PING(ピン)ドライバーのシャフト交換を考えているけれど、自分で交換する方法や必要な工具が分からなかったり、ゴルフパートナーやゴルフ5での交換費用が気になったりしていませんか?
また、ご自身のスイング、例えばヘッドスピード45m/sに最適なシャフトとして、50gと60gどちらがいいのか、あるいはどんな適正シャフトを選べばよいのか、悩むこともあるでしょう。
この記事を読めば、そうしたPINGドライバーのシャフト交換方法に関するあらゆる疑問が解決します。
具体的には、スリーブ付きシャフトの交換の基本から、特徴的なカチャカチャのやり方、さらにはテーラーメイド製シャフトをPINGドライバーに使用する際の注意点、そしてPINGのシャフトだけを購入する方法や、ドライバーのスリーブ交換費用、ヘッド交換費用に至るまで、あなたが本当に知りたい情報を網羅的に解説。
この記事を最後まで読めば、自分に最適なクラブカスタマイズを実現し、コストを抑えつつゴルフパフォーマンスを向上させる具体的なステップが明確になります。
- PINGドライバーのシャフトを自分で交換する具体的な手順と必要な工具
- ゴルフパートナーやゴルフ5などショップでのシャフト交換費用(持ち込み含む)
- ヘッドスピードや好みに合わせた最適なPINGドライバー用シャフトの選び方
- シャフト交換に関する注意点や、PING純正シャフトの入手方法
PINGドライバーのシャフト交換方法と費用:DIY手順からショップ料金まで
PINGドライバーのシャフト交換は、自分で行う方法とショップに依頼する方法があります。それぞれの手順や必要なもの、そして気になる費用について詳しく見ていきましょう。

自分で交換できればコストを抑えられますし、ショップに頼めば専門的な作業も安心です。このセクションでは、以下の具体的なポイントを解説します。
- 自分でやる際の必須工具と準備物
- 「カチャカチャ」調整機能の正しいやり方と手順
- スリーブ付きシャフトの簡単な交換方法解説
- ゴルフパートナーでの交換費用はいくら?持ち込みは?
- ゴルフ5での交換費用と持ち込み料金の詳細
- スリーブ自体の交換にかかる費用の目安
- ヘッドのみ交換する場合の費用と注意点
自分でやる際の必須工具と準備物
PINGドライバーのシャフトを自分で交換する場合、最も重要なのは専用のトルクレンチです。

これがないと、適切な力でネジを締められず、クラブの破損やプレー中のトラブルに繋がる可能性があります。PINGドライバーのシャフト交換には、主に以下の工具や準備物が必要です。
まず、PING純正または対応するトルクレンチを用意しましょう。これは、ヘッドとシャフトを固定するネジを正しいトルク(締め付けの強さ)で締めるために不可欠です。トルクレンチは、カチッと音がするまで締めることで、適切な締め付けが完了したことを知らせてくれます。
その他、作業をスムーズに進めるためには、シャフトやスリーブの接合部をきれいにするためのクリーニングクロスや、必要であれば古いグリップを剥がすためのグリップカッター、新しいグリップを装着するための両面テープや溶剤などもあると便利です。ただし、スリーブ付きシャフトの交換だけであれば、基本的にトルクレンチがあれば作業可能です。安全に作業を行うため、作業スペースを確保し、手順をしっかり確認してから取り掛かりましょう。
「カチャカチャ」調整機能の正しいやり方と手順

PINGドライバーの多くに搭載されている「カチャカチャ」と呼ばれる調整機能は、ロフト角やライ角を自分好みに変更できる便利なシステムです。

PINGドライバーのシャフト交換においても、このカチャカチャ(アジャスタブルホーゼル)の操作が基本となります。正しいやり方を覚えれば、簡単にセッティング変更やシャフト交換が可能です。
- 準備: まず、PING専用のトルクレンチを用意します。
- ネジを緩める: ドライバーヘッドのソール部分にある調整ネジにトルクレンチを差し込み、反時計回りに回して緩めます。完全にネジを抜く必要はありません。
- シャフトの取り外し・取り付け: ネジが緩むと、シャフトをヘッドからまっすぐ引き抜くことができます。交換したいシャフトを同様にヘッドに差し込みます。この際、スリーブに刻印されているセッティング表示とヘッドの▲マークを合わせたいポジションに設定します。
- ネジを締める: 新しいシャフトを差し込んだら、トルクレンチを時計回りに回してネジを締めます。レンチから「カチッ」という音がするまでしっかりと締めてください。この音が適正トルクで締まった合図です。
このカチャカチャ機能により、例えばスタンダードロフトから±1度や±1.5度の調整、ライ角をフラットにする調整などが可能です。交換するシャフトや求める弾道に合わせて、最適なポジションを見つけてみてください。
スリーブ付きシャフトの簡単な交換方法解説
スリーブ付きシャフトであれば、PINGドライバーのシャフト交換は驚くほど簡単に行えます。


