。
いよいよここからは具体的な分析の手順を紹介しますね。
ステップ1.経営管理に有効なデータ分析手法を整理する
まずは、どのような分析手法があるのかを整理しましょう。例えば、売上分析、顧客分析、商品分析など、目的に応じて様々な分析手法が考えられます。
- Qどんな分析手法があるのか、よく分からないんだけど…。
- A
心配いりません!ここでも、AIがあなたの強い味方になってくれます。例えば、Geminiに「経営管理に役立つデータ分析手法を教えて」と質問すれば、様々な分析手法をリストアップしてくれます。また、それぞれの分析手法の概要やメリット・デメリットなども教えてくれるので、非常に参考になります。
ステップ2.挿入データで実施可能な分析手法を把握する
次に、用意したダミーデータを使って、どの分析手法が実施可能かを検討します。データの種類や量によって、使える分析手法は限られてきます。
- Qどうやって判断すればいいの?
- A
ここでも、AIがサポートしてくれます。例えば、Geminiに「このデータで実施可能な分析手法を教えて」と質問すれば、データに基づいて、実行可能な分析手法を提案してくれます。
ステップ3.データからインサイトを得る
分析手法が決まったら、実際にAIに分析を実行させ、データからインサイトを得ましょう。例えば、「売上上位顧客の傾向を分析する」、「特定商品の売れ筋パターンを把握する」といった具体的な指示を出します。
ここで、私が経験した、興味深いエピソードを紹介します。当時、私はある新興市場における事業拡大プロジェクトを担当していました。私たちは、その市場での売上高を最大化するために、どのような要因が重要なのかを分析する必要がありました。
そこで、私は「売上高」と「売上成長率」をかけ合わせた変数を、Gemini 2.0 Flash thinking experimentalを用いた重回帰分析の説明変数として使うことを思いつきました。なぜなら、その市場では、単に現時点での売上高が大きいだけでなく、その売上をいかに早く成長させるか(つまり市場シェアをいかに早く拡大するか)が、将来の成功を左右する重要な鍵だと考えていたからです。
この変数を用いることで、私たちは、市場シェア拡大の勢いが強い事業が、将来的に大きな売上高を生み出す可能性が高いことを、データに基づいて示すことができました。そして、この分析結果は、経営陣がその市場への投資を意思決定する上で、重要な判断材料となったのです。
この分析は、以下の条件が揃っていたからこそ、妥当であったと言えます。
目的: 新興市場における売上高最大化のための要因分析
仮説: 市場シェアの拡大スピードが将来の売上を左右する
指標: 「売上高」と「売上成長率」の積が「市場シェア拡大の勢い」を代理する
- Q重回帰分析とか、専門的な知識がないと難しそう…。
- A
確かに、統計学の知識が必要な場面もあります。しかし、Gemini 2.0 Flash thinking experimentalは、自然言語で指示を出すことができるので、専門的な知識がなくても、ある程度の分析は可能です。例えば、「売上を伸ばすために重要な要素を教えて」といった指示を出すだけでも、AIがデータを分析して、重要な要素を提示してくれます。
海外市場分析の重要性については、こちらの記事でも解説しています!【突破口はココに!】無料AIツールで海外市場を深掘り!グローバル戦略を加速させる秘密兵器
- Qちょっと待って!それって、どんなデータでも使える分析方法なの?
- A
いいえ、違います!この分析方法は、あくまでも特定の状況下において有効だったものです。どんなデータに対しても、この方法が最適というわけではありません。 繰り返しになりますが、分析の目的、データの特性、変数のビジネス的な解釈などを考慮した上で、適切な分析手法を選択することが重要です。
- Qインサイトって、具体的にどんなもの?
