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モーダス115が合う人の特徴とは?振動数データで完全攻略

モーダス115が合う人の特徴とは?振動数データで完全攻略
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フェアウェイ伯爵

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モーダス115が発売されてから、「結局誰に合うのかわからない」という声が後を絶ちません。

「105では軽すぎて球が暴れる」「120では重くて振り遅れる」といった悩みを抱え、自分にとっての「ど真ん中」のシャフトを探し求めているのではないでしょうか?

今のシャフトが合わない気がするけど、失敗したくないから選ぶのが難しいんだよね…。

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その気持ち、よく分かります。この記事でデータと比較を通して、あなたにピッタリかどうかしっかり確認していきましょう!

この記事では、そんなあなたの迷いを完全に断ち切るために、モーダス115が本当に合う人の特徴を振動数データやライバル比較を交えて徹底解説します。

具体的には、

  • 推奨ヘッドスピードとスイングタイプ
  • モーダス105・120・DG S200との決定的な違い
  • 失敗しないためのウェッジやドライバーのセッティング術

といった、明日からのクラブ選びに直結する情報を網羅しています。

最後まで読めば、あなたにとってモーダス115が「運命の一本」になるかどうかが明確になり、自信を持って次のステップへ進めるはずです。

この記事のポイント
  • モーダス115は105と125の間に位置する「ど真ん中」のスペック
  • ドライバーHS45m/s前後で「重さを感じながら振りたい人」に最適
  • 120よりも硬く、先端剛性が高いため直進性に優れている
  • ウェッジには専用の「115」を合わせるのが重量フローの正解

モーダス115が合う人の基準とライバルシャフト徹底比較

ゴルフコースで、ゴルフクラブとデータが表示されたタブレットを見つめる男性。

このセクションでは、モーダス115のスペックや特性を深掘りし、他のシャフトと比較することで「あなたが選ぶべき理由」を明確にします。振動数データや具体的なヘッドスピード基準をもとに、迷いを解消していきましょう。

  • どのようなタイプに向いていますか?
  • 推奨ヘッドスピードの目安
  • 試打評価とフィーリング
  • モーダス115と 105との決定的な違い
  • モーダス120が合う人の特徴と115との違い
  • ダイナミックゴールド S200比較
  • 新星110との比較

どのようなタイプに向いていますか?

夕焼けに染まるゴルフコースで、笑顔の男性ゴルファーがゴルフボールを打ち上げ、クラブを振り抜いている。

モーダス115は、一言で言えば「重量と硬さのバランスを重視するアスリートゴルファー」に向いています。

なぜなら、このシャフトはシリーズの中で「最も癖のない中元調子」として設計されており、プレイヤーの意志をダイレクトに反映する特性を持っているからです。

具体的には、以下のような悩みを持つ人に最適です。

こんなお悩みの方にオススメ
  • モーダス105では軽すぎて、インパクトで当たり負けする感覚がある
  • モーダス120ではしなりすぎて、タイミングが取りづらい
  • ダイナミックゴールドS200だと後半のラウンドで重く感じるようになってきた

