CLUB PINGのクラブを使っている、あるいはこれから使いたいと思っているゴルファーにとって、「カラーコード」は気になる存在ですよね。自分に合ったライ角を選ぶための重要な指標ですが、「ping カラー コード 測り 方ってどうやるの?」「自分でできるのかな?」「各色の意味がよくわからない…」「ライ角調整の料金は?」「ライ角変更でスコアは良くなる?」など、たくさんの疑問があるのではないでしょうか。
特に、身長別ライ角の目安や、オレンジ・黒・パープルといった具体的な色の違い、ライ角標準とされるブラックの意味、新旧の違い、体格に合わせた選び方のヒントなど、知りたいことは山積みかもしれません。また、ライ角調整はどこで依頼できて、調整を安く済ませる方法はあるのか、そもそもフィッティングとは何なのか、カラーコード決定の身体測定方法について詳しく知りたい、という方もいるでしょう。ライ角の変更がスコアにどう影響するのかも気になるところです。
この記事では、そんなPINGカラーコードに関するあらゆる疑問に答えます。自分でできる測定方法から、各カラーコードの意味、身長との関係、調整方法、そしてフィッティングの重要性まで、網羅的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたに最適なPINGのカラーコードを見つけるための知識が深まり、クラブ選びやスコアアップに役立つはずです。
- 自分でのPINGカラーコード測定手順と注意点
- 各カラーコード(色)が示すライ角と特徴
- 身長別のライ角目安と選び方のヒント
- ライ角調整の方法、料金、場所、そしてスコアへの影響
PINGカラーコードの測り方と基本情報

PINGのカラーコードで測るのは自分でできる?

PINGのカラーコードを特定するための最初のステップは、身体測定です。これは自宅でも行うことが可能で、「自分でできる?」という疑問に対する答えは「はい」です。ただし、正確さが非常に重要になります。
まず、正しい姿勢で測定することが基本です。靴やスリッパは脱ぎ、裸足の状態で背筋をまっすぐ伸ばして直立してください。腕は力を抜いて、自然に体の横に垂らします。このリラックスした状態が、実際のゴルフアドレスに近い自然な腕の長さを測る上で大切です。
次に、メジャーを使って、手首の関節部分(専門的には尺骨茎状突起、手首の小指側にある骨の突起部分)から床までの垂直な距離を測ります。この測定は、数ミリの違いがカラーコードの選定に影響を与える可能性があるため、できるだけ正確に行う必要があります。
一人で行うとメジャーが斜めになったり、姿勢が崩れたりして誤差が生じやすいです。可能であれば、家族や友人に手伝ってもらい、メジャーが床に対して垂直になっているか、姿勢が正しいかを確認してもらうことを強くおすすめします。
測定した「身長」と「手首から床までの距離」の2つの数値を、PINGが提供しているカラーコードチャートに当てはめます。チャート上で、身長の列と手首から床までの距離の行が交差する点が、あなたの静的な測定に基づいた基準となるカラーコードを示します。
ただし、この自宅での測定はあくまで「静的測定」であり、目安の一つです。実際のゴルフスイングは動的であり、スイング中の体の動きによって最適なライ角は変わる可能性があります。より正確なカラーコードを知るためには、後述するフィッティングを受けることが理想的です。
ライ角を示す各色の意味