- A
インサイトとは、データ分析から得られる、ビジネスに役立つ洞察や発見のことです。例えば、Gemini 2.0 Flash thinking experimentalを使った私の分析では、以下のようなインサイトが得られました。
以前、別のツールを使っていた時は、有料版を利用していました。もちろん、有料版は機能が充実していますが、無料版でも十分な分析が可能です。企業のニーズやデータ分析の目的に合わせて、適切なツールを選ぶことが重要ですね。
ステップ4.施策の立案
最後に、得られたインサイトに基づいて、具体的な施策を立案します。例えば、「特定の地域で販促活動を強化する」、「特定の季節に合わせて新商品を開発する」といったことが考えられますね。今回得られたインサイトを基にすると、例えば以下のような施策が考えられます。
- 売上上位顧客の特定:特定の地域に住む高所得者層が主要顧客であることから、その地域での高級志向のイベント開催や、富裕層向けメディアへの広告出稿を強化することで、更なる売上拡大を目指す。
- 売れ筋商品の発見:特定の季節に売れる商品パターンが明確になったため、その季節に合わせた限定商品の開発や、先行予約キャンペーンを実施することで、更なる需要喚起を図る。
- 顧客セグメントの発見:購買履歴に基づいた顧客セグメントごとに、最適なマーケティングメッセージやオファー(例:ポイントアップ、送料無料)を設計し、One to Oneマーケティングを実践することで、リピート購入率の向上を目指す。
このように、データ分析から得られたインサイトは、具体的かつ効果的な施策立案の強力な武器となるのです。
また、データ分析に特化したツールも存在します。これらのツールは、CSV形式のデータをアップロードするだけで、自動的にデータ分析を行い、グラフやレポートを生成してくれます。
例えば、「Tableau」のようなツールは、データ可視化に優れており、専門的な知識がなくても、直感的に操作することができます。
ワンポイント!:インサイトを分かりやすく説明するための図表をAIに提案してもらう
さて、ここからが今回の重要なポイントです!得られたインサイトを、より分かりやすく他の人に説明するためには、適切な図表を使うことが効果的です。しかし、どんな図表が最適なのか、悩むことも多いですよね。
そんな時にも、AIが強力な助っ人になってくれます!例えば、Geminiに対して「このインサイトを説明するのに最適な図表を提案して」と質問してみましょう。
- Qえ?図表までAIが考えてくれるの?
- A
はい、そうなんです!Geminiは、あなたが伝えたインサイトの内容を理解し、それを最も効果的に視覚化できる図表を提案してくれます。
例えば、以下のように具体的な指示を出すと良いでしょう。
「『特定の地域に住む高所得者層が、自社製品の主要な顧客である』というインサイトを説明したい。チャート、グラフ、それぞれの形式で、最適な図表を提案して。タテヨコ (マトリックス図 / 象限図)、関係性 (階層図 / 集合図 / 相関図)、時系列 (段階図 / プロセス図 / 循環図)、量 (棒グラフ / 円グラフ / 面積図)、変化 (折れ線グラフ / 面グラフ)、分布 (ヒストグラム / 散布図 / レーダーチャート)といった選択肢の中から、最適なものを選んで、その理由も説明して。」
このように質問すると、Geminiは以下のような回答を返してくれるでしょう。
了解しました。「特定の地域に住む高所得者層が、自社製品の主要な顧客である」というインサイトを説明するための、最適な図表を提案します。
チャート形式:
- タテヨコ (マトリックス図): 地域と所得水準を軸にしたマトリックス図を作成し、各セルに顧客数を配置することで、どの地域に高所得者の顧客が集中しているかを一目で把握できます。
- 理由: 地域と所得という2つの要素の関連性を明確に示すことができ、特定の顧客層がどこにいるかを視覚的に強調できるためです。
グラフ形式:
- 分布 (散布図): 横軸に所得、縦軸に顧客数をとり、地域ごとに色分けした散布図を作成することで、所得と顧客数の関係性、および地域ごとの分布の違いを視覚的に示せます。
- 理由: 所得と顧客数の関係性を明確に示すことができ、地域ごとの傾向の違いも比較しやすいためです。
- 量 (棒グラフ): 地域別の顧客数を棒グラフで表示し、さらに各棒を所得水準で色分けすることで、地域ごとの顧客数と所得構成を同時に示せます。
- 理由: 各地域の顧客数を比較しやすく、それぞれの所得構成も同時に把握できるためです。
これらの図表は、インサイトを視覚的に分かりやすく表現し、説明を補強するのに役立ちます。特に、マトリックス図は地域と所得の関係性を、散布図は所得と顧客数の関係性および地域差を、棒グラフは地域別顧客数と所得構成を効果的に示せるでしょう。
このように、AIはインサイトの内容を理解し、それを最も効果的に表現できる図表を、理由付きで提案してくれます。これは、プレゼン資料を作成する際などに、非常に役立ちますね!
