テーラーメイドのP790アイアン、歴代モデルが多くて選べない…。「飛ばない」という評価もあるけど、実際の性能は?そんな疑問にお答えします。
この記事では、アスリートのような見た目と中空構造を併せ持つP790のスペックを徹底レビュー。基本設計やテクノロジー(スピードフォームAIR等)から、歴代モデル(2017~2023)の進化、永遠のテーマ「P770との違い」まで深く掘り下げます。
さらに、7番アイアンの具体的な飛距離、打感、寛容性、シャフト相性、「飛ばない」噂の真相、ツアープロ情報、お得な中古情報、そして気になる最新モデルの噂まで、P790に関する知りたい情報を網羅。あなたに最適なP790選びをサポートします。
- P790アイアンの歴代モデルスペック比較
- P770との違いと選び方のポイント
- P790の飛距離性能と特徴の詳細解説
- 中古情報と最新2025年モデルの展望
テーラーメイド P790 スペックの全貌

- 歴代P790アイアンの進化と特徴
- そもそもどんなアイアン?基本概要
- 2023・2025年モデルの主要スペック
- 気になる「評価」と口コミ
- 「飛ばない」は本当?実際の声
- 気になる「飛距離」性能を検証
- 中古市場価格と購入時の注意点
歴代P790アイアンの進化と特徴
P790アイアンは、テーラーメイドが誇る人気シリーズであり、その進化の歴史はゴルファーの期待を超え続けてきました。初代P790が2017年に登場して以来、数年ごとにモデルチェンジを重ね、常に「美しさ」「飛距離」「打感」「寛容性」という4つの要素を高次元で融合させることを目指しています。

具体的には、初代では中空構造に「スピードフォーム」を充填することで、シャープな見た目と優れた飛距離性能、そして心地よい打感を両立させ、「Pシリーズの飛び系」という新たなジャンルを確立しました。その後もフェースの薄肉化、タングステンウェイトの最適化、そして2021年モデルで初搭載された革新的な軽量充填剤「スピードフォームAIR」など、テクノロジーは進化を続けています。

さらに2023年モデルでは番手別最適重心設計「FLTD CGデザイン」を本格採用し、より精密な弾道コントロールを追求。最新の2025年モデルでは、新開発の高強度フェースや改良されたFLTD CGデザイン、進化したサウンド・スタビライゼーションバーにより、打感と寛容性をさらなる高みへと引き上げています。



このように歴代モデルの進化を辿ることで、P790が一貫して追求してきた性能と、現行モデルの魅力がより深く理解できるでしょう。
そもそもどんなアイアン?基本概要
テーラーメイド P790が絶大な支持を得る理由は、「シャープな見た目」と「高い性能(飛距離と寛容性)」の見事な両立にあります。

「中空構造の飛び系アスリートアイアン」として、プロが好むようなヘッド形状でありながら、アマチュアでも飛距離を出しやすく、ミスヒットにも強いのが特徴。このギャップが幅広い層のゴルファーを魅了しています。
- シャープなデザイン: アスリートモデルを彷彿とさせる。
- 高い飛距離性能と寛容性: 中空構造と充填剤(SpeedFoam™ / Air)の恩恵。
- 心地よい打感・打音: 中空構造とは思えないフィーリング。
- 幅広い対応力: 様々なレベルのゴルファーに適応。
- 技術革新と信頼性: 継続的なモデルチェンジによる進化。
特にテーラーメイド独自の「中空構造」と充填剤「SpeedFoam™ / Air」が、飛距離、寛容性、打感を高次元で満たし、P790の人気を不動のものにしています。
2023・2025年モデルの主要スペック
P790は数年ごとに進化を重ねています。主要な歴代モデル(2017/2019/2021/2023)の特徴と進化は以下の通りです。