前述の「カチャカチャ」機能を利用するため、専門的な知識や複雑な工具はほとんど必要ありません。
交換手順のポイント:
- 緩める: PING専用トルクレンチを使い、ヘッドのソールにあるネジを反時計回りに回して緩めます。完全に緩めると、シャフトがヘッドからスムーズに抜けるようになります。
- 抜く・挿す: 古いスリーブ付きシャフトをヘッドからまっすぐ引き抜きます。次に、交換したい新しいスリーブ付きシャフトを、ヘッドに対してまっすぐ、奥までしっかりと差し込みます。この時、スリーブの向き(ロフト角やライ角のセッティング)を確認しながら挿入しましょう。
- 締める: 新しいシャフトを差し込んだら、再びトルクレンチを使ってネジを時計回りに締めます。トルクレンチから「カチッ」という音が鳴るまで、確実に締め付けてください。この音は、適切なトルクで締め付けられたことを示す重要なサインです。

この3ステップで、スリーブ付きシャフトの交換は完了です。注意点としては、必ずPING純正または適合するトルクレンチを使用すること、そして締め付けが不十分だとプレー中にヘッドが緩んだり外れたりする危険性があるため、確実に「カチッ」と音がするまで締めることが挙げられます。
ゴルフパートナーでの交換費用はいくら?持ち込みは?

ゴルフパートナーでPINGドライバーのシャフト交換を依頼する場合、費用はシャフトを店舗で購入するか、自分で用意したシャフトを持ち込むかによって変動します。

一般的に、店舗で新しいシャフトを購入して交換する場合の工賃は、1本あたり約3,300円(税込)からが目安となります。ただし、シャフトの種類やキャンペーンによっては工賃が無料になるサービスが提供されていることもあります。
一方、シャフトを持ち込んで交換(リシャフト)を依頼する場合の工賃は、店舗購入時よりも高くなる傾向があり、1本あたり約4,400円(税込)からが目安です。これに加えて、スリーブの交換も伴う場合は、スリーブ代(純正品か互換品かで価格が異なります)とスリーブ装着工賃が別途必要になることがあります。例えば、持ち込みスリーブの装着工賃は5,500円程度で、シャフト抜き作業が伴う場合はその費用も加算されることがあります。
グリップ交換も同時に行う場合は、グリップ代が別途かかりますが、工賃は当店購入グリップで330円~550円/本、持ち込みグリップで770円~1,100円/本程度が相場です。正確な料金は店舗や作業内容によって異なるため、事前に見積もりを取ることをお勧めします。
ゴルフ5での交換費用と持ち込み料金の詳細

ゴルフ5でPINGドライバーのシャフト交換を行う際の費用も、シャフトの購入元(店舗か持ち込みか)や作業内容によって変わってきます。

店舗でシャフトを購入してリシャフトする場合、基本的な工賃は3,000円~4,000円程度からが一般的です。ただし、シャフトによっては工賃込みの価格設定になっている商品もありますので、購入時に確認しましょう。
シャフトを持ち込んでリシャフトを依頼する場合の工賃は、店舗購入時よりも割高になることが多く、5,000円程度からが目安となります。スリーブの交換が必要な場合、持ち込みスリーブの交換工賃は3,000円~5,000円程度が一般的ですが、これにシャフト抜き工賃などが加わることもあります。

また、シャフト交換と同時にグリップを交換する場合、グリップ本体の価格に加えて交換工賃が発生します。ゴルフ5で購入したグリップであれば1本あたり231円~、持ち込みグリップの場合は770円~が目安の工賃です。フィッティングサービスを利用してシャフトを選ぶ場合は、別途フィッティング料がかかることもありますので、トータルでどのくらいの費用になるか、事前に店舗スタッフに確認することが大切です。
スリーブ自体の交換にかかる費用の目安

