フェアウェイウッドシャフトを柔らかくする?ミスが減る選び方

夕焼け空の下、男性ゴルファーが力強くボールを打ち、ボールとターフが舞い上がっている。夕焼け空の下、男性ゴルファーが力強くボールを打ち、ボールとターフが舞い上がっている。 スキルアップ
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フェアウェイウッドのシャフトが硬すぎると感じていませんか?ドライバーは得意なのにフェアウェイウッドだけが苦手、という悩みの多くはシャフトの硬さや重さが原因かもしれません。フレックスを落とす、少し重くする、あるいは話題の重柔シャフトを試すなど、シャフトを適切に調整することで、トップやスライスなどのミスは劇的に改善します。ゴルフは、日本ゴルフ協会が統括する奥深いスポーツですが、クラブセッティング一つでスコアは大きく変わります。

この記事では、フェアウェイウッドのシャフトを柔らかくすることのメリット・デメリットから、ドライバーとの最適なセッティング、70g台シャフトの選び方、さらにはフェアウェイウッドで頭を叩いてしまう原因まで、プロのセッティング例も交えながら徹底的に解説します。

この記事のポイント
  • フェアウェイウッドのシャフトを柔らかくする効果と注意点がわかる
  • シャフトが「硬すぎる」サインと最適な硬さの選び方がわかる
  • ドライバーとの重量・調子の最適な組み合わせ(フロー)がわかる
  • フェアウェイウッド特有のミスを解決するシャフト調整法がわかる

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フェアウェイウッドのシャフトを柔らかくするとどうなる?ミス改善の基本

夕焼けを背景に、ゴルファーがゴルフクラブを振り抜き、ボールが空中に舞い上がった瞬間を捉えた画像です。

フェアウェイウッドのシャフトを柔らかくすることは、多くのゴルファーにとってミスの減少と飛距離アップの鍵となり得ます。しかし、ただ柔らかくすれば良いというわけではありません。ここでは、シャフトが硬すぎるサインの見分け方から、プロも実践する最適な硬さの選び方まで、セッティングの基本を解説します。

  • 硬すぎ?弾道や打感でわかる危険なサイン
  • 最適な硬さの選び方とフレックスの目安
  • フレックスを落とすと飛距離は本当に伸びるのか
  • 硬いほうが良いは間違い?プロのセッティングから学ぶ
  • 硬いほうが飛ぶという説の真相を解説
  • 話題の「重柔」セッティングが合う人の特徴
  • あえて硬めのシャフトを選ぶべきゴルファーとは

硬すぎ?弾道や打感でわかる危険なサイン

白いキャップとポロシャツを着た男性ゴルファーが、木々に囲まれた緑豊かなゴルフコースでゴルフボールを打つ体勢をとっている。

フェアウェイウッドのシャフトが硬すぎる場合、クラブは性能を十分に発揮できず、様々なミスショットを引き起こします。もしあなたのショットに以下のサインが現れたら、シャフトがオーバースペックである可能性を疑ってみましょう。

最大のサインは、弾道が上がらず、低く弱い球しか出ないことです。これは、スイング中にシャフトが十分に「しなる」ことができず、インパクトでヘッドがボールの下に入らないために起こります。また、ボールが右に滑るようなスライスや、右に真っすぐ飛び出すプッシュアウトが多い場合も、シャフトが硬すぎてインパクトでフェースが開きやすくなっている証拠です。

打感も重要な判断材料です。スイング中にシャフトのしなりを全く感じられず、「まるで鉄の棒を振っているようだ」と感じるなら、それは硬すぎるサインです。このような状態では、無意識に力んでしまい、スイングリズムも崩れやすくなります。

ミスの種類シャフトが硬すぎる可能性シャフトが柔らかすぎる可能性
方向性スライス、プッシュアウト(右へのミス)フック、引っかけ(左へのミス)
弾道低すぎる、ドロップする高すぎる、吹け上がる
飛距離キャリーが出ない、飛ばないランが出ない、風に弱い
打感棒のよう、しなりを感じない頼りない、ヘッドの位置が不明

この表から、自分のミスの傾向がシャフトの硬さに起因している可能性が見えてきます。特に右へのミスと低い弾道に悩んでいるなら、シャフトの見直しを検討する価値は十分にあります。