PINGのカラーコードは、アイアンのライ角を示すための分かりやすいシステムです。ライ角とは、クラブをソール(底面)を地面につけて構えたときの、シャフトの中心線と地面が作る角度のことです。この角度がゴルファーのスイングや体格に合っているかが、ショットの方向性や安定性に大きく影響します。
カラーコードは、基準となる「ブラック」を中心に、よりアップライト(角度が大きい)な方向と、よりフラット(角度が小さい)な方向に色分けされています。各色のステップ(隣の色への変化)は、通常0.75度ずつライ角が変化することを意味します。
以下に、各カラーコードが示すライ角の目安と簡単な特徴をまとめます。プラス(+)はアップライト、マイナス(-)はフラットを示します。
カラーコード | ライ角 (基準からのずれ) | 主な特徴・適性 |
---|---|---|
マルーン | +4.5° | 最もアップライト |
シルバー | +3.75° | 非常にアップライト |
ホワイト | +3.0° | かなりアップライト |
イエロー | +2.25° | アップライト |
グリーン | +1.5° | ややアップライト (旧チャートでは+0.75°) |
ブルー | +0.75° | わずかにアップライト(身長高め、ドローヒッター向け) |
ブラック | ±0° | PINGの標準ライ角 |
レッド | -0.75° | わずかにフラット(ボールが右に出やすい人向け) |
オレンジ | -1.5° | ややフラット(身長低め、ハンドダウン気味の人向け) |
ブラウン | -2.25° | フラット |
ゴールド | -3.0° | かなりフラット |
パープル | -3.75° | 非常にフラット |
(参考) | -4.5° | 最もフラット(旧チャートには存在) |
マルーン (+4.5°):最もアップライト
非常に身長が高い、あるいは極端にアップライトなスイングをするゴルファー向けです。
H4: シルバー (+3.75°)
マルーンに次いでアップライトな設定です。
ホワイト (+3.0°)
かなりアップライトな設定です。
イエロー (+2.25°)
アップライトな設定を必要とする方向けです。
H4: グリーン (+1.5°):ややアップライト
以前のチャートでは+0.75°でしたが、現在はややアップライト寄りの設定です。
ブルー (+0.75°):わずかにアップライト(ドロー打ち向け)
標準より少しだけアップライト。身長が高めの方や、ボールを捕まえたい(ドローを打ちたい)ゴルファーに適しています。
ブラック (±0°):標準ライ角
PINGが定める標準的なライ角です。多くのゴルファーはこのブラックが基準となります。
レッド (-0.75°):わずかにフラット(右に出やすい人向け)
標準より少しフラット。ボールが左に引っかかりやすい、あるいは右へのプッシュアウトが多いゴルファーに向いています。
オレンジ (-1.5°):ややフラット(ハンドダウン向け)
標準よりフラットな設定。身長が低めの方や、アドレスで手を低く構える(ハンドダウン)ゴルファーに適しています。
ブラウン (-2.25°)
フラットな設定です。
ゴールド (-3.0°)
かなりフラットな設定です。
パープル (-3.75°):最もフラット
非常にフラットな設定。極端にフラットなスイングをする方向けです。
これらの色は、あくまで静的な測定や一般的な傾向に基づく目安です。最終的には、自分のスイングに合ったライ角を見つけることが重要です。
ライ角標準(ブラック)について解説

PINGのカラーコードシステムにおいて、「ブラック」は特別な意味を持ちます。これは、PINGが定める標準ライ角(±0°)を示しています。多くのゴルファーにとって、このブラックが基準点となり、ここから自分の体格やスイングに合わせてアップライト(プラス方向)またはフラット(マイナス方向)に調整していくことになります。
では、なぜ「標準」が存在するのでしょうか?これは、平均的な身長や腕の長さ、一般的なスイングプレーンを持つゴルファーを想定して設定された基準値と考えることができます。PINGの長年のフィッティングデータや研究に基づいて、多くの人にとってニュートラルな出発点となるように設計されています。
もし、あなたの静的測定(身長と手首から床までの距離)の結果がカラーコードチャート上でブラックに該当した場合、あるいはフィッティングの結果、特にライ角調整の必要がないと判断された場合は、この標準ライ角のクラブが適している可能性が高いです。
しかし、注意点もあります。標準ライ角が「誰にとっても最適」というわけではありません。あくまで平均的な基準であり、個々のゴルファーのスイング特性(アップライトかフラットか、ハンドアップかハンドダウンかなど)や、ボールの捕まり具合(スライスしやすいかフックしやすいか)によって、最適なライ角はブラックからずれることが多々あります。
例えば、身長は平均的でも腕が長い人はフラット寄りに、短い人はアップライト寄りに適合する傾向があります。また、スイングプレーンがフラットな人はフラット寄りのライ角が、アップライトな人はアップライト寄りのライ角が合いやすいです。
したがって、「ライ角標準(ブラック)」はあくまでスタート地点と捉えるのが良いでしょう。自分の測定結果がブラックだったとしても、実際に試打をしたり、フィッティングを受けたりして、本当に自分に合っているかを確認することが、最適なクラブ選びにつながります。標準だからといって、必ずしも調整が不要とは限らないのです。
カラーコードの新旧の違いはあるのか?