例えば、ドライバーのシャフトが60g台のSフレックスを使用している場合、アイアンのシャフト重量は110g〜120g程度が理想的な重量フローとなります。

モーダス115(S)のカット後重量は約110g〜112g程度になるため、まさにこの「黄金比」にピタリとハマるのです。

また、スイングタイプとしては、リストターンを積極的に使うタイプよりも、ボディターンでシンプルに打ちたいタイプとの相性が抜群です。

先端剛性が高めに設定されているため、ヘッドが余計な動きをせず、厚いインパクトを作りやすいのが特徴だからです。

一方で、手元から先端までが一気にしなるような「走り感」を求める人には、少し物足りなく感じるかもしれません。

あくまで「自分で操作して球を操りたい」という中上級者の意図に応えるためのシャフトだと言えるでしょう。

「重すぎず、軽すぎず、硬すぎず、柔らかすぎず」という絶妙な立ち位置こそが、モーダス115の最大の魅力であり、現代の大型ヘッドアイアンにもマッチする理由なのです。

正確な製品コンセプトや詳細スペックについては、日本シャフトの「N.S.PRO MODUS³ TOUR 115」製品ページも併せてご確認ください。

推奨ヘッドスピードの目安

ゴルファーがクラブを構え、クラブの速度44.5m/sを示すデジタルメーターが手前に表示された画像。

モーダス115を使いこなすための推奨ヘッドスピードは、ドライバー換算で43m/s〜47m/sがひとつの基準となります。

この数値は、多くのアマチュアゴルファーにとって「少し頑張れば届く」範囲でありながら、同時に「オーバースペックになりやすい」境界線でもあります。

具体的なフレックス別の目安を見てみましょう。

フレックスドライバーHS目安7番アイアンHS目安
R40m/s 〜 43m/s34m/s 〜 37m/s
S43m/s 〜 46m/s38m/s 〜 41m/s
X46m/s 〜 50m/s42m/s 以上

Sフレックスの場合、ドライバーで平均240ヤード前後飛ばせるパワーがあれば、十分に性能を引き出すことができます。

しかし、ここで注意が必要なのは、「ヘッドスピードだけで判断してはいけない」という点です。

例えば、HS45m/sの人でも、切り返しが早い「ヒッタータイプ」の人は硬さを感じるためXフレックスの方が安定することがあります。

逆に、ゆったりと振る「スインガータイプ」の人は、Sフレックスでも十分にシャフトのしなりを感じられるでしょう。

モーダス115は手元側に適度なしなりを持たせているため、数値以上にタイミングが取りやすく、推奨HSの下限に近い人でも「意外と打てる」と感じるケースが多いのが特徴です。

もしあなたが「HS42m/sだけど、重めのシャフトで安定させたい」と考えているなら、Rフレックスという選択肢も視野に入れてみてください。

「Sだと硬いけど、Rだと柔らかすぎるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、モーダス115のRはしっかりとした剛性感があり、決して頼りないスペックではありません。

特にHS45m/s前後の方は、モーダス115以外にも選択肢があります。詳しくは『ヘッドスピード45のアイアンシャフト|選び方と最適スペック』をご覧ください。

試打評価とフィーリング

ゴルファーがゴルフクラブでボールを打つ瞬間、光に照らされた無数の水滴が勢いよく飛び散っています。

実際にモーダス115を試打した多くのゴルファーが口を揃えて言うのは、「硬いのに、痛くない」という不思議な感覚です。

これは、シャフト全体の剛性が高いにもかかわらず、手元部分のマイルドなしなりが衝撃を吸収してくれるためです。

試打評価でよく挙がるポイントを整理してみましょう。

1. 直進性が極めて高い
先端が硬めに作られているため、オフセンターヒット(芯を外した時)でもヘッドがブレにくく、方向性が安定します。
「曲げたくても曲がらない」と感じるほど、ターゲットに対して真っ直ぐ飛んでいく弾道が得られます。

2. 球の高さが抑えられる
モーダス105や125に比べて、弾道はやや低め〜中弾道になる傾向があります。
吹け上がりを抑えたいハードヒッターにとっては、風に負けない強い球が打てる頼もしい武器になるでしょう。

3. 「粘り」よりも「弾き」に近い感覚
粘り系の代名詞であるDG S200やモーダス120と比べると、インパクト後の戻りが速く、シャープな振り抜き心地です。
「ズシッ」という重さよりも、「スパッ」と走り抜ける爽快感があり、現代的なスイングにマッチします。

ある上級者の感想では、「DG S200から変えた直後は軽く感じてトップしたが、慣れるとこの軽快さが手放せなくなった」という声もありました。

また、「105だと当たり負けしていたラフからのショットが、115だと力強く抜けられるようになった」という評価も多く見られます。

つまり、モーダス115は「軽量化のメリットを享受しつつ、スチール特有の重厚感も残したい」という贅沢な悩みを解決してくれるシャフトなのです。

もしあなたが、今のシャフトに「何となく違和感」を感じているなら、一度試打してみる価値は十分にあります。

その一振りで、今まで感じたことのない「人馬一体」ならぬ「人クラブ一体」の感覚を味わえるかもしれません。

試打評価で気になったら、まずは単体価格をチェック!