P790アイアンは、2023年モデルでAIによる番手別最適設計で完成度を高め、2025年モデルでは新素材フェース採用でスイートエリアを最大24%拡大し、打感と寛容性がさらに向上しました。
この進化は、テーラーメイドの継続的な技術革新によるものです。2025年モデルは、特にフェース素材の進化と番手別設計「FLTD CG デザイン」の深化が特徴です。
2023年モデルは「SpeedFoam™ Air」とAI設計「FLTD CG™」で高い評価を得ました。2025年モデルでは、これに加え強度が20%向上した新フェース素材を採用。薄肉化で初速とスイートエリアを向上させ、打感も進化。番手別タングステン配置でロングは飛ばしやすく、ショートは止まりやすくなっています。トップブレードも薄くなり構えやすく、ソール形状改良で抜けも向上。AW(49度)もラインナップされました(#7ロフト30度)。
2023年モデルも高性能ですが、2025年モデルはスイートエリア拡大、打感向上、番手別性能の最適化で明確に進化。最新技術の恩恵を求めるゴルファーにとって魅力的な選択肢です。
気になる「評価」と口コミ
実際にアイアンとしてのP790の評価はどうなのでしょうか?多くのプロやアマチュアゴルファーからの声をもとに、良い点と気になる点をまとめました。
【高く評価される点】
- 圧倒的な飛距離性能: 「楽に飛距離が伸びた」「1番手以上飛ぶ」という声が多数。スコアアップに直結する大きなメリット。
- 高い寛容性: 「見た目よりやさしい」「ミスヒットに強い」と評価。中空構造や低重心設計がアマチュアのミスを助ける。
- 心地よい打感・打音: 「中空なのにソフト」「SpeedFoam™ Airでさらに向上」という声が多い。ただし好みは分かれる部分。
- 洗練されたデザイン: 「構えやすい」「カッコいい」「所有感を満たす」と外観も高評価。
【気になる点として挙げられること】
- 価格: 最新モデルは高価。高性能ゆえだが、予算的に厳しいと感じる人も。中古市場も選択肢。
- スピン性能: ストロングロフトのため、グリーンで止まりにくいと感じるケースも。硬いグリーンやスピン重視の上級者は注意が必要。(※最新モデルでは改善傾向)
- 操作性: 直進性が高い反面、P770などと比較すると意図的にボールを曲げるのはやや難しい。
総じて、P790は多くのゴルファーから高く評価されており、「買って後悔しないアイアン」の代表格と言えます。いくつかの注意点はあるものの、それを上回るメリットを持つ、非常に魅力的なアイアンです。
「飛ばない」は本当?実際の声

P790は「飛ぶ」と評判ですが、稀に「飛ばない」という声も。その理由を探ってみましょう。
- ロフト角と「飛ぶ」の基準のズレ:
P790の7番アイアンのロフト角は30.5度。これは、いわゆる「飛び系アイアン」の中では極端に立っているわけではありません。しかし、クラシックな軟鉄鍛造アイアン(7番で34度前後)と比較すれば、約2番手分は飛距離が出る設計です。
「ものすごく飛ぶ」という期待値が高すぎると、「思ったほどでは…」と感じるかもしれません。P790の飛距離性能の基準は、この「クラシックロフト比で2番手分」と捉えるのが適切です。これ以上ロフトを立てて飛距離を追求すると、スピン量が減りすぎてグリーンで止まらないなど、実用性が損なわれる可能性があります。P790はそのバランスを考慮した設計と言えるでしょう。 - スイングとのミスマッチ:
P790のポテンシャル(=クラシック比2番手分の飛び)を引き出すには、適切なスイングが求められます。レベルブローからややダウンブローでボールを捉えることで、設計通りの飛距離と弾道が得やすくなります。極端なアッパーブローや、ボールをすくい上げるような打ち方では、この飛距離性能を十分に発揮できないことがあります。 - シャフトとの相性:
ヘッドスピードやスイングタイプに合わないシャフト(重さ、硬さ、特性)では、エネルギーが効率的にボールに伝わらず、飛距離ロスにつながります。 - 打感・打音による印象:
P790は比較的ソフトな打感が特徴です。弾き感を重視する方には「しっかり当たった感じがしない=飛ばない」という印象を与える可能性も否定できません。 - クラブの状態(中古品など):
非常に稀ですが、中古品で不適切な改造がされていたり、模倣品の可能性も考えられます。信頼できるルートでの購入が基本です。
結論として、P790が「飛ばない」と感じる場合、クラブ自体の性能が低いのではなく、上記のような期待値とのズレや、使用者とのミスマッチが主な原因と考えられます。
P790は7番で30.5度というロフト設定ながら、クラシックなアイアンより約2番手飛ぶ高いポテンシャルを持っています。この点を理解し、試打を通じて自分のスイングや求める飛距離と合うかを確認することが重要です。適切にマッチすれば、P790はスコアメイクの大きな助けとなるでしょう。
気になる「飛距離」性能を検証
P790は「めちゃくちゃ飛ぶ」と評判のアイアンです。その理由は主に2つ。
- ストロングロフト設計: 従来のアイアンよりロフトが立っている(7番で30.5度や30.0度など)ため、飛距離が出やすいです。
- 先進テクノロジー: 中空構造、薄肉フェース、SpeedFoam™/Air、貫通型スピードポケット™などが高いボール初速を生み出し、ミスヒット時の飛距離ロスも軽減します。
実際にP790の7番(モーダス105S)を試打したところ、ヘッドスピード44.8m/sで平均キャリー191ヤードを記録。力強い弾道で飛距離を稼ぎつつ、適度なバックスピン(5150rpm)でグリーンにも止まる性能でした。
この結果から、ヘッドスピード40m/s前後の方でも7番でキャリー160~170ヤードは期待でき、従来のアイアンより1番手以上飛距離が伸びる可能性があります。
- メリット: 飛距離アップにより、スコアメイクで大きなアドバンテージに。
- 注意点: 飛距離が出る分、番手間の距離の把握とウェッジ構成が重要になります。
P790は、飛距離性能に加え、打感や操作性も良好。飛距離不足に悩むゴルファーにとって、試す価値のあるモデルです。
中古市場価格と購入時の注意点

