PING TOUR 2.0 CHROME 85 の振動数・評価と最適ヘッドスピード！

PING TOUR 2.0 CHROME（ピンツアークローム） 85のシャフトが気になっているけれど、実際のところ振動数はどれくらいで、どんな評価が多く、自分のヘッドスピードに合うのか、シャフトが硬いという噂は本当なのか、もっと詳しく知りたいと思っていませんか？また、PING TOUR 2.0 CHROMEの85と65モデルの振動数の違いや、シャフトのみでの入手方法、ピンツアークローム全体の適正ヘッドスピードについても疑問があるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの疑問に徹底的にお答えします。結論から言うと、PING TOUR 2.0 CHROME 85はしっかりとした振り心地を求める中上級者ゴルファーから高い評価を得ており、特にヘッドスピードが40m/s以上の方に適していますが、その「硬さ」の感じ方や最適なフレックス選びにはコツがあります。

本記事では、PING TOUR 2.0 CHROME 85の振動数データ、ユーザーのリアルな評価、適正ヘッドスピードの目安はもちろん、似たシャフトとの比較、BLACKモデルとの違い、おすすめのゴルファータイプ、SとRフレックスの選び方、さらには後悔しないための試打のポイントまで、あなたが本当に知りたい情報を網羅的に解説します。この記事を最後まで読めば、PING TOUR 2.0 CHROME 85があなたにとって最高の武器になるかどうかが明確になるでしょう。

記事のポイント

PING TOUR 2.0 CHROME 85の正確な振動数、ユーザー評価、適正ヘッドスピード。
「硬さ」の真相、BLACKモデルや他シャフトとの違い、シャフト単体での入手方法。
SとRフレックスの選び方、購入前に確認すべき試打の重要ポイント。
あなたに最適なシャフトかを見極め、後悔しない選択をするための具体的情報。

PING TOUR 2.0 CHROME 85 の詳細スペック：振動数・評価・ヘッドスピード
PING TOUR 2.0 CHROME 85 の比較と選び方：振動数・評価・ヘッドスピードを考慮

PING TOUR 2.0 CHROME 85 の詳細スペック：振動数・評価・ヘッドスピード

PING TOUR 2.0 CHROME 85のシャフトについて、より深く理解するために、まずはその基本的なスペック、特にゴルファーが気になる振動数、実際の使用者からの評価、そして推奨されるヘッドスピードについて詳しく見ていきましょう。

これらの情報を把握することで、シャフトが自分のスイングや求める球筋に合っているかどうかの判断材料になります。

本セクションで解説する主なポイントは以下の通りです。

85と65モデルの振動数の違いを徹底比較
ユーザーによるリアルな使用感と評価まとめ
適正ヘッドスピードの目安とシャフト選びのコツ
「硬い」は本当？使用者レビューからその真相を検証
シャフトのみで入手する方法と知っておくべき注意点

85と65モデルの振動数の違いを徹底比較

画像引用：PING

PING TOUR 2.0 CHROMEシャフトには、85g台（CHROME 85）と65g台（CHROME 65）のモデルがあり、それぞれ特性が異なります。振動数は硬さの指標で、選択の重要なポイントです。一般に同じフレックスならCHROME 85の方がCHROME 65より振動数が高く、硬く感じやすい傾向です。ただし、実際の振動数は個体差やヘッド、測定方法で変動します。

以下は振動数の目安です（参考値）。

シャフトモデル	フレックス	振動数(cpm)の目安	特徴・注意点
PING TOUR 2.0 CHROME 85	S	300前後 (例: 298, 306)	ハイブリッド用。しっかりした振り心地。
PING TOUR 2.0 CHROME 85	X	310前後	さらにハードヒッター向け。
PING TOUR 2.0 CHROME 65	S	260台後半 (例: 266)	ドライバー用。85gモデルより全体的に振動数は低め。
PING TOUR 173-85 (参考旧モデル)	S	298前後	CHROME 85Sの方が若干高く出る場合も。

データ上、CHROME 85はCHROME 65より振動数が高く、硬く感じられる可能性が高いです。例えばドライバー用CHROME 65Sが266cpmに対し、ハイブリッド用CHROME 85Sは300cpm前後と30cpm以上の差が見られることも。

この差は振り感に大きく影響します。CHROME 85はパワーがあり重さで安定させたいゴルファーに、CHROME 65は幅広いHS層に対応し振り抜きやすさ重視の方に向いています。最終的には試打で自身のスイングや好みに合うか確認することが最も重要です。