モーダス115と 105との決定的な違い

グリップに「MODUS 115」と「MODUS 105」と書かれたゴルフのクラブを両手が掲げ、明るい光が差すパッティンググリーンを背景に2人の人物がぼやけて写っています。

モーダス115と105は、名前こそ似ていますが、その中身は全く別物のシャフトと言っても過言ではありません。

最大の違いは、「重量」と「キックポイントの性格」にあります。

まず重量ですが、Sフレックスのカット前重量で比較すると、115は約118.5g、105は約106.5gと、約12gもの差があります。

この12gは、ゴルフスイングにおいては劇的な違いを生みます。

105は「軽・硬(カルカタ)」の代表格であり、手元が硬く先端が硬い、全体的に張りのあるシャフトです。
そのため、スイングテンポが速く、シャープに振り抜きたい人に向いています。

一方、115は105よりも重量がある分、手元側に適度なしなりを持たせてあり、切り返しでの「間」が作りやすい設計になっています。

また、振動数(CPM)で見ると、実は105の方が数値が高く(硬く)出ることが多いのです。

これは105の手元剛性が高いためですが、実際に打ってみると、重量感のある115の方が「しっかりしている」と感じる人が多いという逆転現象が起きます。

つまり、

モーダス105とモーダス115の違い

という住み分けになります。

もしあなたが「105だと軽すぎて手打ちになってしまう」と感じるなら、迷わず115への移行をおすすめします。

逆に、「115だと重くて振り切れない、もっと楽に高さを出したい」という場合は、105の方が良い結果を生むでしょう。

この2本は「兄弟モデル」というよりは、「異なるターゲットに向けた別アプローチ」と捉えるのが正解です。

自分のスイングが「テンポ重視」なのか「スピード重視」なのかを見極めることが、選び方の鍵となります。

105は軽さとシャープな振りが特徴です。「115だと少し重いかも」と感じる方は、『モーダス105が合う人は?適正HSと硬さの真実を徹底解説』を参考に比較してみてください。

モーダス120が合う人の特徴と115との違い

モーダス120
画像引用:Amazon

モーダスシリーズの中で最も利用者が多い「モーダス120」ですが、115とはその性格が「正反対」と言えるほど異なります。

ここを誤解して移行すると、「全然合わない!」と後悔することになりかねません。

モーダス120の最大の特徴は、「手元から中間部が非常に柔らかく、先端が硬い」という独特の剛性分布にあります。

この柔らかさが、独特の「粘り感」を生み出し、ゆったりとしたテンポで振るゴルファーに愛されてきました。

対してモーダス115は、手元のしなりは控えめで、シャフト全体が素直にしなる「中元調子」です。

具体的な違いを比較してみましょう。

1. しなりの大きさ
120は大きくしなって戻るため、タイミングが合えば爆発的な飛距離を生みますが、合わないと左右に散らばりやすくなります。
115はしなり量が適度で、スイング中のヘッド位置を把握しやすいため、操作性に優れています。

2. 剛性感(硬さ)
同じSフレックスで比較すると、振動数は115の方が圧倒的に高く(硬く)なります。
120のSは、一般的なシャフトのSR〜R相当の柔らかさがあるため、115のSに持ち替えると「棒のように硬い」と感じるかもしれません。

3. 重量
カタログ値では115の方が重いですが、実際の重量差は約4g程度です。
しかし、120はバランスが出にくい設計のため、組み上げると115の方が総重量が重くなる傾向があります。

結論として、モーダス120が合う人は、

  • 大きくしなるシャフトが好き
  • タメが強く、ハンドファーストでインパクトできる
  • ドローボールを持ち球にしたい

というタイプです。

もしあなたが「120を使っているが、柔らかすぎて頼りない」「もっとシャキッとしたシャフトにしたい」と感じているなら、115は理想的な乗り換え先となります。

ただし、フレックス選びには注意が必要です。
120のSを使っていた人が115に移行する場合、115のRフレックスを選ぶことで、違和感なく重量アップと安定性を手に入れられるケースが多いのです。

「数字(115と120)が近いから似ているだろう」という思い込みを捨て、全く新しいシャフトとして向き合うことが成功の秘訣です。

ダイナミックゴールド S200比較

ダイナミックゴールド S200
画像引用:Amazon

長年アイアンシャフトの王様として君臨してきた「ダイナミックゴールド(DG)S200」。
モーダス115は、このDG S200からの移行を最も意識して作られたシャフトと言えます。

