【図解】ドライバーのバランス計算方法|標準値や調整まで網羅

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ドライバーのバランスがしっくりこない、あるいは最近飛距離が落ちたとお悩みではありませんか?ゴルフクラブのバランスは、振りやすさやショットの安定性に直結する、スコアメイクにおいて非常に重要な要素です。多くの方が「D2」や「C9」といった数値を耳にしたことはあっても、その具体的な意味や自分に最適な値がどれなのか、正確に理解するのは難しいかもしれません。

この記事では、ドライバー バランス 計算の基本から、ご自宅でできる簡単な測定方法、便利なゴルフクラブ バランス 計算 アプリやExcelでの管理方法まで、誰にでも分かるように図解を交えて徹底的に解説します。

ゴルフのクラブバランスでD1とD2の違いは何ですか?といった具体的な疑問から、シニアのドライバーのバランス、そしてスイングバランス 計算と飛距離との関係性まで、あなたが抱えるあらゆる疑問に答えます。この記事を読めば、あなたに最適なバランスを見つけ、パフォーマンスを最大限に引き出すための一歩を踏み出せるはずです。

この記事のポイント
  • ドライバーの標準的なバランス(D2前後)やD1とD2の具体的な違いがわかります。
  • 自宅でできる測定方法から、アプリやExcelを使った詳細な計算方法まで理解できます。
  • バランスが飛距離に与える影響や、パフォーマンスを最大化する調整の考え方がわかります。
  • シニア向けやスイングタイプ別のおすすめバランス設定の目安がわかります。

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ドライバーのバランス計算の基本|標準値と測定方法を解説

ドライバーのバランス計算の基本|標準値と測定方法を解説

このセクションでは、ドライバーのバランス、すなわち「スイングウェイト」に関する基本的な知識を解説します。多くの方が疑問に思う標準値や、D1とD2といったわずかな違いがスイングにどのような影響を与えるのかを理解することで、ご自身のクラブ選びや調整の精度が格段に向上します。また、専門的な機器がなくても自宅で手軽に測定・計算できる方法もご紹介するので、まずはご自身のクラブの現状を把握することから始めましょう。

  • 標準的なバランスはD2前後が目安
  • 標準値から外れた場合のメリット・デメリット
  • D1とD2の体感差はヘッド重量約2g
  • 自宅でできる簡単なゴルフクラブのバランス測定と計算方法
  • スイングのバランス計算の基礎「14インチ支点法」を理解する
  • スマホで手軽に試せるゴルフクラブのバランス計算アプリ3選
  • 数値を入力するだけのオンラインクラブバランスの計算ツール
  • Excelを使った自作ゴルフのバランス計算シートの作り方

標準的なバランスはD2前後が目安

標準的なバランスはD2前後が目安

まず結論から言うと、市販されている男性向けのドライバーで最も標準的なバランスは「D2」前後です。ゴルフクラブのバランスは、スイングした際に感じるヘッドの重さの指標であり、アルファベットと数字で表されます。

アルファベットはA, B, C, D, Eの順に重く感じ、数字は0から9まであり、数字が大きいほど重くなります。つまり、D1よりもD2、D2よりもD3の方が、スイング時にヘッドが重く感じられる設計になっています。

多くのゴルフメーカーは、アマチュア男性ゴルファーの平均的なヘッドスピードやパワーを考慮し、最も多くの人が振りやすく、かつヘッドの重さを適度に感じられるD1〜D3の範囲で設計しています。

その中でもD2は、ヘッドの存在感を感じながらも操作性を損なわない、まさに「標準」と呼ぶにふさわしいバランスです。もしクラブ選びで迷ったら、まずはこのD2を基準にご自身のスイングタイプや好みに合わせて他のバランスを試してみるのが良いでしょう。

標準値から外れた場合のメリット・デメリット

標準値から外れた場合のメリット・デメリット

標準がD2だからといって、必ずしもそれが万人に合うわけではありません。標準値から意図的にバランスを軽くしたり重くしたりすることで、スイングに良い影響を与えることがあります。ここでは、バランスを軽くした場合(Cバランスなど)と、重くした場合(D4以上など)の一般的なメリットとデメリットをまとめました。