ユーザーによるリアルな使用感と評価まとめ

PING TOUR 2.0 CHROME 85シャフトは、多くの使用者から高い評価を得ています。特に安定性、コントロール性能、しっかりした打感が好評です。

ポジティブな評価としては、「左右のブレが少なく安心して振れる」「叩いても左に行きにくい」「中弾道で風に強い球が出る」「方向性が抜群」といった安定性と直進性に関する声が目立ちます。打感については「しっかりした打感で厚く捉えられる」「シャフト全体が仕事をする感じ」と評価されています。飛距離面でも「スピンが抑えられランも期待でき飛距離が伸びた」という意見があります。

一方、気になる点としては「Sでもかなりしっかりしていて硬く感じる」「ヘッドスピードが遅めの人にはオーバースペックかも」といった硬さに関するものが挙げられます。また、「自分で球を上げられるヒッター向け」という声もあり、球の上がりやすさについては万能ではないようです。

総じて、PING TOUR 2.0 CHROME 85はパワーがあり、安定性を求め、左へのミスを嫌うゴルファーにとって信頼性の高いシャフトと言えます。PINGのカスタムシャフトの中でも人気です。

適正ヘッドスピードの目安とシャフト選びのコツ

ピンツアークロームシリーズ、特にPING TOUR 2.0 CHROME 85を選ぶ際、ヘッドスピードとのマッチングは非常に重要です。

適正範囲で使うことで性能を最大限に引き出し、安定した飛距離と方向性を得られます。

PING TOUR 2.0 CHROME 85 のヘッドスピード目安

Sフレックス: ドライバーHSで 42m/s～46m/s 程度。スイングやパワーにより40m/s前後や47m/s以上でも合う場合あり。
Rフレックス: ドライバーHSで 38m/s～43m/s 程度。Sがハードに感じる方向け。
Xフレックス: ドライバーHSで 47m/s以上のパワーヒッター向け。

シャフト選びのコツ

HSは目安と捉える: スイングタイプや好みも影響します。
「硬い」基準を理解: 一般的な純正Sより硬く感じることが多く、これが安定性にも繋がります。
クラブ種別での感覚差: ハイブリッド用85gはドライバー用軽量モデルよりダイレクト感が出やすいです。
試打を重視: 弾道データも確認できると最適です。
フィッター相談: 客観的データと専門知識から提案を受けられます。

適正ヘッドスピードを理解し、これらのコツを踏まえて選ぶことで、ピンツアークロームのポテンシャルを最大限に引き出せるでしょう。

「硬い」は本当？使用者レビューからその真相を検証

PING TOUR 2.0 CHROME 85の「硬い」という評価はよく聞かれます。この「硬さ」が実際にどのような影響を与えるのか、レビューから検証します。

「硬い」と感じる理由は、元々しっかり振りたいゴルファー向けに設計され、シャフト全体の剛性が高めであること、一般的な純正Sより硬く感じられること、85gという重量自体が影響していることなどが挙げられます。

使用者レビューに見る「硬さ」
肯定的な意見では、この「硬さ」が「叩いてもシャフトが暴れずミート率向上」「左への引っかけが出にくい」「インパクトで当たり負けしない」「コントロールしやすい」といったメリットに繋がっています。
一方、「HSが遅いと球が上がりにくい」「無理に振るとスイングを崩す」「シャフトの助けが欲しいタイプにはオーバースペック」といったネガティブな意見もあります。

つまり、PING TOUR 2.0 CHROME 85の「硬さ」は、ゴルファーのスイングタイプやパワーによってメリットにもデメリットにもなり得ます。HSが速めで自分で球を捕まえたいヒッタータイプや、左へのミスを減らしたい方にはメリットが大きいです。逆にHSが遅めの方や、シャフトのしなりで飛ばしたいスインガータイプにはデメリットとなる可能性があります。

結論として、「硬い」という評価は概ね事実ですが、それが一概に悪いわけではありません。自分のスイングと照らし合わせ、この「硬さ」が武器になるか見極めることが重要です。

シャフトのみで入手する方法と知っておくべき注意点

PING TOUR 2.0 CHROME 85をシャフトのみで入手したいと考える方もいます。お気に入りのヘッドに装着したり、交換したりするためです。入手方法と注意点を解説します。