多くのゴルファーが直面する、「年齢とともにDG S200が重く、辛くなってきた」という悩み。
そこに完璧な回答を提示するのがモーダス115です。

1. 重量の絶妙なダイエット
DG S200のカット前重量は129g。対するモーダス115は118.5g。
この約10gの軽量化は、スイングの安定感を損なわずに、振り抜きやすさだけを向上させる魔法の数字です。
「軽くなりすぎて手打ちになる」という軽量スチールのデメリットを見事に解消しています。

2. 振り心地の類似性
DG S200ユーザーが最も恐れるのは、「シャフトの挙動が変わってタイミングが取れなくなること」です。
モーダス115は、DG特有の「手元側の粘り」を継承しつつ、先端の剛性を高めることで、DGに近いフィーリングを実現しています。
そのため、違和感なくスムーズに移行できる可能性が非常に高いのです。

3. 弾道とスピン量
DG S200は「低弾道・高スピン」が特徴ですが、モーダス115は「中弾道・適正スピン」です。
現代の低スピン系ボールや飛び系アイアンと組み合わせた場合、DGではドロップしてしまう球も、115なら適度な高さでグリーンに止めることができます。

実際に移行したユーザーからは、「ラウンド後半の疲れが全く違う」「ロングアイアンが楽に上がるようになった」という喜びの声が多数上がっています。

ただし、DG S200の「ズシッとした重さで強引に球を潰す」ような打ち方を好む人には、少し物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、スマートに、かつ効率的にボールを飛ばしたい現代のアスリートゴルファーにとって、モーダス115は「DG S200の現代版アップデート」として、これ以上ない選択肢となるはずです。

新星110との比較

ゴルフウェア姿の男女が、ゴルフボールの性能データを示すグラフの前に立ち、それについて話している様子。

2024年以降、新たにラインナップに加わった「モーダス110」は、105と120の間を埋めるもう一つの選択肢として注目を集めています。

115との違いは非常に微細ですが、ターゲットとする層は明確に異なります。

モーダス110は、

  • 105の「軽硬」感を少しマイルドにしたい
  • 120のようなしなり感は欲しいが、もっと軽くしたい
  • 先端が走る感覚が欲しい

というニーズに応えるシャフトです。

一方、モーダス115は、

  • DGのような重量感と粘りを残したい
  • 先端を硬くして、左へのミスを消したい
  • 全体的な剛性感(しっかり感)が欲しい

というニーズに応えます。

簡単に言えば、110は「軽快に弾く」シャフトであり、115は「重厚に粘る」シャフトです。

115の方がよりハードヒッター向けであり、左への引っかけを嫌うフッカーとの相性が良いでしょう。

逆に110は、球を捕まえたいスライサーや、飛距離を優先したいゴルファーに向いています。

この2本の登場により、モーダスシリーズはあらゆるゴルファーの要望に応える鉄壁の布陣となりました。

自分が「捕まえたいのか、逃がしたいのか」「弾きたいのか、粘りたいのか」を自問自答することで、115と110のどちらが正解かが見えてくるはずです。

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モーダス115が合う人へ贈るセッティングと詳細スペック

緑豊かなゴルフコースの芝生の上に、手前に様々なゴルフクラブが並べられ、奥にはぼやけた2人のゴルファーとゴルフカートが写っています。

シャフト選びは、アイアン単体で完結するものではありません。ドライバーからウェッジまで、全体のリズム(重量フロー)が整って初めて、その真価を発揮します。ここでは、モーダス115を中心とした理想的なセッティングを提案します。

アイアンだけ変えてもダメなの?ドライバーやウェッジとのバランスが難しそう…。

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全体の流れ(重量フロー)が整うと、スイングが安定してミスが減りますよ。具体的な数値をこれから紹介します!