最適な硬さの選び方とフレックスの目安

ゴルフ練習場のような場所で、二人の男性が複数のゴルフクラブをそれぞれ手に持ち、見比べている。

フェアウェイウッドのシャフト選びで最も重要なのは、フレックス(硬さ)を自分のスイングに合わせることです。一般的にシャフトの硬さはヘッドスピードを目安に選ばれますが、それだけが全てではありません。

多くのメーカーは、ヘッドスピードに応じて推奨フレックスを公開しています。例えば、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後なら「R(レギュラー)」、43m/s前後なら「SR(スティッフレギュラー)」や「S(スティッフ)」が目安とされています。しかし、これはあくまで一般的な指標です。

実は、最適な硬さを決めるもう一つの重要な要素が「スイングテンポ」です。同じヘッドスピードでも、切り返しが速く、一気に振り抜くタイプのゴルファーは硬めのシャフトが合いやすく、逆にゆったりとしたテンポで振るゴルファーは、シャフトのしなりを活かせる柔らかめのシャフトが合う傾向にあります。

フレックス表記(SやRなど)はメーカーやモデルによって基準が異なるため、単純な比較はできません。より正確に硬さを知るには「振動数(cpm)」という数値で比較するのが確実です。専門の工房やフィッティングスタジオでは、この振動数を計測しながら、あなたのスイングに最適な一本を見つけてくれます。自己判断に頼らず、一度プロの診断を受けることが、遠回りのようで一番の近道です。

フレックスを落とすと飛距離は本当に伸びるのか

夕焼け空を背景に、ゴルファーがクラブを振り抜き、飛んでいくゴルフボールの弧を描く軌跡が白い線で示されている。

フェアウェイウッドのフレックスを一段階落とす(例:SからSRへ)ことは、多くのゴルファーにとって飛距離アップに繋がる可能性があります。その理由は、シャフトの「しなり」をより効果的に使えるようになるからです。

シャフトが柔らかくなることで、ダウンスイングでの「タメ」が作りやすくなり、インパクトにかけてシャフトが大きくしなり戻ります。この動きがヘッドを加速させ、ヘッドスピードを上げてくれるのです。特に、自分の力だけではヘッドスピードを上げにくいゴルファーにとって、シャフトの力を借りることは飛距離を伸ばす上で非常に有効な手段です。

また、フレックスを落とすとボールのつかまりが良くなり、弾道も高くなる傾向があります。地面から打つフェアウェイウッドでは、ボールが上がりにくいことが悩みの種になりがちですが、シャフトを柔らかくすることで、この問題を解決しやすくなります。高い弾道はキャリーを伸ばし、結果的にトータル飛距離の増加に貢献します。

ただし、注意点もあります。柔らかすぎるとインパクトのタイミングが合わせにくくなり、左右のブレが大きくなることがあります。特に、力んでしまうと引っかけのミスが出やすくなるため、自分のスイングテンポに合った範囲でフレックスを調整することが重要です。

硬いほうが良いは間違い?プロのセッティングから学ぶ

薄暗い部屋で、ゴルフウェアを着た男性がゴルフクラブを手に持ち、テレビに映るゴルフのプレーヤーとゴルフクラブの情報を見つめている。

「上級者やプロは硬いシャフトを使っている」というイメージから、フェアウェイウッドのシャフトも硬いほうが良いと考えるゴルファーは少なくありません。しかし、これは必ずしも正しくありません。むしろ、多くのプロゴルファーはフェアウェイウッドにドライバーよりも柔らかいシャフトを入れています。

その代表例が、ツアーで活躍する上田桃子プロです。彼女はドライバーにSフレックスのシャフトを使用していますが、3番ウッドにはSR、5番ウッドにはさらに柔らかいRフレックスのシャフトを入れています。これは、ティーアップできるドライバーと違い、地面から直接ボールを打つフェアウェイウッドでは、シャフトのしなりを利用してボールを拾いやすく、上げやすくするためです。

フェアウェイウッドは、ドライバーよりもクラブが短く、ヘッドも重く設計されています。同じフレックスのシャフトを装着すると、ドライバーよりも硬く感じられ、振り心地が変わってしまいます。この振り心地を揃え、かつ地面から打つという難しさをカバーするために、プロはあえてフレックスを落とすセッティングを選択しているのです。