PINGのカラーコードシステムは長年にわたってゴルファーに信頼されてきましたが、「新旧の違いはあるのか?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。結論から言うと、基本的な考え方や色の順番(フラットからアップライトへ)に大きな変更はありませんが、細かな点でアップデートされている可能性があります。
最も注意すべき点は、カラーコードチャート自体の更新です。PINGは継続的にフィッティングデータを収集・分析しており、その結果に基づいて、より多くのゴルファーに適合するようにチャートの内容(身長や手首~床の距離とカラーコードの対応)を微調整することがあります。つまり、数年前に参照したチャートと現在の最新チャートでは、同じ測定値でも推奨されるカラーコードが異なる可能性があるということです。
また、過去には色のステップ(隣の色との角度差)が1度だった時期もありますが、現在は基本的に0.75度刻みになっています。これにより、より細やかなライ角調整が可能になりました。
さらに、一部の色の角度割り当てが見直されることもあります。例えば、以前のチャートでは「グリーン」が+0.75°(アップライト)を示していましたが、現在のチャートでは+1.5°(アップライト)を示すなど、特定の色が示す角度が変わっている場合があります。常に最新の公式情報を確認することが重要です。
使用するクラブのモデルによって、採用されているカラーコードシステムや調整可能な範囲が異なる場合もあります。古いモデルのアイアンと最新モデルのアイアンでは、同じカラーコードでも微妙に仕様が違う可能性もゼロではありません。
したがって、「新旧の違い」を意識するならば、以下の点がポイントになります。
- 参照するカラーコードチャートは、常にPING公式サイトなどで最新のものを確認する。
- 色の名前だけでなく、それが示す具体的なライ角(例: ブラック=±0°, ブルー=+0.75°)を把握する。
- 可能であれば、静的測定だけでなく、実際のクラブを使ったフィッティングで最適なライ角を確認する。
基本的な概念は継承されていますが、細かなアップデートに対応するため、常に最新情報をチェックする姿勢が大切です。
フィッティングとは?その重要性

「フィッティングとは?」簡単に言えば、ゴルファー一人ひとりの体格、スイング特性、目的に合わせて、最適なゴルフクラブの仕様(スペック)を見つけ出すプロセスです。PINGのカラーコードを選ぶ上で、このフィッティングは非常に重要な役割を果たします。
自宅での身体測定(静的測定)は、あくまで最適なライ角の「目安」を知るための第一歩です。しかし、ゴルフは静止した状態で行うものではありません。実際にボールを打つ際のスイング(動的要素)が、クラブと体の相互作用に大きく影響します。
フィッティングでは、まず静的測定(身長、手首から床までの距離など)を行い、基本的な推奨スペックを割り出します。ここまでは自宅測定と同じですが、フィッティングの真価はこの先にあります。
次に、実際に様々なスペックのクラブ(異なるライ角、シャフト、長さなど)を試打し、弾道測定器(トラックマン、GCクワッドなど)を用いて、打ち出し角、スピン量、ボール初速、飛距離、方向性などのデータを詳細に計測・分析します。この「動的フィッティング」を通じて、静的測定だけでは分からない、あなたのスイングに本当に合ったクラブスペックを特定していきます。
例えば、静的測定では「ブラック(標準)」が推奨されても、実際に打ってみるとインパクト時にクラブのトウ側(先端)が地面に当たりやすく、ボールが左に行きやすい(フックしやすい)かもしれません。この場合、フィッターはよりフラットなライ角(レッドやオレンジ)を試すことを提案するでしょう。逆にヒール側(手前)が当たりやすい場合は、よりアップライトなライ角(ブルーやグリーン)が適している可能性があります。
フィッティングではライ角だけでなく、シャフトの硬さ(フレックス)や重さ、キックポイント、クラブの長さ、グリップの太さなど、パフォーマンスに影響するあらゆる要素を総合的に判断し、最適な組み合わせを見つけ出します。
PING認定フィッターは専門的な知識と経験を持ち、データに基づいて客観的なアドバイスを提供してくれます。自己判断や勘だけに頼るよりも、フィッティングを受けることで、ミート率の向上、方向性の安定、飛距離アップなど、より良い結果につながる可能性が高まります。
つまり、フィッティングとは、自分だけの「オーダーメイド」クラブを見つけるための、科学的でパーソナルなプロセスなのです。PINGのクラブの性能を最大限に引き出し、ゴルフをより楽しむために、フィッティングの活用を強くおすすめします。
身体測定からフィッティングでのライ角決定まで