  • 調子とキックポイント
  • カット後重量の実測値
  • 合う ドライバー シャフト選び
  • 相性の良いウェッジ
  • どのようなタイプに最適?
  • 110がハマるゴルファー

調子とキックポイント

モーダス115のキックポイント(調子)は、メーカー公表値で「中元調子」となっています。

これは、シャフトの手元側(グリップ寄り)から中間部にかけてしなるポイントがあることを意味します。

この「中元調子」こそが、モーダス115が「タイミングが取りやすい」と評価される最大の理由です。

切り返しで手元がグッと入る感覚があるため、スイングの始動で悩みやすい人でもスムーズにクラブを下ろすことができます。

また、先端剛性が高いため、インパクトゾーンでのヘッドの挙動が安定し、「厚い当たり」を実現します。

ここで重要なのは、「元調子=ハード」という先入観を捨てることです。

確かに元調子は上級者向けとされることが多いですが、モーダス115は適度なトルク(ねじれ)を持たせているため、ガチガチの板のような硬さではありません。

むしろ、手元がしなることで「シャフトが仕事をしてくれる」感覚を味わえるため、力みに頼らず振れるようになります。

スライスを直したい人:先端が走る先調子の方が合う可能性があります。
フックを抑えたい人:先端が硬いモーダス115(中元調子)は最高の相棒になります。

自分のミス傾向と照らし合わせることで、このキックポイントが自分にとって「武器」になるかどうかが判断できるでしょう。

カット後重量の実測値

人物が両手でゴルフシャフト「MODUS 3 TOUR 115」をNIPPON SHAFTのデジタルスケールで計量しており、ディスプレイには110.5gと表示されています。

カタログスペックと実測値には、必ず「ズレ」が生じます。
特にシャフトは、ヘッドに装着する際に長さを調整してカットするため、「カット後重量」こそが真の重量です。

モーダス115(Sフレックス)の場合、

  • カタログ重量(カット前):118.5g

これを一般的な長さ(5番アイアンで38インチ合わせなど)で組むと、

カット後の目安

  • カット後重量(実測目安):約110g 〜 112g

となります。

この「約110g」という数字が、セッティングを考える上で非常に重要です。

例えば、DG S200のカット後重量は約118g前後です。
つまり、モーダス115に変えることで、手元にかかる重量負荷が約6〜8g軽くなる計算になります。

たった数グラムと思うかもしれませんが、スイング中の遠心力がかかると、この差は数キログラムの負荷軽減に相当します。

これが「振り抜きやすさ」や「後半の疲れにくさ」に直結するのです。

また、グリップ重量(通常50g)やヘッド重量(5番で約254g)と合わせると、総重量は415g前後になります。

これは、一般的なアスリート向けアイアンの標準的な重量であり、市販のドライバー(300g〜310g)との相性も抜群です。

カタログ値だけを見て「重そうだな」と敬遠せず、この実測値ベースで判断することが、失敗しない選び方のポイントです。

リシャフトで理想の重量フローを実現しよう!

ドライバー シャフト選び

ゴルフバッグに収納されたMODUSブランドのゴルフクラブ一式と、背景にぼやけたゴルフ場のゴルファーたちが写っています。

アイアンをモーダス115にするなら、ドライバーシャフトもそれに合わせた「重量フロー」を意識する必要があります。

鉄則は、「ドライバーからウェッジまで、長さが短くなるにつれて重くなる」という階段を作ることです。

モーダス115(カット後約110g、総重量415g前後)に合わせるべきドライバーシャフトのスペックは、ズバリ以下の通りです。

  • 重量帯:60g台(総重量310g〜320g)
  • キックポイント:中元調子 〜 元調子

具体的なおすすめシャフトを挙げると、

1. ツアーAD DI-6 / UB-6
松山英樹プロも愛用する王道の元調子系。
モーダス115と同じく、粘りと弾きのバランスが良く、全体的な振り心地を統一しやすい組み合わせです。

2. ベンタス ブルー 6 / ブラック 6
PGAツアーで圧倒的な使用率を誇るベンタスシリーズ。
特にブルーは中元調子でタイミングが取りやすく、115の挙動とリンクします。
ハードヒッターならブラックで左を消すのもアリです。

3. テンセイ プロ オレンジ 1K 60
手元重心設計(カウンターバランス)のテンセイオレンジは、振り心地が軽く感じるため、115のアイアンと持ち替えた時にスムーズにスイッチできます。

逆に、50g台の軽量シャフトや、先調子の走り系シャフト(スピーダーNXなど)を合わせると、アイアンとのギャップが大きくなりすぎる可能性があります。

「ドライバーは軽くて速く振りたい、アイアンは重くてゆったり振りたい」という考え方もありますが、ミスを減らす近道は「振り感を揃えること」です。

モーダス115を選ぶなら、ドライバーも少し「アスリート寄り」のスペックにすることで、スイング全体の再現性が飛躍的に向上するでしょう。

アイアンを115g前後に設定した場合、ドライバーは300g前後が重量フローの目安となります。全体のリズムを整えるための詳細は、『300gドライバー基準の重量フロー!振り心地を揃える調整術』で解説しています。