このプロの考え方は、アマチュアゴルファーにとっても非常に参考になります。ドライバーと同じ感覚でフェアウェイウッドが打てない場合、シャフトが硬すぎる可能性が高いと言えるでしょう。

硬いほうが飛ぶという説の真相を解説

「硬いシャフトのほうが飛ぶ」という説は、半分正しく、半分間違っています。この説が当てはまるのは、ヘッドスピードが非常に速く、自分のパワーでシャフトをしっかりとしならせることができるゴルファーに限られます。

硬いシャフトは、スイング中のねじれや余計なしなりが少ないため、ゴルファーのパワーをロスなくボールに伝えることができます。パワーヒッターが硬いシャフトを使うと、インパクトで当たり負けせず、エネルギー伝達効率が最大化されるため、ボール初速が上がり飛距離が伸びるのです。

しかし、一般的なヘッドスピードのゴルファーが硬すぎるシャフトを使うと、逆効果になります。シャフトを十分にをしならせることができないため、ヘッドが走らず、飛距離を大きくロスしてしまいます。また、ボールが上がらず、つかまらないため、スライスしやすくなるというデメリットもあります。

つまり、飛距離を最大化する鍵は、シャフトの硬さそのものではなく、「自分のスイングとシャフトのしなり戻りのタイミングが完璧に合うこと」にあります。硬いシャフトが飛ぶのではなく、自分に合った硬さのシャフトが最も飛ぶ、というのが真相です。

話題の「重柔」セッティングが合う人の特徴

最近、ゴルフ愛好家の間で注目されているのが「重柔(おもやわ)」シャフトです。これは、重量は比較的重いながらも、フレックスは柔らかめに設定されたシャフトのことを指します。この一見矛盾した組み合わせが、特定タイプのゴルファーに大きなメリットをもたらします。

「重柔」セッティングが特に合うのは、スイング中に手先でクラブを操作してしまう、いわゆる「手打ち」になりがちなゴルファーです。クラブ全体が重くなることで、手先だけではクラブを振れなくなり、体全体を使ったゆったりとしたスイングがしやすくなります。スイング軌道が安定し、ミート率の向上が期待できます。

一方で、シャフト自体は柔らかいため、タイミングが取りやすく、シャフトのしなりを利用してヘッドを走らせることができます。重いシャフトにありがちな「振り遅れ」や「球が上がらない」といったデメリットを、柔らかさがカバーしてくれるのです。

まとめると、「重柔」シャフトは以下のような特徴を持つゴルファーにおすすめです。

  • 切り返しが速く、力みやすい
  • スイング軌道が不安定で、手打ちになりがち
  • 重いシャフトで安定感は欲しいが、硬いと振りきれない

このセッティングは、パワーはあるけれど安定性に欠ける、というゴルファーの悩みを解決する一手になるかもしれません。

あえて硬めのシャフトを選ぶべきゴルファーとは

白いキャップをかぶったゴルファーが、緑豊かなゴルフコースでクラブを構え、ボールを打とうとしています。

これまでフェアウェイウッドのシャフトは柔らかめが良いと解説してきましたが、例外もあります。特定の目的を持つ上級者やハードヒッターは、あえて硬めのシャフトを選ぶことがあります。

硬めのシャフトを選ぶ最大の理由は、コントロール性能の向上です。硬いシャフトはスイング中の余計な動きが少ないため、操作性が高く、狙った場所にボールを運びやすくなります。特に、左への引っかけを絶対に避けたいゴルファーにとって、シャフトがしなりすぎない硬めのセッティングは非常に有効です。

また、ヘッドスピードが50m/sを超えるようなパワーヒッターが、ティーショットでフェアウェイウッドを多用する場合にも硬めのシャフトが選ばれます。柔らかいシャフトではインパクトでヘッドが暴れてしまい、パワーを十分に伝えきれないためです。硬いシャフトでしっかりと叩きにいくことで、方向性を安定させながら飛距離を稼ぐことができます。

ただし、これはあくまで例外的なケースです。アマチュアゴルファーの多くは、フェアウェイウッドに対して「やさしさ」や「ボールの上がりやすさ」を求めています。その目的を達成するためには、やはり少し柔らかめのシャフトを選ぶのがセオリーと言えるでしょう。

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フェアウェイウッドのシャフトを柔らかくする以外の調整法とQ&A