PINGの最適なカラーコード(ライ角)を見つけるには、まず自分の体格を知るための「静的測定」と、実際のスイングを反映させる「動的フィッティング」の両方が重要になります。ここでは、身体測定から始まり、フィッティングを通じて最終的なライ角を決定するまでのプロセスを詳しく解説します。
ステップ1:静的測定(身体測定)と基準ライ角の確認

ライ角決定の最初のステップは、あなたの体格に基づいた基準を知ることです。これはフィッティングの現場でも行われますし、自宅でもある程度の目安を知ることができます。
まず、靴と靴下を脱ぎ、裸足の状態で背中とかかとを壁につけ、背筋をまっすぐ伸ばして直立します。リラックスして腕を自然に横に垂らしてください。
次に、以下の2点を正確に測定します。
- 身長: 頭のてっぺんから床までの垂直距離。
- 手首から床までの距離: 手首の小指側にある骨の突起「尺骨茎状突起」の最下点から床までの垂直距離。メジャーが斜めにならないよう注意が必要です。
正確な測定のためには、補助者に手伝ってもらうことを強く推奨します。
測定した「身長」と「手首から床までの距離」を、PINGの公式カラーコードチャート(最新版を確認)に当てはめます。チャート上で2つの値が交差する点の色が、あなたの静的な測定に基づく「基準カラーコード」となります。これが、動的フィッティングを進める上での出発点です。
ステップ2:動的ライ角チェック(インパクトテープ)

静的測定で得られた基準カラーコードはあくまで目安です。次に、実際にクラブを振って、あなたのスイング中のライ角を確認します。基準となるカラーコードのクラブ、そして必要に応じてその前後のライ角を持つクラブを試打します。
この際、クラブヘッドのソール部分に専用のインパクトテープ(ライボードテープとも呼ばれます)を貼り付けます。特殊なボードの上でショットすると、インパクト時にソールが地面(ボード)に接触した跡がテープに残ります。
理想的なのは、ソールのほぼ中央に跡がつくことです。もしヒール側(手前側)に跡が強くつく場合は、クラブがアップライトすぎることを示唆しており、よりフラットなカラーコード(例: ブラック→レッド)を試します。逆にトウ側(先端側)に跡がつく場合は、クラブがフラットすぎるため、よりアップライトなカラーコード(例: ブラック→ブルー)を試す、といった具合に最適なコードを探っていきます。CLUB PINGのアイアンフィッティングでは、このインパクトライの確認が重要なステップとされています。
ステップ3:弾道データとフィーリングによる微調整

インパクトテープでの確認と並行して、弾道測定器を用いたデータ分析も行われます。打ち出し方向の左右ブレ、サイドスピン量、ボールの最高到達点の高さ、飛距離などを計測し、各ライ角でのショット結果を客観的に比較します。インパクトテープの結果と弾道データに食い違いがある場合(例: テープはセンターだが球は左に行く)なども考慮し、最適なライ角を絞り込んでいきます。
さらに、データだけでなく、ゴルファー自身の「フィーリング」や「希望する弾道」も非常に重要です。「もう少しボールを捕まえたい」「引っかけを抑えたい」「高く打ちたい」といった具体的な要望をフィッターに伝えることで、よりパーソナルな調整が可能になります。データと感覚をすり合わせながら、最適なポイントを探るのがプロのフィッティングです。
ステップ4:シャフト等との組み合わせ確認と最終決定