PINGドライバーのシャフト交換において、シャフトに装着されているスリーブ自体を交換する必要がある場合の費用について解説します。これは、例えばPING用ではないスリーブが付いたシャフトをPINGのヘッドで使いたい場合や、スリーブが破損してしまった場合などが該当します。
スリーブ自体の交換は、シャフトから古いスリーブを取り外し、新しいスリーブを接着・装着する作業となり、専門的な技術と工具が必要です。そのため、基本的にはゴルフ工房や専門店に依頼することになります。
費用は、新しいスリーブの価格と、交換作業の工賃から構成されます。
例えば、ゴルフパートナーでは持ち込みスリーブの交換工賃が5,500円(シャフト抜き別途の場合あり)、一般的な工房ではスリーブ装着(持ち込み)で2,000円からといった料金設定が見られます。正確な費用は依頼する工房に確認が必要です。
ヘッドのみ交換する場合の費用と注意点

PINGドライバーのヘッドのみを交換したい場合、その費用は主に「新しいヘッドの購入費用」と「シャフトへの装着工賃」で構成されます。新品のドライバーヘッド単体での販売は一般的ではなく、主に中古市場で探すことになります。
ヘッドの購入費用: 中古のPINGドライバーヘッドは、モデルの新旧や状態、人気度によって価格が大きく変動します。数千円のものから数万円するものまで様々です。ゴルフパートナーなどの中古ショップや、オンラインのオークションサイト、フリマアプリなどで探すことができます。
シャフトへの装着工賃: お手持ちのシャフトに新しいヘッドを装着する場合の工賃は、基本的にスリーブ付きシャフトの交換工賃に準じます。もし、ヘッド側にスリーブが付属していない場合は、別途スリーブを購入し装着する必要があり、その分の費用も加算されます。自分でトルクレンチを使って交換できる場合もありますが、スリーブがない場合や専門的な調整が必要な場合は、ゴルフ工房に依頼するのが確実です。その場合の工賃は、シャフト装着で3,000円~5,000円程度が目安となります。
- スリーブの互換性: 交換したいヘッドと、お手持ちのシャフトに付いているスリーブの互換性を必ず確認してください。PINGのモデル間でも互換性がない場合があります。
- ヘッド重量とバランス: ヘッドを交換すると、クラブの総重量やバランスが変わることがあります。これがスイングに影響を与える可能性があるため、可能であれば試打をしてフィーリングを確認することをおすすめします。
PINGドライバーのシャフト交換:最適な選び方と関連知識Q&A

PINGドライバーの性能を最大限に引き出すためには、自分に合ったシャフトを選ぶことが非常に重要です。シャフトの重さや硬さ、調子(キックポイント)などがスイングに大きな影響を与えます。このセクションでは、シャフト選びのポイントや、よくある疑問についてQ&A形式でお答えします。
- 純正シャフトだけ後から手に入れることは可能?
- 50g台と60g台、どちらを選ぶべきか徹底比較
- HS45m/sに最適なシャフトの選び方とポイント
- テーラーメイド製など他社品のシャフト交換方法の注意点
純正シャフトだけ後から手に入れることは可能?
「今使っているPINGのドライバーヘッドは気に入っているけど、シャフトだけ新しい純正品に交換したい」と考える方もいるでしょう。結論から言うと、PINGの純正シャフトだけを後から手に入れることは可能です。


主な入手方法としては、以下の2つが挙げられます。
- PING取扱店や公認フィッター在籍店での注文: PINGでは、修理対応という形で純正シャフトのみの販売を行っています。現在使用しているPINGのクラブがあり、その修理という名目であれば、希望する純正シャフトを発注できる場合があります。新品ドライバー購入時のカスタムオーダーと同様のラインナップから選べることもあります。
- 中古市場での購入: ゴルフパートナーなどの中古ゴルフショップや、メルカリ、Yahoo!オークションといったオンラインのプラットフォームでは、PING純正スリーブが付いた状態の中古シャフトが多数流通しています。PINGの純正シャフトは性能が良いと評価されており、中古市場でも人気があるため、状態の良いものを見つけられる可能性があります。

ただし、新品のシャフト単体での一般販売は限定的であるため、基本的には上記の方法で探すことになります。希望するスペックの純正シャフトが見つからない場合は、PING対応スリーブが装着された社外メーカーのカスタムシャフトも検討してみると良いでしょう。
50g台と60g台、どちらを選ぶべきか徹底比較
PINGドライバーのシャフトを選ぶ際、特にアマチュアゴルファーにとって悩ましいのがシャフト重量です。