白衣を着た熟練の男性職人が、様々な道具がある工房でゴルフクラブのヘッドを丁寧に調整している様子です。

シャフトの硬さ(フレックス)以外にも、フェアウェイウッドのパフォーマンスを向上させる調整ポイントは数多く存在します。ここでは、重量や調子(キックポイント)といった要素から、アマチュアゴルファーが抱きがちな具体的な疑問まで、幅広く解説していきます。

  • 10g重くするのがセオリー?重量フローの基本
  • 70g台を選ぶメリットとアマチュアが使う際の注意点
  • ドライバーと調子は揃えるべきか解説
  • フェアウェイ ウッドだけXシャフトにする特殊なセッティングとは
  • 打ちやすさが激変する専用シャフトのおすすめ
  • 頭を叩いてしまう(トップする)主な原因と対策
  • 5番ウッドの平均飛距離はどれくらい?アマチュアの目安

10g重くするのがセオリー?重量フローの基本

グラデーションの背景に、6番アイアンから始まる複数のアイアン、ドライバー、ウェッジが一列に並べられたゴルフクラブのセット。

ゴルフクラブのセッティングにおいて非常に重要なのが「重量フロー」という考え方です。これは、クラブが短くなるにつれて、総重量を少しずつ重くしていくというセオリーで、全てのクラブを同じような振り心地にするために行われます。

フェアウェイウッドの場合、ドライバーよりもシャフトを10g程度重くするのが伝統的な基本とされています。例えば、ドライバーのシャフトが60g台なら3番ウッドは70g台、5番ウッドはさらに少し重く、という流れです。クラブが短くなる分、シャフトを重くしないと手元が軽く感じすぎてしまい、手打ちや打ち急ぎの原因になります。

特にフェアウェイウッドのように地面から打つクラブでは、ある程度の重さがあった方がヘッドの重みを感じやすく、スイング軌道が安定するというメリットがあります。トップやダフリのミスに悩んでいる場合、クラブが軽すぎることが原因かもしれません。

手軽に重量を調整したい場合は、鉛テープが便利です。グリップのすぐ下に数グラム巻くだけでも、振り心地が安定しミスが減ることがあります。まずはここから試してみるのも良いでしょう。

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70g台を選ぶメリットとアマチュアが使う際の注意点

雨降る夜のゴルフコースで、照明に照らされたゴルファーがゴルフクラブでボールを打っている瞬間。

70g台のシャフトは、フェアウェイウッド用としては比較的重めの部類に入ります。この重量帯のシャフトを選ぶ主なメリットは、スイングの安定性が格段に向上することです。

重量があるため、スイング中にクラブが暴れにくく、特にインパクトで当たり負けしません。ラフからのショットなど、抵抗の大きい場面でもヘッドがブレにくく、安定した弾道でボールを運ぶことができます。パワーがあり、スイングが速いゴルファーがこの重量帯を選ぶことで、吹け上がりを抑え、風に負けない力強い中弾道を実現できます。

一方で、アマチュアゴルファーが使う際には注意が必要です。70g台のシャフトをしっかりと振り切るには、相応のヘッドスピードとパワーが求められます。もし自分のパワー以上に重いシャフトを選んでしまうと、振り遅れてスライスの原因になったり、最後まで振り切れずに飛距離をロスしたりする可能性があります。

ドライバーで60g台のシャフトを使っているゴルファーが、重量フローを考えて70g台のフェアウェイウッド用シャフトを選ぶのは理にかなっています。しかし、ドライバーで50g台以下の軽いシャフトを使っている場合は、いきなり70g台にすると重すぎて扱えない可能性が高いでしょう。

ドライバーと調子は揃えるべきか解説

ゴルフコースに置かれたゴルフクラブとボールに、シャフトの特性や測定値を示す技術的な図が重ねられています。

シャフトの性能を決める要素には、硬さ(フレックス)や重さの他に、「調子(キックポイント)」があります。これはシャフトが最も大きくしなる部分のことで、弾道の高さに影響を与えます。ドライバーとフェアウェイウッドで、この調子を揃えるべきか悩むゴルファーは多いです。

結論から言うと、基本的にはドライバーとフェアウェイウッドの調子は揃えるのがおすすめです。同じ調子のシャフトを選ぶことで、しなり方や振り心地が似てくるため、スイングのタイミングが合わせやすくなります。ドライバーでタイミングよく振れているシャフトと同じシリーズのモデルを選べば、大きな失敗は少ないでしょう。