最適なライ角(カラーコード)が見つかったら、最後にそれが他のクラブスペック、特にシャフトのモデル・重量・フレックスやクラブの長さ、グリップの太さなどと組み合わさった時に、全体として最高のパフォーマンスを発揮できるかを確認します。
シャフトが変われば、スイング中のクラブの挙動も変わるため、ライ角の感じ方が微妙に変化することもあります。全ての要素を組み合わせた状態で最終的な試打を行い、問題がなければ、最適なライ角を含むクラブスペックが最終決定されます。
このように、PINGのフィッティングでは、静的な身体測定から始まり、インパクトテープ、弾道データ、そしてゴルファー自身の感覚を総合的に判断して、一人ひとりに最適なライ角(カラーコード)を丁寧に見つけ出していくのです。
PINGカラーコードを使ったライ角の測り方

身長別ライ角の目安と関係性

PINGのカラーコードを選ぶ上で、身長は重要な要素の一つです。一般的に、身長と推奨されるライ角には相関関係が見られます。これは、身長が高い人ほどアドレス時に体が起き上がりやすく、クラブがフラットに感じやすいためアップライトなライ角が、逆に身長が低い人ほど前傾が深くなりやすく、クラブがアップライトに感じやすいためフラットなライ角が合いやすい、という傾向があるからです。
もちろん、これはあくまで一般的な傾向であり、腕の長さやスイングタイプによって個人差は大きいですが、目安として知っておくとクラブ選びの参考になります。
身長160cm以下の推奨カラーコード (オレンジ~グリーン)
身長が160cm以下の方は、相対的にクラブが長く感じやすく、アドレスでの前傾姿勢も深くなる傾向があります。そのため、ライ角が標準よりもフラットな方が、スイング中にクラブヘッドのソールが地面と平行になりやすく、自然なスイング軌道を描きやすいとされています。具体的には、オレンジ(-1.5°)やレッド(-0.75°)、あるいは旧チャートのグリーン(+0.75°、現行では+1.5°なので注意)あたりが目安となることが多いです。フラットなライ角は、ボールの捕まりすぎ(フック)を抑える効果も期待できます。
身長170cm前後の推奨カラーコード (ブラック)
身長が170cm前後の方は、PINGの定める標準的な体型に近い場合が多く、ライ角標準であるブラック(±0°)が適合する可能性が高いゾーンです。ただし、前述の通り、腕の長さやスイングの癖(ハンドアップ/ダウン、アップライト/フラット)によって最適なライ角は変わるため、ブラックが絶対ではありません。あくまで出発点として考え、試打やフィッティングで確認することが重要です。
身長180cm以上の推奨カラーコード (ブルー)
身長が180cm以上と高い方は、アドレス時に体が起き上がり、クラブが地面に対してフラットになりやすい傾向があります。そのため、標準よりもアップライトなライ角にすることで、インパクト時にソールが適切に接地しやすくなります。目安としては、ブルー(+0.75°)や、さらに身長が高い、あるいはアップライトなスイングの方はグリーン(+1.5°)やイエロー(+2.25°)などが候補になります。アップライトなライ角は、ボールを捕まえやすくする効果(スライス軽減)も期待できます。
繰り返しになりますが、これらはあくまで「身長」という一つの要素から見た目安です。例えば、非常に身長が高いプロゴルファーでも、フラットなスイングをすることからフラットなライ角のクラブを使用しているケースもあります。最終的には、静的測定(身長と手首~床の距離)と動的測定(実際の打球データ)を組み合わせたフィッティングで、最適なライ角を見つけることが理想的です。
体格に合わせた選び方のヒント

身長だけでなく、総合的な体格に合わせてPINGのカラーコードを選ぶには、いくつかのヒントがあります。特に、オレンジ(フラット寄り)、黒(標準)、パープル(最もフラット寄り)といった具体的な色を例に挙げながら、選び方の考え方を深掘りしてみましょう。
体格に合わせたカラーコード選びは、チャートの活用と自己分析、そして専門家のアドバイスを組み合わせることで、より最適なものに近づきます。
ライ角の変更の方法と注意点

PINGのアイアンは、購入後でもライ角を変更(調整)することが可能です。これはPINGの大きな特徴の一つであり、ゴルファーのスイングの変化や、より最適なスペックを追求したい場合に非常に便利です。しかし、変更にはいくつかの方法と注意点があります。
ライ角変更は、クラブを自分に最適化するための有効な手段ですが、上記の注意点を理解した上で、信頼できる専門家に依頼することが重要です。
ライ角調整の料金相場は?