バランスメリットデメリット
軽い (Cバランス寄り)・クラブをシャープに振り抜きやすい
・ヘッドスピードが上がりやすい
・非力な人や女性、シニアでも扱いやすい
・ヘッドの効きを感じにくく、手打ちになりやすい
・打点がブレやすく、ミート率が下がる可能性がある
・球が軽くなり、当たり負けすることがある
重い (D4以上)・ヘッドの重さを利用してゆったり振れる
・スイング軌道が安定しやすい
・インパクトで当たり負けしにくく、力強い球が出やすい
・振り遅れやすく、スライスの原因になることがある
・ヘッドスピードが上がりにくい
・パワーがないと振りきれず、飛距離をロスする

この表からわかるように、バランス調整はトレードオフの関係にあります。例えば、ヘッドスピードを上げたいなら軽くするのが有効ですが、それによってミート率が下がっては元も子もありません。ご自身のスイングの課題(例:振り遅れる、手打ちになる)を明確にし、それを補う方向でバランスを調整することが、パフォーマンス向上の鍵となります。

D1とD2の体感差はヘッド重量約2g

D1とD2の体感差はヘッド重量約2g

D1とD2の違いは、バランスの指標上ではわずか1ポイントです。では、この1ポイントの差は具体的にどれくらいの重さなのでしょうか。一般的に、クラブバランスを1ポイント重くするには、ヘッドの重量を約1.5g〜2g増やす必要があると言われています。これは、調整用の鉛テープ(約0.5g/枚)を3〜4枚貼る程度の重さに相当します。

「たった2g?」と思われるかもしれませんが、スイングという高速な動きの中では、このわずかな差がヘッドの効き具合やタイミングの取りやすさに影響を与えます。D1からD2に変えると、多くのゴルファーは「少しヘッドの存在感が増した」「トップでの間が作りやすくなった」と感じるでしょう。逆に、重いと感じていたクラブをD2からD1に調整すると、よりシャープに振り抜ける感覚が得られるかもしれません。この微細な感覚の違いが、ショットの安定性や再現性を左右するため、プロや上級者はこの1ポイントの差にまでこだわって調整を行うのです。

自宅でできる簡単なゴルフクラブのバランス測定と計算方法

自宅でできる簡単なゴルフクラブのバランス測定と計算方法

専門の測定器がなくても、実は身近な道具を使ってゴルフクラブのバランスを簡易的に測定し、計算することが可能です。ご自身のクラブがカタログスペック通りのバランスになっているか、グリップ交換などでバランスが変わっていないか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

【準備するもの】

  1. キッチンスケールなどのはかり:クラブの総重量を測ります。
  2. メジャーまたは長い定規:クラブの長さを測ります。
  3. 支点になるもの:定規の角や鉛筆など、クラブを乗せて支えられるもの。
【測定と計算の手順】
  • STEP1
    総重量を測定する

    まず、はかりでクラブ全体の重さ(g)を測定します。

    総重量を測定する
  • STEP2
    バランスポイントを探す

    クラブを支点の上に乗せ、ちょうど水平に釣り合う点(重心)を見つけます。

    バランスポイントを探す
  • STEP3
    長さを測定する

    グリップの端から、見つけたバランスポイントまでの長さ(mm)をメジャーで正確に測定します。

    長さを測定する
  • STEP4
    計算ツールに入力する

    測定した「総重量(g)」と「グリップ端からのバランスポイント長(mm)」を、後述するオンラインの計算ツールなどに入力します。これだけで、あなたのクラブのバランスがD2やC9といった数値で算出されます。

    計算ツールに入力する

この方法はあくまで簡易的なものですが、クラブ間のバランスの流れ(フロー)を確認したり、調整前後の変化を見たりするには十分役立ちます。手軽にできるので、ぜひ一度お試しください。