シャフトのみで入手する方法

中古ゴルフショップ・オンラインマーケット: メルカリ、ヤフオク!などで「抜きシャフト」や単体が出品されていることがあります。安価な可能性がある一方、状態確認や偽物リスクに注意が必要です。
ゴルフ工房・カスタムショップ: 新品を取り寄せ、リシャフト作業を依頼できます。正確な作業が期待できますが、価格は高めになる傾向があります。
PINGのフィッティング関連: イベントや認定フィッターに相談する手もありますが、クラブセット販売が主の場合が多いです。

シャフトのみで入手する際の注意点

スリーブ互換性: PING専用スリーブのため、他メーカーヘッドには交換が必要。旧モデルとの互換性も確認。
シャフト長: どのクラブから抜かれたか、カットされていないか確認。
チップカット有無: 特にFW・HY用は先端カットで硬さ調整されるため注意。
グリップ状態: 中古は摩耗している可能性あり。
偽物リスク: 信頼できる販売者から購入し、相場から著しく安いものは注意。
保証有無: 個人売買や中古はメーカー保証なしが一般的。

シャフト単体購入は自分に合ったセッティングを追求できますが、注意点を理解し慎重に選ぶことが成功の鍵です。

PING TOUR 2.0 CHROME 85 の比較と選び方：振動数・評価・ヘッドスピードを考慮

PING TOUR 2.0 CHROME 85が気になるものの、他のシャフトとの違いや自分に合うか迷うこともあるでしょう。ここでは、他シャフトとの比較、BLACKモデルとの違い、おすすめゴルファー、フレックス選び、試打の重要性について深掘りします。総合的に比較検討することで、最適な一本を見つける手助けとなるはずです。

このセクションでは、以下のポイントを詳しく解説します。

これって似たシャフト？他人気モデルとの特性を比較分析
BLACKモデルとの明確な違いとは？どちらが合うか解説
ズバリ！こんなゴルファーにおすすめする理由
SとRフレックス、どちらを選ぶべきか？後悔しない選択基準
最終チェック！試打する際の重要ポイントと確認事項

これって似たシャフト？他人気モデルとの特性を比較分析

PING TOUR 2.0 CHROMEシャフト、特に85gモデルは、そのしっかり感とコントロール性から支持されていますが、「他に似たシャフトはないか？」と比較するのは自然です。UST Mamiya製とされるCHROMEは、いくつかの人気シャフトと比較されます。

比較対象となりやすいシャフト

Graphite Design Tour AD DI シリーズ (特にDI-85等):
- 類似点: CHROMEのフィーリングがTour AD DIに似ているという声は多いです。中間部のしっかり感、先端が走りすぎないコントロール性は共通。
- 相違点: DIの方がしなりを感じやすく、タイミングが取りやすいと感じる人も。CHROMEはよりダイレクトでソリッドな打感との評価も。価格はDIが高め。
Mitsubishi Chemical TENSEI CK Pro Orange / White シリーズ (HY用):
- 類似点: TENSEIもカウンターバランスや手元剛性が特徴で、叩けるフィーリングはCHROMEと通じます。特にOrangeは手元しっかり系。
- 相違点: TENSEIはモデルで特性が異なり、White系はより低スピン・低弾道。CHROMEは中弾道・適度なスピン。
Fujikura Ventus Blue / Black (HBシャフト等):
- 類似点: Ventusも先端剛性が高く、叩いても左に行きにくい安定性はCHROMEと似ています。
- 相違点: Blueは手元が比較的柔らかく、VeloCore Technologyが特徴。CHROMEの方が全体的にしっかり感があるかも。Blackはさらにハード。

比較分析のポイントは、剛性分布（EIプロファイル）、重量とトルク、キックポイント、そして最も重要なのは試打によるフィーリング確認です。スペックだけでなく、実際に打ち比べて自分のスイングや好みに合うか確かめましょう。これらのシャフトはCHROME同様、パワーがあり安定性とコントロール性を重視するゴルファーに好まれますが、微妙なフィーリングの違いが結果に影響するため、試打をおすすめします。

BLACKモデルとの明確な違いとは？どちらが合うか解説

PING TOUR 2.0シリーズには「CHROME」の他に「BLACK」モデルがあります。同じ85gモデルで比較すると、明確な特性の違いがあり、どちらを選ぶかは求める弾道やフィーリングで大きく変わります。

まずフィーリング面では、BLACKモデルの方が全体的に硬く、特に手元側の剛性が高めに設計されています。これに対しCHROMEモデルは、BLACKモデルと比較するとわずかにソフトなフィーリングで、しっかりとした安定感を保ちつつも、操作性の良さや球の上がりやすさを求めるゴルファーに適しています。