相性の良いウェッジ

夕日が差し込むパッティンググリーンで2人のゴルファーが練習しており、手前には「MODUS WEDGE 115」と書かれたゴルフクラブが3本置かれています。

「アイアンはモーダス115に決めた。じゃあウェッジは何を入れればいい?」

この問いに対するベストアンサーは、日本シャフトが専用に開発した「N.S.PRO MODUS³ WEDGE 115です。

なぜなら、アイアン用シャフトをそのままウェッジに入れるよりも、ウェッジ専用設計の方がアプローチのフィーリングが良くなるからです。

しかし、ここで一つ注意点があります。
それは、「アイアン用115」と「ウェッジ用115」は、重量が異なるという点です。

ご覧の通り、ウェッジ用の方が約3.5g重く設計されています。

これは、「ウェッジはフルショットだけでなくコントロールショットもするため、少し重い方が安定する」というセオリーに基づいています。

つまり、アイアンにモーダス115を入れている人が、そのままの流れでウェッジ115を入れると、自然と理想的な重量フローが完成するのです。

もし、「ウェッジはもっと重くして、手首の動きを抑えたい」という人は、さらに重いWEDGE 125(133g)を選ぶのも有効です。

逆に、DG S200(ウェッジ用)を入れるという選択肢もありますが、モーダス特有の「素直なしなり」に慣れた体には、少し粘り感が強く感じるかもしれません。

統一感を出すなら、やはり「MODUS3 WEDGE」シリーズで揃えるのが最も失敗のない選択と言えます。

あなたのショートゲームを支える重要な相棒として、アイアンと同じDNAを持つシャフトを選んであげてください。

アイアンと揃えて完璧な流れを!ウェッジ専用シャフトはこちら

アイアンからウェッジへの流れをスムーズにするには重量管理が不可欠です。『ウェッジの重量フローでスイング安定!選び方の基本とコツ』で、失敗しないセッティング術を確認しておきましょう。

どのようなタイプに最適?

朝焼けのゴルフコースで、太陽を背にした大木と長い影が広がる中、男性ゴルファーがゴルフボールを打っている様子。

モーダスウェッジ115は、単に「モーダス115アイアンを使っている人」だけのものではありません。

実は、モーダス105」や「モーダス120」を使っている人にも、自信を持っておすすめできる万能シャフトなのです。

具体的には、以下のようなタイプに最適です。

1. アプローチで「距離感」を重視する人
モーダスウェッジ115は、過度なスピンがかかりすぎず、「打った分だけ転がる」という素直な挙動をします。
低く出して止める、ふわっと上げて寄せる、といった多彩な技を使う際に、シャフトが邪魔をしません。

2. フルショットでの安定感を求める人
ウェッジで100ヤード前後を狙う際、シャフトが柔らかすぎると左右に散らばりやすくなります。
115は適度な剛性があるため、思い切り振ってもヘッドが遅れず、ライン出しが容易です。

3. DG S200だと重すぎると感じる人
「アイアンは軽量化したけど、ウェッジだけDGのままで重い…」という悩みを持つ人は多いはず。
WEDGE 115(122g)は、DG(約130g)よりも軽く、それでいて軽すぎない絶妙な重量帯です。

特に、アイアンにモーダス105を使っている人にとって、WEDGE 105(111g)だと少し軽すぎてチャックリやトップのミスが出やすくなることがあります。
そこで、あえて一段階重いWEDGE 115を入れることで、手元の浮きを抑えて安定したアプローチが可能になります。

「ウェッジ専用なんて必要ない」と思っているあなたこそ、一度その「専用設計の魔力」を体感してみてください。

バンカーショットの抜けや、ラフからの拾いやすさが劇的に変わることに驚くはずです。

110がハマるゴルファー

ゴルフコースで、男性ゴルファーがドライバーでボールを打ち上げ、球が空中に浮いている瞬間を捉えた画像。

ここでは補足として、新登場の「モーダス110」がハマる具体的なゴルファー像を整理しておきます。

115と比較して迷っている方は、以下のチェックリストを確認してみてください。

こんなお悩みの方にオススメ
  • ドライバーのHSが42m/s 〜 45m/s程度
  • アイアンの弾道をもっと高くしたい
  • 現在NS950GHなどを使っていて、少し重量を上げたい
  • シャフトのしなり戻り(キック)を使って飛ばしたい
  • ミスヒット時の飛距離ロスを減らしたい