スイングのバランス計算の基礎「14インチ支点法」を理解する

スイングのバランス計算の基礎「14インチ支点法」を理解する

スイングバランス(スイングウェイト)がどのように定義されているか、その理論的背景を知ることで、バランス調整への理解がより深まります。現在、世界標準となっているのが「14インチ支点法」という考え方です。これは、ゴルフクラブのグリップ端から14インチ(約35.6cm)の点を支点として、クラブヘッド側にかかるモーメント(重さの効き具合)を数値化したものです。

具体的には、この14インチの支点に乗せた際に、ヘッド側がどれだけ重く感じるかを測定し、それをA0からE9までの60段階の尺度に当てはめています。なぜ14インチなのかというと、多くのゴルファーがスイングする際にクラブを握る位置(支点)が、グリップ端からおおよそ14インチあたりになることから、この基準が採用されたと言われています。

この理論を知っておくことで、例えば「カウンターバランス」のようにグリップ側を重くする調整がなぜバランスを軽くする(ヘッドの効きを弱める)効果があるのかを論理的に理解できます。つまり、支点よりグリップ側に重量を追加することで、ヘッド側のモーメントと相殺されるため、バランスの数値が下がるのです。

スマホで手軽に試せるゴルフクラブのバランス計算アプリ3選

スマホで手軽に試せるゴルフクラブのバランス計算アプリ3選

自宅での測定で得た数値を、もっと手軽にバランスに変換したい場合は、スマートフォンのアプリが非常に便利です。App StoreやGoogle Playで「ゴルフ バランス 計算」などと検索すると、いくつかの便利なアプリが見つかります。ここでは、代表的なものをいくつかご紹介します。

  1. Swingweight Calculator (海外アプリ)
    • シンプルで直感的なインターフェースが特徴。
    • 総重量(グラム)とバランスポイント(インチまたはミリメートル)を入力するだけで、瞬時にスイングウェイトを計算してくれます。
    • 単位変換機能もついていることが多いので、測定した単位を気にせず入力できます。
  2. Golf Club Spec Calculator (多機能アプリ)
    • スイングウェイトだけでなく、クラブの長さやライ角、ロフト角など、他のスペックもまとめて管理できるアプリ。
    • 複数のクラブデータを保存しておけるので、クラブセッティング全体のバランスフローを確認するのに役立ちます。
  3. ゴルフ スイングウエイト計算 (国内開発アプリ)
    • 日本語に完全対応しており、初心者でも安心して使えます。
    • 計算方法に関する簡単な解説がついていることもあり、バランスの知識を深めながら利用できます。

これらのアプリを使えば、測定後すぐに結果がわかり、調整のシミュレーションも簡単に行えます。ご自身のスマートフォンに一つ入れておくと、クラブいじりがもっと楽しくなるかもしれません。

数値を入力するだけのオンラインクラブバランスの計算ツール

数値を入力するだけのオンラインクラブバランスの計算ツール
画像引用:Lab-Golf

アプリをインストールするのは少し面倒だと感じる方には、ウェブブラウザで直接使えるオンラインの計算ツールがおすすめです。「クラブ バランス 計算ツール」や「スイングウェイト 計算」といったキーワードで検索すれば、無料で利用できるサイトが多数見つかります。これらのツールの多くは、アプリと同様に「総重量」と「バランスポイント」の2つの数値を入力するだけで、自動的にスイングウェイトを算出してくれます。

【オンラインツールのメリット】

  • インストール不要:ブラウザさえあれば、PCでもスマホでもすぐに利用できます。
  • シンプル:計算機能に特化しているものが多く、操作に迷うことがありません。
  • 詳細な情報:サイトによっては、計算結果と合わせて、バランスに関する詳しい解説や換算表が掲載されていることもあります。

例えば、ご自宅で測定した数値をその場でPCに入力して結果を確認したり、外出先で気になったクラブのスペックから簡易的にバランスを推測したりと、様々なシーンで役立ちます。ブックマークしておくと便利なツールのひとつです。