高性能なP790ですが、新品は価格がネックになることも。そこで賢く手に入れる選択肢となるのが中古市場です。ここでは、中古の相場と注意点について解説します。
【中古相場の目安(6本セット)】
- 2017年モデル: 3万円台後半~5万円台。最も手頃。
- 2019年モデル: 5万円台~7万円台。性能と価格のバランスが良い。
- 2021年モデル: 7万円台~9万円台以上。SpeedFoam™ Air搭載で人気が高く、価格も高め。
- 2023年モデル: 9万円台~定価近く。流通量が少なく高価。
※上記はあくまで目安です。状態、シャフト、セット内容で大きく変動します。
【中古購入時の注意点】
- 状態確認: フェース、ソール、ネックの傷や状態を写真や現物でしっかりチェック。
- シャフト確認: 純正かカスタムか、種類、硬さ、重さが自分に合うか確認。リシャフト歴もチェック。
- グリップ状態: 消耗度合いを確認。交換が必要ならその費用も考慮。
- セット内容確認: 番手の構成(例:#5-PW、#4含むか、AW有無など)を確認。
- スペック確認: ライ角やロフト角が調整されていないか確認。
- 偽物に注意: 極端に安いもの、信頼性の低い出品者には注意。信頼できるショップでの購入が安心。
中古品は一点物です。状態が良く、自分に合うスペックのものがお得に見つかることもあります。注意点をしっかり押さえて、賢くP790を手に入れましょう。
テーラーメイド P790 スペック深掘り!特徴・プロ使用・調整・ライバル

- P790と「Qiアイアン」:同じ”飛び系”でもターゲットが違う?
- P770との違いと選び方
- 知っておきたい「特徴」とテクノロジー
- 愛用する「使用プロ」とそのセッティング
- 「ロフト角」と番手構成
- 「ライ角調整」の可否と方法
- 「ライバル」となる人気アイアンは?
P790と「Qiアイアン」:同じ”飛び系”でもターゲットが違う?
テーラーメイドのラインナップには、P790と並んで「Qiアイアン」というもう一つの”飛び系”モデルが存在します。どちらも優れた飛距離性能を誇りますが、その設計思想とターゲットとするゴルファー層には明確な違いがあります。

P790アイアンは、シャープな見た目と操作性を重視しつつ、飛距離と寛容性も求めるアスリート志向のゴルファーや向上心のある中級者を主なターゲットとしています。鍛造フェースやスピードフォームAIRといった技術により、打感や打音にもこだわった設計が特徴です。


一方、Qiアイアンは、より幅広いアベレージゴルファーに向けて、最大限のやさしさと直進性、そして高弾道による飛距離性能を追求したモデルです。ヘッドサイズはP790よりやや大きく、構えた時の安心感を重視し、オフセンターヒットへの寛容性が特に高められています。

したがって、アイアンを選ぶ際には、ご自身のスキルレベルや求める性能、好みの打感やヘッド形状を考慮することが重要です。

P790の「アスリート向け高性能飛び系」と、Qiアイアンの「アベレージ向けやさしさ追求型飛び系」というそれぞれの特性を理解し、最適な一本を見つけましょう。
P770との違いと選び方