弾道とスピン量についても明確な違いが見られます。BLACKモデルは、より低弾道かつ低スピンで、ランが出やすいのが特徴です。一方のCHROMEモデルは、やや高めの打ち出し角から適度なスピンが入り、グリーン上でボールをコントロールしやすい中弾道を描きやすい特性を持っています。

こうした特性を踏まえると、CHROME 85 がおすすめなのは、安定した中弾道でコントロールを重視し、左へのミスを軽減したいゴルファーです。また、BLACKモデルほどのハードさは必要ないけれど、シャフトにはしっかりとした手応えを求める方にもフィットするでしょう。

BLACK 85 がより適しているのは、ヘッドスピードが非常に速く、スピン量を徹底的に抑えて飛距離を追求したいゴルファーです。低く抑えた力強い弾道で攻めたい、よりハードなフィーリングを好む方には最適な選択肢となります。

どちらのモデルがご自身に合うかを見極めるためには、最終的に試打を行い、実際のスイングや求める弾道と照らし合わせて確認することが不可欠です。

ズバリ！こんなゴルファーにおすすめする理由

PING TOUR 2.0 CHROME 85は、その特性から特定のタイプのゴルファーにとって強力な武器となり得ます。

具体的にどのようなゴルファーにおすすめか、理由とともに解説します。

こんなゴルファーに PING TOUR 2.0 CHROME 85 はおすすめです！

HSが平均以上でしっかり振りたいヒッタータイプ: シャフトが暴れにくく、エネルギーを効率よく伝達。自分の力でコントロールしたい方に。
左へのミスを恐れず振りたいゴルファー: 先端剛性が高くヘッドの返りすぎを抑制。左OBやハザードを避けたい場合に心強い。
安定した中弾道で風に強い球を打ちたいゴルファー: 吹き上がりを抑えた中弾道で直進性が高く、風に負けにくい。
操作性を重視しボールをコントロールしたい中級者以上: 適度な重量感としっかりした挙動でヘッドコントロールが容易。意図した球筋を打ちたい方に。
PING製クラブで純正カスタムの安定感を求めるゴルファー: 特にG430やG440シリーズのハイブリッドとの相性が良く、ヘッド性能を引き出す。

これらの特徴に合致すれば、PING TOUR 2.0 CHROME 85はスイング安定性を高め、スコアメイクに貢献する可能性を秘めています。

SとRフレックス、どちらを選ぶべきか？後悔しない選択基準

PING TOUR 2.0 CHROME 85のSとRフレックス、どちらが適しているか悩む方は多いです。

フレックスは硬さを示し、スイングや弾道、飛距離に大きく影響するため慎重な選択が必要です。

SとRの一般的特性

S (Stiff): 硬くしっかり。HS速め（ドライバー42m/s～46m/s程度）、パワーヒッター向け。コントロール性重視。
R (Regular): Sよりしなりを感じやすく幅広い層に対応。HS標準的（ドライバー38m/s～43m/s程度）、Sがハードな方向け。楽にボールを上げたい、飛距離を出したいタイプに。

PING TOUR 2.0 CHROME 85 での選択基準
このシリーズは全体的にしっかりした設計のため、フレックス選びは特に重要です。

HSを第一目安に: SはドライバーHS 42m/s以上、Rは38m/s～43m/sが目安。
スイングタイプと求めるフィーリング: Sはヒッタータイプでしっかり叩きたい方。Rはスインガータイプで楽に振りたい方。
現在の使用シャフトと比較: 今のシャフトより硬くしたいか、楽にしたいかを考慮。
球筋の悩みと理想の弾道: Sは吹き上がりや左ミスを抑えたい方。Rは球が上がりにくい、スライス傾向の方。
試打は必須！思い込みを捨てる: 必ず両フレックスを試し、実際のフィーリングを確認。

迷ったら、ややオーバースペックを避けRを選ぶか、フィッターに相談するのが賢明です。無理なく安定して振れるフレックスがスコアメイクに繋がります。

最終チェック！試打する際の重要ポイントと確認事項

PING TOUR 2.0 CHROME 85購入検討で最も重要なのが「試打」です。スペックやレビューも参考になりますが、最終的に合うかは実際に打たないと分かりません。後悔しないための試打ポイントと確認事項を押さえましょう。