Excelを使った自作ゴルフのバランス計算シートの作り方

Excelを使った自作ゴルフのバランス計算シートの作り方

ご自身のクラブセッティングをより深く管理したい、あるいは調整による変化を記録していきたいという方には、ExcelやGoogleスプレッドシートを使った自作のバランス計算シートが最適です。一度計算式を組んでしまえば、数値を入力するだけで全てのクラブのバランスを一元管理できます。

【簡易計算シートの作成手順】

  1. 項目を作成:列に「クラブ名」「総重量(g)」「バランスポイント(mm)」「総重量(oz)」「バランスポイント(inch)」「モーメント」「バランス」といった項目を用意します。
  2. 単位変換の式を入力
    • 「総重量(oz)」のセルに = [総重量(g)のセル] / 28.35 と入力します。
    • 「バランスポイント(inch)」のセルに = [バランスポイント(mm)のセル] / 25.4 と入力します。
  3. モーメント計算式を入力
    • 「モーメント」のセルに = ([バランスポイント(inch)のセル] - 14) * [総重量(oz)のセル] と入力します。これが14インチ支点法に基づいた計算です。
  4. バランス換算:算出したモーメントの値を、スイングウェイト換算表(ウェブで検索すると見つかります)と照らし合わせ、IF関数やVLOOKUP関数を使って自動で「D2」などのバランスが表示されるように設定します。

このように自分だけのデータベースを作ることで、クラブごとのバランスの流れが一目瞭然になります。鉛を貼った場合やグリップを交換した場合の変化もシミュレーションでき、より論理的なクラブセッティングの構築に繋がります。

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ドライバーのバランス調整と計算結果の活かし方

ドライバーのバランス調整と計算結果の活かし方

クラブのバランスを計算・測定できるようになったら、次はその数値をどう活かすかが重要です。ただ数値を把握するだけでなく、それを基に自分のスイングや目指す弾道に合わせて調整を行うことで、初めてパフォーマンス向上に繋がります。このセクションでは、計算結果を基にしたバランス調整の考え方や、飛距離との関係、そしてスイングタイプ別のおすすめセッティングなど、より実践的な内容を掘り下げていきます。

  • 飛距離を最大化する自分だけの最適値とは
  • ゴルフクラブのバランスを確認するスイングウェイト早見表で振り心地をチェック
  • ドライバーのバランスを確認するための主要メーカーのモデル別スペック比較表
  • スイングタイプ別のおすすめセッティング
  • シニア向けは軽めのC9〜D2が推奨

飛距離を最大化する自分だけの最適値とは

飛距離を最大化する自分だけの最適値とは

ドライバーのバランスと飛距離の関係は、非常に密接ですが単純ではありません。「バランスを重くすれば飛ぶ」「軽くすれば飛ぶ」という簡単な話ではなく、ゴルファー一人ひとりのスイングと密接に関わってきます。飛距離は「ヘッドスピード × ミート率 × 打ち出し条件」という要素で決まりますが、バランスはこのうち「ヘッドスピード」と「ミート率」に大きく影響します。

  • 軽いバランス:振り抜きやすくなるため、ヘッドスピードは上がりやすい傾向にあります。しかし、ヘッドの軌道が不安定になりやすく、芯を外してミート率が下がると、結果的に飛距離をロスします。
  • 重いバランス:ヘッドの重みでスイング軌道が安定し、ミート率は向上しやすいです。しかし、振りきれずにヘッドスピードが落ちてしまうと、これもまた飛距離ダウンに繋がります。

つまり、飛距離を最大化する最適なバランスとは、「あなたが安定して最大ヘッドスピードを出し、かつ芯でボールを捉えられる(高いミート率を維持できる)バランス」ということになります。D2という標準値はあくまで出発点。そこから少し重くしたり軽くしたりして試打を重ね、弾道測定器などで実際のデータを確認しながら、最も効率よくエネルギーをボールに伝えられる自分だけの最適値を見つけ出すことが、飛距離アップへの最短ルートです。