テーラーメイド Pシリーズで永遠のテーマとも言える「P770とP790どっちがいい?」。どちらも高性能P790とP770は兄弟モデルながら、コンセプトとターゲット層が異なります。
比較項目 | P790 (プレーヤーズディスタンス) | P770 (プレーヤーズ) |
---|---|---|
ターゲット | 中級者~上級者 (幅広い) | 上級者 (操作性重視) |
ヘッド | やや大きめ、安心感 | コンパクト、シャープ |
重視性能 | 飛距離・寛容性 | 操作性・フィーリング |
寛容性 | 高い | P790よりややシビア |
打感 | ソフト+弾き感 | ソリッド、芯を感じやすい |
7番ロフト | 30.5度 / 30.0度 | 33度 |
P790:飛距離と寛容性を両立。幅広いゴルファー向け。
ヘッドはやや大きめで安心感があり、ミスヒットにも比較的強い。飛距離性能を重視するゴルファーに適しています。
P770:操作性とフィーリングを追求。上級者向け。
コンパクトなヘッドでボールコントロールがしやすく、ソリッドな打感が特徴。より高い精度を求めるゴルファーに適しています。
どちらを選ぶ?
性格が異なるため、両モデルを試打し、ご自身の感覚に合う方を選ぶのがベストです。
知っておきたい「特徴」とテクノロジー

P790の高性能は、搭載された先進テクノロジーの複合効果によるものです。主な技術とその効果は以下の通りです。

- 鍛造中空構造: 最適な重量配分で慣性モーメントを高め、ミスヒットへの寛容性を向上させます。
- SpeedFoam™ / SpeedFoam™ Air: 軽量素材がソフトな打感を実現。特に「Air」はさらなる軽量化で低重心化と寛容性向上にも貢献します。
- タングステンウェイト: ヘッド内部に戦略的に配置され、低く深い重心設計により高弾道と寛容性を高めます。
- 薄肉フェース: 高反発素材でフェースを薄くし、ボール初速を向上させ飛距離を伸ばします。
- 貫通型スピードポケット™: フェース下部のミスヒット時でもボール初速の低下を抑制します。
これらのテクノロジーにより、P790は「高い飛距離性能」「優れた寛容性」「心地よい打感」というゴルファーの求める要素を高次元でバランスさせています。特に「SpeedFoam™ Air」は、重量の戦略的な再配置を可能にし、クラブ全体の性能向上に大きく貢献しています。これがP790の魅力の源泉です。
P790の打感の秘密「スピードフォームAIR」とは?
P790アイアンが実現する、中空構造らしからぬ心地よい打感の鍵を握るのが、ヘッド内部に充填された「スピードフォームAIR」です。このテクノロジーは、P790の打感と性能を飛躍的に向上させました。

スピードフォームAIRは、2021年モデルのP790で初めて採用された画期的な充填剤で、従来のスピードフォームと比較して約69%もの軽量化を実現しています。

この軽量化によって生まれた余剰重量(1本あたり約3.5g)は、ヘッドの戦略的な箇所、特に低重心化や慣性モーメントの向上に貢献するタングステンウェイトの増量などに活用されています。

しかし、スピードフォームAIRの役割は軽量化だけではありません。インパクト時の衝撃を効果的に吸収し、フェースの反発をサポートすることで、ソリッドで心地よい打音と、まるで鍛造アイアンのような柔らかい打感を生み出します。

また、フェースの柔軟性を高め、ボール初速の向上やオフセンターヒット時の寛容性向上にも貢献しており、P790が「中空なのに柔らかい」と評価される大きな理由となっています。
愛用する「使用プロ」とそのセッティング