- Qなるほど!これは便利!でも、AIが出してきた図表をそのまま使うだけでいいの?
- A
もちろん、AIの提案はあくまでも参考です。最終的には、自分で判断して、最適な図表を選ぶことが重要です。AIの提案を参考にしながら、自分の伝えたいメッセージに合わせて、図表をカスタマイズしていくと良いでしょう。
セキュリティを考慮して、ダミーデータを使うことを徹底する
ここで最も重要なのは、セキュリティ対策です。AIを使ってデータ分析を行う際には、必ずダミーデータを使うようにしましょう。これは、情報漏洩のリスクを最小限に抑えるためです。
特に、個人情報や機密情報を含むデータを扱う際には、ダミーデータを使うことで、万が一情報が漏洩した場合でも、被害を最小限に抑えることができます。
- Q実際のデータを使わないと、正確な分析結果が得られないんじゃない?
- A
確かに、ダミーデータを使うことで、実際のデータとは異なる結果が出る可能性はあります。しかし、セキュリティリスクを考慮すると、ダミーデータを使うことは非常に重要です。また、ダミーデータであっても、データの傾向やパターンを把握することは可能です。重要なのは、データの構造を維持したまま、ランダムな数値を生成することです。
Google AI Studioを使うメリット
Google AI Studioを使うメリットは、何と言ってもその手軽さです。スプレッドシートと連携しているので、普段からGoogleスプレッドシートを使っている人にとっては、非常に使いやすいツールです。また、無料で利用できるのも大きな魅力です。
他にも無料で使える便利なツールはたくさんあります。詳しくは、こちらの記事をチェック!【もう徹夜は卒業!】資料作成が爆速化!プロが選ぶ無料AI神ツール&劇的効率化術【2024年決定版】
- Q無料で使えるのは嬉しいけど、機能が制限されているんじゃない?
- A
確かに、無料版では機能が制限されている場合もあります。しかし、Google AI Studioは、無料版でも基本的なデータ分析には十分な機能を備えています。特に、Gemini 2.0 Flash thinking experimentalは、無料で使えるAIとしては非常に高性能です。
以前、別のツールを使っていた時は、有料版を利用していました。もちろん、有料版は機能が充実していますが、無料版でも十分な分析が可能です。企業のニーズやデータ分析の目的に合わせて、適切なツールを選ぶことが重要ですね。
まとめ
生成AI、特にGoogle AI Studioを活用することで、経営指標の分析を効率化し、貴重な時間を節約できることは、紛れもない事実です。かつての私のように、深夜まで数字と格闘する必要は、もうありません。
大事なのはセキュリティ、必ずダミーデータを利用し経営の重要な示唆を得ましょう。
生成AIは、あなたの強力な相棒となり、データに基づいた、より良い、より早い意思決定をサポートしてくれるでしょう。
さらに、今回紹介した4つのステップと、AIを活用した図表作成方法を組み合わせることで、データ分析のプロセス全体をより深く理解し、実践することができるようになります。
これらのステップや図解が、AIツールの活用の後押しになります。
さあ、あなたも生成AIの力を借りて、データ分析のストレスから解放され、自分の時間を取り戻しましょう!そして、その時間を使って、家族との時間や、趣味の時間、自己成長のための時間を充実させてください!
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