ゴルフクラブのバランスを確認するスイングウェイト早見表で振り心地をチェック

ゴルフクラブのバランスを確認するスイングウェイト早見表で振り心地をチェック

スイングウェイトのアルファベットと数字が、具体的にどのような振り心地に対応するのかを一覧で確認できると便利です。以下の早見表を参考に、ご自身のクラブのスペックや、これから試打するクラブのバランスがどのカテゴリーに属するのかを把握しておきましょう。

バランス帯振り心地主な対象ゴルファーの例
A0 〜 B9非常に軽いジュニア、力の弱い女性
C0 〜 C9軽い女性、シニア、ヘッドスピードを上げたい人
D0 〜 D3標準平均的なパワーの男性アマチュアゴルファー
D4 〜 D9やや重いパワーヒッター、ヘッドの重さを利用したい人
E0 〜重いハードヒッター、非常にパワーのある競技者

この表はあくまで一般的な目安です。例えば、同じD2のドライバーでも、クラブの総重量やシャフトの特性によって実際の振り心地は変わってきます。しかし、この表を知っておくことで、「今使っているC8のドライバーが軽く感じるから、次はD1あたりを試してみよう」といったように、クラブ選びや調整の具体的な指針を立てることができます。ご自身の感覚とこの客観的な指標をすり合わせながら、理想の振り心地を追求してみてください。

ドライバーのバランスを確認するための主要メーカーのモデル別スペック比較表

ドライバーのバランスを確認するための主要メーカーのモデル別スペック比較表

最近のドライバーは、どのようなバランスで設計されているのでしょうか。ここでは、主要メーカーが発売している人気モデルの標準スペック(一例)を比較してみましょう。ご自身のクラブや、次に購入を検討しているモデルの参考にしてください。

メーカーモデル名標準シャフトバランス (Sフレックス)
テーラーメイドQi10 ドライバーDiamana BLUE TM50D2.5
キャロウェイPARADYM Ai SMOKE MAXTENSEI 50 for CallawayD3
ピンG430 MAX 10K ドライバーPING TOUR CHROME 2.0D4
タイトリストTSR2 ドライバーTSP111D3.0
ブリヂストンB1 ST ドライバーTOUR AD VF-5D2

この表を見ると、近年の標準的なモデルはD2〜D4の範囲に集中していることがわかります。特に、寛容性を重視した大型ヘッドのモデル(例:G430 MAX 10K)では、ヘッドの挙動を安定させるためにやや重めのD4に設定されているなど、各モデルのコンセプトがバランス設定にも反映されています。
このことから、メーカーはアマチュアゴルファーがヘッドの性能を最大限に引き出せるよう、少し重めのバランスで安定性を確保する傾向にあると分析できます。クラブを選ぶ際は、こうした設計意図も考慮すると、より自分に合った一本を見つけやすくなるでしょう。

スイングタイプ別のおすすめセッティング

スイングタイプ別のおすすめセッティング

最適なドライバーのバランスは、あなたのスイングタイプによっても変わってきます。ここでは、代表的なスイングタイプごとに、推奨されるバランスの傾向とその理由を解説します。ご自身がどのタイプに近いか考えながら、セッティングの参考にしてください。

  • ボディターンでゆったり振るタイプ(スインガー)
    • おすすめ:やや重め (D3〜D5)
    • 理由:クラブヘッドの重さを利用して、体の回転と同調させやすくなります。ヘッドの重みがスイング軌道をリードしてくれるため、手先でこねる動きを抑制し、再現性の高いスイングに繋がります。
  • 手首を使ってシャープに振るタイプ(ヒッター)
    • おすすめ:標準〜やや軽め (D0〜D2)
    • 理由:クラブの操作性が高い方が、リストワークを活かしやすくなります。軽めのバランスはヘッドの返りがシャープになるため、力強いインパクトでボールを捕まえ、飛距離を出すことができます。
  • スイングテンポが速いタイプ
    • おすすめ:やや軽め (D0〜D2) or カウンターバランス
    • 理由:重いバランスだと振り遅れやすくなるため、軽めのバランスで振り抜きを良くするのが基本です。また、グリップ側が重いカウンターバランスも、手元のしっかり感が生まれて切り返しのタイミングが取りやすくなるため有効です。
  • スライスに悩んでいるタイプ
    • おすすめ:標準〜やや重め (D2〜D4)
    • 理由:ヘッドが効いている方が、インパクトゾーンでフェースが返りやすくなり、ボールの捕まりが向上します。振り遅れが原因でないスライサーにとっては、バランスを少し重くすることで軌道が安定し、スライスが軽減される効果が期待できます。