P790を使用するプロはいますが、フルセットでの使用は稀です。
P790がツアーレベルでも選択肢に入る高い性能を持つことは確かであり、アマチュアにとっては非常に魅力的なアイアンです。
ジェイソン・デイ選手などがロングアイアンで使用。ローリー・マキロイ選手やダスティン・ジョンソン選手などもテストや特定のコースで使用歴があります。
多くのトッププロは、操作性重視のマッスルバック(P7MB)やハーフキャビティ(P7MC)をメインに使用します。
P790やP790 UDIは、ロングアイアン(#3, #4, #5)に「上がりやすさ」「飛距離」「寛容性」を求めて組み込まれることが多いです(コンボセット)。
「ロフト角」と番手構成
P790が「飛ぶ」理由は、そのストロングロフト設計にあります。
ストロングロフト採用: 従来のアイアンよりロフト角を小さく(立てて)設計し、飛距離を追求。歴代7番アイアンは30.5度(最新モデルは30.0度)と、クラシックなものより約1番手分立っており、飛距離アップに繋がりやすいです。
番手間の最適化: 各番手のロフト角は、飛距離差をしっかり出せるよう調整されています(例:2023年モデル PW 45度)。
番手 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | AW (Opt) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角 (度) | 21.0 | 23.5 | 26.5 | 30.5 | 35.0 | 40.0 | 45.0 | 50.0 |
選び方の注意点: 「飛ぶ」魅力は大きいですが、ストロングロフトであることを理解し、狙う距離に適した弾道とスピン量が得られるか試打で確認しましょう。特にPWがストロングなため、ウェッジ構成にも影響します。
P790を選ぶ際は、このストロングロフト設計を理解しておくことが重要です。「飛ぶ」魅力は大きいですが、自分の狙いたい距離に対して適切な高さとスピン量で打てるか、試打で確認することをおすすめします。
「ライ角調整」の可否と方法
テーラーメイドP790アイアンのライ角調整は可能ですが、素材の特性上、調整範囲や方法には注意が必要です。適切なフィッティングと調整により、最適な弾道と打点の安定に繋がります。
P790は中空構造で、ヘッド素材にはある程度の硬さがあります。そのため、過度な調整はヘッドに負担をかける可能性があり、メーカー推奨の範囲内で行うことが重要です。
メーカーカスタムオーダーでは、一般的に±2度程度の範囲でライ角調整が可能です。新品購入時に指定することで、工場で精密に調整されます。購入後の調整については、専門工房での対応となりますが、P790のような中空構造や複合素材のアイアンは、経験豊富なフィッターや工房に依頼することが推奨されます。店頭での手曲げ調整の場合、素材の硬さから±1度程度が限界とされることもあります。フィッティングでは、インパクト時のソール接地状況や出球の方向性から、最適なライ角を見極めます。
P790のライ角調整は、弾道やミート率を最適化するために有効な手段です。メーカーカスタムや信頼できる専門工房で、ご自身のスイングに合った調整を行うことをお勧めします。
「ライバル」となる人気アイアンは?

P790の主なライバルは、同じ「飛び系アスリートアイアン」や「中空構造アイアン」カテゴリーのモデルです。
モデル名 (メーカー) | カテゴリー/構造 | P790との比較ポイント |
---|---|---|
キャロウェイ APEX / APEX PRO | プレーヤーズディスタンス / 鍛造中空 | コンセプトが酷似。性能バランス、打感共に良好な最有力ライバル。 |
タイトリスト T200 | プレーヤーズディスタンス / 中空・複合 | P790よりややシャープで操作性寄り。タイトリストらしいソリッド感。 |
スリクソン ZX5 Mk II | プレーヤーズディスタンス / 鍛造・複合 | ソフトな打感が特徴。P790とターゲット層が近い直接競合。 |
ピン i530 | 中空飛び系 | P790同様の中空構造。ピン独自の打感と寛容性。 |
ミズノ JPX923 FORGED / Pro 245 | クロモリ鍛造 / 複合 (Pro 245は中空) | ミズノならではの打感。JPXは寛容性、Proはシャープ。 |
コブラ KING FORGED TEC | 中空・複合 | スタイリッシュ。飛距離と寛容性のバランスが良い。 |
P790の強み: SpeedFoam™/Airによる独特のフィーリング、着実な進化、幅広い層に受け入れられるデザインと性能バランス。
選び方のポイント:
ライバルモデルもそれぞれ魅力があります。例えば、APEXはP790と非常に似ており、T200は操作性、ZX5 Mk IIはソフトな打感を重視するゴルファーに人気です。
最終的には、P790とこれらのライバルモデルを試打し、自分のスイングや好みに最も合う一本を見つけることが重要です。
総括:テーラーメイド P790 スペックの要点

この記事では、テーラーメイド P790 スペックについて、基本概要から最新モデルまで、様々な角度から掘り下げてきました。最後に、P790アイアンを理解する上での重要なポイントを再確認しましょう。
テーラーメイド P790は、技術の粋を集めた高性能アイアンであり、多くのゴルファーのゴルフライフを豊かにする可能性を秘めています。この記事が、あなたのアイアン選びの一助となれば幸いです。
この記事を読んで、テーラーメイド P790 アイアンの魅力やスペックについて、理解が深まったのではないでしょうか?
次は、ぜひその性能を実際に体感してみてください。スペックを知ることは重要ですが、最終的にはご自身のフィーリングが決め手となります。
お近くのゴルフショップや試打会でP790を手に取り、納得の一本を見つけてください。あなたにとって最高のゴルフ体験が待っているはずです!