50g台と60g台は人気の重量帯ですが、それぞれに特徴があり、どちらが合うかは個人の体力やスイングタイプ、求めるフィーリングによって異なります。
特徴 | 50g台シャフト | 60g台シャフト |
---|---|---|
メリット | ・軽量で振り抜きやすい ・ヘッドスピードを上げやすい ・長尺化しやすい | ・スイングが安定しやすい ・ミート率が向上しやすい ・球筋が暴れにくい |
デメリット | ・手打ちになりやすい場合がある ・タイミングが取りにくい場合がある ・球が軽くなりやすい | ・ヘッドスピードが落ちやすい場合がある ・振り遅れやすい ・体力が必要になる場合がある |
合う傾向 | ・体力に自信がない方 ・ヘッドスピードを上げたい方 ・軽快な振り心地を求める方 | ・ある程度体力がある方 ・スイングの安定性を求める方 ・しっかりとした振り心地を求める方 |
一般的に、ヘッドスピードが速い方や体力がある方は60g台、そうでない方や振りやすさを重視する方は50g台が合いやすいと言われています。しかし、これはあくまで目安です。
例えば、ヘッドスピードが40m/s程度の方でも、60g台のシャフトで安定したスイングができる場合もありますし、逆にヘッドスピードが45m/s以上あっても、50g台の方がタイミングを取りやすく、結果的に飛距離が伸びるケースもあります。



最も重要なのは、実際に試打をして、自分のスイングに合うかどうかを確認することです。シャフトの重量だけでなく、硬さ(フレックス)や調子(キックポイント)との組み合わせも考慮して、最適な一本を見つけましょう。
HS(ヘッドスピード)45m/sに最適なシャフトの選び方とポイント
ヘッドスピード45m/sは、アマチュアゴルファーの中では比較的速い部類に入り、多くのシャフトの選択肢があります。

PINGドライバーの性能を最大限に活かすためには、このヘッドスピードに合ったシャフトを選ぶことが重要です。
- シャフト重量: 一般的に60g台が推奨されます。50g台後半から60g台前半を中心に検討すると良いでしょう。振り切れる範囲でやや重めのシャフトを選ぶことで、スイングの安定性が増し、ミート率の向上が期待できます。ただし、体力や好みによっては50g台でも問題ありません。
- フレックス(硬さ): Sフレックスが標準的な選択肢となります。ただし、同じSでもメーカーやモデルによって実際の硬さは異なります。スイングテンポが速い方はSやX、ゆったり振るタイプの方はSRも視野に入れると良いでしょう。
- トルク: シャフトのねじれの度合いを示すトルクは、ヘッドスピードが速い方は低トルク(3.0~3.5度程度)のものを選ぶと、ヘッドのブレが抑えられ方向性が安定しやすくなります。逆につかまりを良くしたい場合は、やや高めのトルクも選択肢に入ります。
- キックポイント(調子):
- 元調子: 手元側がしなり、先端がしっかりしているため、左へのミスを抑えたい方や、叩きに行きたいヒッタータイプに向いています。弾道を抑えやすい傾向があります。
- 中調子: シャフト全体がバランス良くしなるため、クセが少なく多くのゴルファーに合いやすい万能タイプです。
- 先調子: 先端側がしなりやすく、ヘッドが走りやすいため、ボールが上がりやすく、つかまりやすい特性があります。スライスに悩む方や、楽にボールを上げたい方に向いています。
重要なのは試打です。 スペック上の数値だけでなく、実際に打ってみて振り心地や弾道、タイミングの取りやすさなどを確認しましょう。

可能であれば、弾道測定器でスピン量や打ち出し角などのデータも参考に、専門家(フィッター)のアドバイスも受けながら最適な一本を見つけることをお勧めします。
テーラーメイド製など他社品のシャフト交換方法の注意点
「手元にあるテーラーメイド用のシャフトを、PINGのドライバーで使いたい」と考えることがあるかもしれません。

しかし、基本的にPINGのドライバーヘッドに、テーラーメイドなど他メーカーのスリーブが付いたシャフトをそのまま装着することはできません。

結論として、他メーカーのスリーブが付いたシャフトをPINGドライバーで使用するには、必ずPING対応のスリーブへの交換作業が発生します。安易な自己判断での改造は避け、専門家に相談することをおすすめします。
総括:PINGドライバーのシャフト交換方法と最適な選び方の全知識
この記事では、PINGドライバーのシャフト交換に関する様々な情報をお届けしました。最後に、重要なポイントをまとめます。

この記事が、あなたのPINGドライバーのシャフト交換やシャフト選びの一助となれば幸いです。最適なクラブセッティングで、さらなるゴルフの楽しみを見つけてください。
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