PINGアイアンのライ角調整を検討する際、気になるのがその料金でしょう。「ライ角調整の料金相場は?」という疑問にお答えします。料金は依頼する場所によって異なりますが、大きく分けて以下のケースが考えられます。
- 技術料: 料金には、専門的な知識と技術、専用機材の使用料が含まれています。安さだけを追求するのではなく、信頼できる技術を持った店舗・工房を選ぶことが重要です。
- 納期: すぐに調整してもらいたいのか、多少時間がかかっても良いのかによって、依頼先を選ぶ際の判断が変わるかもしれません。
- 付帯サービス: フィッティングとセットで調整を行うか、調整後の弾道チェックなども依頼するかによって、総額が変わる可能性があります。
まずは、お近くのPING認定フィッター店や信頼できるゴルフ工房に問い合わせて、具体的な料金や納期、調整可能な範囲などを確認してみるのが良いでしょう。複数の店舗で見積もりを取るのも一つの方法です。
ライ角調整はどこで依頼できる?

PINGアイアンのライ角を調整したいと考えたとき、「ライ角調整はどこで依頼できる?」という疑問が生じます。幸い、PINGのクラブは比較的調整に対応している店舗が多く、いくつかの選択肢があります。
まずはPING公式サイトで認定フィッター店を探すか、普段利用しているゴルフショップや工房に相談してみるのが良いでしょう。適切な場所で調整を行うことが、クラブの性能を維持し、安全に使用するために不可欠です。
調整を安く済ませる方法

ライ角調整はクラブパフォーマンスを最適化するために有効ですが、できれば費用は抑えたいもの。「調整を安く済ませる方法」について、いくつかの可能性を探ってみましょう。ただし、安さだけを追求するあまり、技術力や安全性が損なわれることのないよう注意が必要です。
結論として、調整費用を抑えるためには、複数の選択肢を比較検討し、キャンペーンなどを活用するのが有効です。しかし、最も優先すべきは、信頼できる技術を持った専門家に依頼することです。適正な価格で確実な作業をしてもらうことが、結果的にクラブを長持ちさせ、ゴルフを楽しむことにつながります。
ライ角変更でスコアは良くなる?

ゴルファーにとって究極の関心事の一つ、「ライ角変更でスコアは良くなる?」という問い。結論から言えば、「自分に合ったライ角に調整することで、スコアが良くなる可能性は高い」と言えます。ただし、ライ角調整は魔法の杖ではなく、スコアアップの一要素であると理解することが重要です。
ただし、注意点も
結論として、もしあなたが現在使っているPINGアイアンのライ角が自分に合っていないのであれば、適正なカラーコードに変更することは、方向性の安定、ミート率向上に繋がり、結果としてスコア改善に貢献する可能性が高いと言えます。フィッティングなどを通じて、自分のライ角を見直してみる価値は十分にあります。
まとめ:PINGカラーコードの測り方と調整のポイント

この記事では、ping カラー コード 測り 方を中心に、PINGのカラーコードシステムについて幅広く解説してきました。最後に、この記事で解説した重要なポイントをまとめます。
PINGのカラーコードシステムを正しく理解し、自分に合ったライ角のクラブを選ぶことは、より快適で効果的なゴルフプレーにつながります。この記事が、あなたのクラブ選びとスコアアップの一助となれば幸いです。
ぜひ、この記事を参考に、ご自身のPINGアイアンのカラーコードを見直してみてはいかがでしょうか。もし迷ったら、PING認定フィッターに相談してみることをおすすめします。あなたに最適なクラブが見つかるはずです。