110は、「やさしさ」と「飛び」を重視したアスリートモデルです。
115のような「操作性」や「重厚感」よりも、「オートマチックな挙動」を好む現代的なスイングの持ち主にマッチします。

もしあなたが「これからのゴルフ人生、もう少し楽をしてスコアを出したい」と考えているなら、115よりも110の方が幸せになれるかもしれません。

逆に、「まだまだ自分の技術で球を操りたい、打感にこだわりたい」という職人気質なあなたには、やはり115がベストパートナーとなるでしょう。

どのようなスイングに合う?

最後に、根強い人気を誇る「モーダス120」が合うスイングタイプを再確認し、115への移行を考える際の最終判断材料としましょう。

モーダス120は、「リストワークを使うスインガー」との相性が抜群です。

モーダス120が合うスイング

  • 切り返しがゆったりとしていて、タメが深い
  • インパクトゾーンで手首を返して球を捕まえる
  • シャフトの大きなしなりを感じながらリズムを取りたい
  • フェースローテーションを積極的に使う

逆に言えば、「手首を固定して体の回転だけで打つ」ような最近のPGAツアー流のスイング(シャットフェース&ボディターン)には、シャフトが動きすぎて合いにくい場合があります。

ここで、よくある疑問にQ&A形式で答えておきます。

補足:Q&A形式で120ユーザーの疑問を解決

Q
120Sから115Sに変えたら硬すぎますか?
A

はい、かなり硬く感じるはずです。振動数は約1フレックス分硬くなります。もし120Sのしなり感が好きなら、115はRフレックスを検討するか、そのまま120を使い続けるのが賢明です。

Q
120Xを使っていますが、115ならSでいいですか?
A

概ねその通りです。振動数や剛性感は近いです。ただしキックポイントの違い(中調子vs中元調子)による差はあるため、必ず試打をしてタイミングを確認してください。

まとめ:モーダス115が合う人になるための選び方ポイント

ゴルフコースを背景に、チェックリストが書かれたクリップボードにペンでチェックを入れる手元が写っています。

最後に、この記事の重要ポイントをまとめます。
モーダス115は、あなたのゴルフを「次のレベル」へと引き上げるポテンシャルを秘めたシャフトです。

以下のチェックリストを参考に、自信を持って選んでください。

まとめ
  • モーダス115はシリーズの中で最も「癖のない中元調子」で操作性が高い
  • ドライバーHS43m/s〜47m/sのアスリートゴルファーに最適
  • DG S200からの軽量化や、モーダス105からの重量アップに完璧に対応する
  • 「硬いのに痛くない」独特のマイルドな打感が特徴
  • 105とは重量差が約12gあり、全く異なる挙動をする別モデル
  • 120よりも圧倒的に硬く、リストターンよりもボディターン向け
  • DG S200と比較して約10g軽く、後半のラウンドでも疲れにくい
  • 110は「弾き系」、115は「粘り系」という明確な住み分けがある
  • カット後重量は約110g前後で、総重量415g前後の理想的なアイアンになる
  • ドライバーは60g台の中元調子〜元調子と合わせるとフローが良い
  • ウェッジには「MODUS3 WEDGE 115」を合わせるのが鉄板セッティング
  • ウェッジ用はアイアン用より約3.5g重く、安定感が増す設計になっている
  • 120ユーザーが移行する際は、フレックスを落とす(S→R)検討も必要
  • 「重すぎず軽すぎず」の絶妙なバランスが現代の大型ヘッドと相性抜群
  • 最終的には「自分のスイングタイプ(ヒッターかスインガーか)」で見極める

理想の「ど真ん中」を手に入れて、スコアアップを目指そう!

読者

記事の内容はわかったけど...。
新しいギアを買う「お金」も、スクールに通う「勇気」も、正直ちょっとハードルが高いなぁ...。

著者
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