シニア向けは軽めのC9〜D2が推奨

 シニア向けは軽めのC9〜D2が推奨

年齢とともに体力が変化してくるシニアゴルファーにとって、ドライバーのバランス選びは特に重要です。一般的に、シニア向けのドライバーのバランスは、標準よりもやや軽めの「C9からD2」の範囲が推奨されます。

その最大の理由は、振り抜きやすさです。若い頃と同じ感覚で重いクラブを振り続けると、知らず知らずのうちに体に負担がかかり、スイングの後半でヘッドスピードが落ちたり、振り遅れてスライスの原因になったりします。軽めのバランスにすることで、最後までしっかりとクラブを振り切ることができ、安定したヘッドスピードとスイング軌道を維持しやすくなります。

ただし、注意点もあります。あまりに軽くしすぎると(Cバランス前半など)、ヘッドの存在感がなくなり、いわゆる「手打ち」を誘発してしまう可能性があります。手打ちは打点のバラつきに繋がり、かえって飛距離をロスすることも。
現在のクラブが少し重く感じ始めたシニアゴルファーの方は、まずはD0やD1といった「少しだけ軽い」バランスから試してみるのがおすすめです。無理なく、しかしヘッドの重さも適度に感じられるバランスを見つけることが、長くゴルフを楽しむための秘訣と言えるでしょう。

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総括:ドライバーのバランス計算で最適な一本を見つける

総括:ドライバーのバランス計算で最適な一本を見つける

この記事では、ドライバーのバランス計算を軸に、その基本から応用までを解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

  • 市販の男性向けドライバーの多くは、D1〜D3の範囲で設計されており、D2がひとつの基準となります。
  • バランスの1ポイント差は、ヘッド重量で約2gに相当し、この微差が振り心地やタイミングに影響します。
  • はかりとメジャー、そしてオンラインツールやアプリを使えば、手軽に自分のクラブのバランスを知ることができます。
  • 最適なバランスは、ヘッドスピードとミート率を両立できる点にあり、人それぞれ異なります。
  • 軽いと振り抜きやすく、重いと軌道が安定しやすいという特性を理解し、自分のスイングに合わせて調整することが重要です。
  • 振り抜きやすさを重視し、C9〜D2の範囲で無理なく振れるバランスがおすすめです。
  • アプリやExcelを使えば、複数のクラブのバランスを一元管理し、論理的なセッティング構築が可能です。
  • スインガーは重め、ヒッターは軽めなど、自分のスイングタイプに合わせることでパフォーマンスが向上します。
  • スイングウェイトの計算は、グリップエンドから14インチの点を支点とするモーメントで定義されています。
  • 市販クラブのスペック比較から、近年の設計トレンドやモデルのコンセプトを理解できます。
  • 鉛テープなどで微調整を加えながら、実際の弾道データを確認し、自分だけの最適値を見つけることが大切です。
  • 総重量やシャフトの特性など、他の要素との組み合わせで全体の振り心地が決まります。

ゴルフクラブのバランスは、一見すると難しく感じるかもしれませんが、一度基本を理解すれば、あなたのゴルフをより深く、面白いものにしてくれるはずです。この記事を参考に、まずはご自身のドライバーのバランスを計算することから始めてみませんか。そして、あなたにとって最高のパフォーマンスを引き出してくれる「最適な一本」を見つけ出してください。

参考
スキルアップ
この記事を書いた人
フェアウェイ伯爵

初めまして、「Luxury Golf Style」へようこそ。
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