  • 元調子(手元調子): 手元側がしなる。弾道を抑えやすく、コントロール性が高い。左へのミスを嫌う人向け。
  • 先調子: 先端側がしなる。ヘッドが走りやすく、ボールが上がりやすい。球をつかまえたい人向け。
  • 中調子: 両者の中間の特性。万人向けのモデルが多い。

ただし、例外もあります。例えば、ドライバーは中調子で問題ないが、フェアウェイウッドではどうしても球が上がりにくい、という悩みを抱えている場合。このケースでは、フェアウェイウッドだけをボールが上がりやすい「先調子」のシャフトに交換することで、悩みが解決することがあります。目的が明確であれば、あえて調子を変えるのも有効なセッティングの一つです。

フェアウェイ ウッドだけXシャフトにする特殊なセッティングとは

ゴルフコースで、クラブを持つキャディーとドライバーを構えるゴルファーの2人の男性が、真剣な表情で前を見ている。

フェアウェイウッドにドライバーよりも硬い「X(エキストラ)シャフト」を入れる、というセッティングは非常に稀ですが、特定の目的を持つトッププロや超ハードヒッターが採用することがあります。これは、飛距離よりも絶対的なコントロール性能と安定性を求めるための、極めて特殊なセッティングです。

このセッティングの主な目的は、狭いホールでのティーショットです。ドライバーでは左右に曲がるリスクが高い場面で、フェアウェイウッドを「ミニドライバー」のように使います。Xシャフトのように極端に硬いシャフトは、しなりやねじれが最小限に抑えられるため、どれだけ強く振ってもヘッドが暴れず、フェースの向きが変わりにくいという特徴があります。これにより、左右の曲がり幅を極限まで抑え、確実にフェアウェイを捉えることを狙います。

当然ながら、このセッティングはボールを上げたり、やさしく飛ばしたりするのには全く向いていません。アマチュアゴルファーが安易に真似をすると、ボールが全く上がらず、飛距離も出ない「ケガ」の元になります。

フェアウェイウッドに求めるものが「飛距離」や「やさしさ」である限り、このような特殊なセッティングは選択肢に入れる必要はないでしょう。

打ちやすさが激変する専用シャフトのおすすめ

フェアウェイウッドが苦手なゴルファーにぜひ一度試してほしいのが、「フェアウェイウッド専用シャフト」です。これは、その名の通りフェアウェイウッドのヘッドに装着することを前提に設計されたシャフトで、打ちやすさを向上させるための様々な工夫が凝らされています。

ドライバー用のシャフトと最も違うのは、地面から直接ボールを打つことを想定している点です。ボールを拾いやすく、上げやすいように、シャフト先端部の剛性を調整しているモデルが多くあります。これにより、薄い当たりでもボールが上がり、キャリーを稼ぐことができます。

また、ラフからのショットも考慮されています。芝の抵抗に負けずにヘッドがスムーズに抜けるよう、シャフト全体のバランスが最適化されています。コントロール性を高めるために、ドライバー用シャフトよりも少し手元側をしなりやすく設計されているモデルもあります。

多くのシャフトメーカーが、人気ドライバー用シャフトのシリーズからフェアウェイウッド専用モデルをラインナップしています。ドライバーと同じフィーリングを保ちながら、フェアウェイウッドに求められるやさしさをプラスできるため、セッティングの流れも作りやすいです。もしリシャフトを検討するなら、これらの専用シャフトは最有力候補となるでしょう。

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頭を叩いてしまう(トップする)主な原因と対策

ゴルフコースで、男性ゴルファーがパターを構えてボールを打つ直前の様子です。

フェアウェイウッドで最も多いミスの一つが、ボールの赤道より上を打ってしまう「トップ」です。このミスの原因はスイングにある場合も多いですが、クラブセッティング、特にシャフトが影響しているケースも少なくありません。