試打時の重要ポイント

普段のヘッドに近いもので試打: シャフト性能はヘッドとの組み合わせで変わります。
複数フレックスを打ち比べ: S、Rなど気になるものは全て試しましょう。
ウォーミングアップをしっかり: 普段のパフォーマンスで評価するため。
普段通りのスイングで: 力んだりせず、いつものリズムと力感で。
最低10球以上打つ: シャフトの本当の特性、安定性やミスの傾向を確認。

確認すべき事項

振り心地・タイミング: スムーズにしなるか、タイミングよくヘッドが戻るか、重すぎ/軽すぎないか。
打感・打音: 好みのフィーリングか。
弾道: 打ち出し角、球の強さ、左右のブレ、理想の弾道に近いか。
ミスの傾向: ミスヒット時の寛容性、自分の主なミスが悪化/改善されるか。
飛距離: キャリーとラン、安定して飛距離が出せるか。
弾道測定器データ（可能なら）: HS、ボール初速、打ち出し角、スピン量。客観的評価に役立ちます。

可能なら弾道測定器完備の場所で、フィッターのアドバイスを受けながら試打するのが最も効果的です。これらのポイントを意識し、自分に合うか納得いくまで判断しましょう。

まとめ：PING TOUR 2.0 CHROME 85 の振動数・評価・ヘッドスピード選びの総括

この記事では、PING TOUR 2.0 CHROME 85シャフトについて詳しく解説しました。最後にポイントをまとめます。

この記事でわかること：

PING TOUR 2.0 CHROME 85のSフレックスの振動数は300cpm前後、Xでは310cpm前後が一般的目安ですが、個体差や装着ヘッドによって変動します。
ユーザー評価では、安定した直進性やしっかりとした打感が高く評価される一方、「硬い」という声も多く、ヘッドスピードが比較的遅めの方には不向きな場合があります。
適正ヘッドスピードの目安は、SフレックスでドライバーHS42m/s～46m/s、Rフレックスで38m/s～43m/s程度ですが、スイングタイプや好みのフィーリングも重要です。
シャフトの「硬さ」は、左へのミスを抑制したり、コントロール性を高めたりするメリットがある一方で、合わない場合は振りづらさや飛距離ロスに繋がることもあります。
シャフト単体での入手は、中古ゴルフショップや専門工房が主なルートですが、スリーブの互換性、チップカットの有無、偽物には十分な注意が必要です。
CHROME 85は、同シリーズのCHROME 65と比較して振動数が高く、よりしっかりとした振り心地で、パワーヒッターに適しています。
類似シャフトとしてはTour AD DIやTENSEI、Ventusなどが挙げられますが、それぞれ剛性分布やトルク、キックポイントが異なり、フィーリングも異なります。
同シリーズのBLACKモデルは、CHROMEモデルよりもさらに低弾道・低スピンでハードな特性を持ち、よりパワーとヘッドスピードを求めるゴルファー向けです。
このシャフトは、ヘッドスピードが平均以上あり、積極的に叩いていきたいヒッタータイプ、左へのミスを嫌うゴルファー、安定した中弾道を求める方におすすめです。
SフレックスとRフレックスの選択は、ヘッドスピードを基本としつつ、スイングタイプ、求めるフィーリング、現在の球筋の悩みなどを総合的に判断し、試打で確認することが最も重要です。
試打の際には、振り心地、タイミングの取りやすさ、打感、弾道の高さ・強さ・方向性、ミスの傾向、可能であれば弾道測定器のデータ（スピン量など）を確認しましょう。
CHROME 85とBLACKモデルを比較すると、CHROMEはコントロール性と適度な上がりやすさを重視し、BLACKは低弾道・低スピンによる飛距離性能を追求する設計思想です。
自分に最適なシャフトを選ぶためには、ヘッドスピードの数値だけでなく、スイングテンポ、切り返しの強さ、求めるフィーリング、理想とする弾道を明確にすることが大切です。
シャフトの「硬さ」や「重さ」は一概に良し悪しではなく、自分のスイング特性や体力とのマッチングが最も重要であり、オーバースペックは避けるべきです。
最終的なシャフト選びは、カタログスペックや他者の評価だけに頼らず、必ず複数の候補を実際に試打し、自身の感覚と実際の弾道データに基づいて判断することが後悔しないための鉄則です。

PING TOUR 2.0 CHROME 85は、特性を理解し自分にマッチすれば非常に頼りになるシャフトです。この記事が最適なクラブ選びの一助となれば幸いです。

参考