トップの主な原因と対策は以下の通りです。

  1. すくい打ちの意識が強い: ボールを上げようとする意識が強すぎると、インパクトで体が伸び上がり、ヘッドがボールの上を通過してしまいます。対策としては、ボールを払い打つイメージを持つことが重要です。
  2. クラブが軽すぎる: シャフトやクラブ全体が軽すぎると、手でクラブを操作しやすくなり(手打ち)、スイング軌道が安定しません。軌道の最下点が毎回ずれるため、トップやダフリが出やすくなります。対策としては、前述の通り、少し重めのシャフトに交換したり、鉛テープで重量を調整したりするのが有効です。
  3. ボールの位置が左すぎる: ドライバーと同じ感覚でボールを左足かかと線上に置くと、フェアウェイウッドでは左すぎます。ヘッドが最下点を過ぎてから上昇する軌道でボールに当たるため、トップしやすくなります。ボールの位置は、左足かかとよりボール2〜3個分右寄りに置くのが基本です。

スイングを見直してもトップが改善しない場合は、クラブが軽すぎる可能性を疑ってみましょう。適度な重さは、安定したスイングの土台となります。

5番ウッドの平均飛距離はどれくらい?アマチュアの目安

ゴルフコースで、白いゴルフウェアを着た男性がゴルフクラブを構え、地面のボールと空中を飛ぶボールが同時に写っており、背景には「200」と書かれた距離標識が見えます。

5番ウッド(5W)は、アマチュアゴルファーにとって非常に頼りになるクラブです。では、一般的なアマチュアゴルファーは5番ウッドでどのくらいの距離を打てるのでしょうか。

あくまで目安ですが、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後の一般的なアマチュア男性ゴルファーの場合、5番ウッドの平均的な飛距離は180ヤードから200ヤード程度です。これはキャリー(ボールが着地するまでの距離)での話で、ランを含めると200ヤードを超えることもあります。

一方、女性ゴルファーの場合は、140ヤード前後が平均的な飛距離の目安となります。

ヘッドスピード(ドライバー)5番ウッドの飛距離目安
〜38m/s160〜180ヤード
40m/s前後180〜200ヤード
43m/s前後190〜210ヤード
45m/s以上200〜220ヤード以上

この表からも分かるように、飛距離はヘッドスピードに大きく依存します。また、ロフト角が18度前後ある5番ウッドは、同じロフトのユーティリティやロングアイアンに比べて重心が低く深いため、ボールが上がりやすく、ミスにも強いという特徴があります。3番ウッドを打ちこなせないと感じるゴルファーにとっては、5番ウッドが最も飛距離を稼げるクラブになることも少なくありません。

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総括:フェアウェイウッドのシャフトを柔らかくする際の重要ポイント

夕焼けを背景に、ゴルフクラブを握るゴルフウェア姿の男性のシルエットが立ち、男性の体とゴルフクラブの間から夕日が輝いています。

この記事で解説した、フェアウェイウッドのシャフトを柔らかくする際のポイントや、関連するセッティングの考え方をまとめます。

  • この記事で解説したこと
  • シャフトが硬すぎるサインは「低い弾道」「スライス」「棒のような打感」。
  • 最適な硬さはヘッドスピードだけでなく「スイングテンポ」も考慮して選ぶ。
  • フレックスを落とすとしなりでヘッドが走り、飛距離アップに繋がる可能性がある。
  • プロもFWはドライバーより柔らかいフレックスにするのが主流。
  • 「硬いほうが飛ぶ」のはパワーをロスなく伝えられるハードヒッターに限られる。
  • 「重柔」シャフトは、スイングを安定させつつタイミングを取りたい人向け。
  • 左へのミスを嫌う上級者は、あえて硬めのシャフトを選ぶこともある。
  • 重量フローの基本は、ドライバーよりFWを10g程度重くすること。
  • 70g台シャフトは安定性が高いが、振り切るパワーが必要。
  • シャフトの「調子」は、基本的にはドライバーと揃えるのがおすすめ。
  • FW専用シャフトは、地面から打つための工夫がされており、ミスに強い。
  • トップの原因は「すくい打ち」の他に「クラブが軽すぎること」も考えられる。
  • 5番ウッドの平均飛距離は、アマチュア男性で180〜200ヤードが目安。
  • 自分に合ったシャフトを見つけるには、専門家によるフィッティングが最も確実。
  • 手軽な調整として、鉛テープによる重量調整から試すのも有効。

この記事を参考に、あなたのフェアウェイウッドを見直してみてはいかがでしょうか。シャフト一本で、苦手クラブが得意クラブに変わるかもしれません。

参考
スキルアップ
この記事を書いた人
フェアウェイ伯爵

初めまして、「Luxury Golf Style」へようこそ。
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