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ウェッジ3本はいらない?スコアがまとまる最適セッティング術

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「ウェッジは3本もいらない」という話を聞いて、自分のクラブセッティングに迷いが生じていませんか?

ゴルフのスコアメイク、特に100切りを目指す上で100ヤード以内の精度は生命線です。アイアンのストロングロフト化に伴いウェッジを3本以上入れるのが主流になりつつありますが、それが本当にあなたにとっての正解とは限りません。

結論から言うと、最適なウェッジの本数はあなたのスキルレベルと、今使っているアイアンのロフト角によって決まります。

場合によっては、ウェッジ3本は不要どころか、スコアを崩す原因にすらなり得ます。

この記事では、「ウェッジ3本はいらない」説の真偽を解き明かし、あなたのゴルフを最適化するセッティング術を徹底解説します。

ウェッジ2本と3本の組み合わせの違い、50度・56度・58度といった具体的なロフト角の使い分け、サンドウェッジの必要性、そして具体的なおすすめの3本セットまで、あなたの疑問にすべてお答えします。

この記事を最後まで読めば、もうウェッジセッティングで迷うことはなくなり、自信を持ってグリーンを狙えるようになるでしょう。

この記事のポイント
  • 「ウェッジ3本はいらない」と言われる本当の理由がわかります。
  • ウェッジ2本と3本のメリット・デメリットと、あなたに合う選び方が明確になります。
  • 100切りを目指すゴルファーに最適なクラブの本数が具体的に理解できます。
  • レベル別のおすすめウェッジ3本セットがわかり、クラブ選びの失敗がなくなります。

ウェッジ3本はいらないは本当?100切りを目指す最適本数

ウェッジ3本はいらないは本当?100切りを目指す最適本数
画像引用:楽天市場

「ウェッジ3本はいらない」という考え方は、特にスコア100切りを目指すゴルファーにとって非常に重要な視点です。

クラブが多ければ多いほど選択肢が増え、迷いが生じやすくなります。このセクションでは、なぜシンプルなセッティングがスコアメイクに繋がるのか、その理由と具体的な考え方を掘り下げていきます。

  • ゴルフで100切りするには7〜9本のクラブで十分
  • サンドウェッジはバンカーが苦手なら絶対にいる1本
  • ウェッジ2本でスコアアップ!おすすめな人の特徴とセッティング
  • ウェッジ2本の組み合わせは52度・58度が王道
  • ウェッジの50度と56度の使い分け方を状況別に解説

ゴルフで100切りするには7〜9本のクラブで十分

ゴルフで100切りするには7〜9本のクラブで十分

この画像のように、厳選されたクラブでプレーに臨むことは、スコアアップへの近道です。ゴルフで100切りを目指すなら、14本のクラブをフルに揃える必要は全くありません。

むしろ、7本から9本程度のシンプルなセッティングの方が、迷いがなくなり結果的にスコアがまとまりやすくなります。

クラブが多いと、「どのクラブで打つべきか?」という判断に時間がかかり、リズムを崩したり、スイングに集中できなかったりする原因になります。

特に初心者のうちは、各クラブの飛距離を正確に把握できていないため、選択肢が多いことはデメリットになり得るのです。

使用するクラブを限定することで、1本1本のクラブに対する習熟度が上がります。練習場でもコースでも同じクラブを繰り返し使うことで、スイングの再現性が高まり、自分の距離感を体に覚え込ませることができます。

これにより、「この距離ならこのクラブ」という自信が生まれ、プレー中の判断が迅速かつ的確になります。

100切りを達成するためには、パーやバーディーを狙うゴルフではなく、大叩きをしない「ボギーマネジメント」が重要です。

そのためには、自分が自信を持って振れる数本のクラブを使いこなし、確実にグリーンに近づけていく戦略が極めて有効なのです。

サンドウェッジはバンカーが苦手なら絶対にいる1本

サンドウェッジはバンカーが苦手なら絶対にいる1本
画像引用:Amazon

サンドウェッジは、バンカーショットが苦手なゴルファーにとって、まさに救世主となるクラブです。

結論から言うと、スコア100切りを目指すレベルであれば、サンドウェッジはセッティングに絶対に加えるべき1本と言えます。

サンドウェッジが他のクラブと決定的に違うのは、「バウンス」と呼ばれるソール部分の出っ張りです。

このバウンスが、砂の中にヘッドが深く潜りすぎるのを防ぎ、砂ごとボールを外に弾き出す「エクスプロージョンショット」を容易にしてくれます。

バンカーが苦手な人の多くは、ボールを直接打とうとしてヘッドが砂に突き刺さる「ザックリ」のミスを恐れています。

しかし、サンドウェッジを使えば、ボールの手前の砂を叩くイメージでスイングするだけで、クラブが仕事をして勝手にボールを脱出させてくれるのです。

もちろんアプローチでも使用できますが、その真価はバンカーでこそ発揮されます。バンカーからの脱出に1打しかかからないのと、3打も4打も叩いてしまうのとでは、スコアに天と地ほどの差が生まれます。

バンカー恐怖症を克服し、大叩きのリスクを減らすためにも、信頼できるサンドウェッジは必須アイテムです。

ウェッジ2本でスコアアップ!おすすめな人の特徴とセッティング

ゴルフグローブをつけた男性が、夕暮れのゴルフコースでゴルフクラブを選んでいる。

ウェッジ2本体制は、クラブ選択をシンプルにし、1本1本のクラブを使いこなす技術を磨くことで、結果的にスコアアップに繋がる有効な戦略です。

特に、以下のような特徴を持つゴルファーには2本セッティングを強くおすすめします。

  • スコア100切りを目標にしているゴルファー
    このレベルでは、多彩な球種を打ち分けるよりも、基本的な「転がし」と「上げる」アプローチを確実に実行できることが重要です。

    アプローチウェッジ(AW)とサンドウェッジ(SW)の2本があれば、グリーン周りのほとんどの状況に対応できます。
  • 使用アイアンのPWのロフト角が46度以上
    比較的ロフトが寝ているクラシックなアイアンセットを使っている場合、PWとSWの間の飛距離差がそこまで大きくありません。

    そのため、中間に1本(AW)を入れるだけで、飛距離の階段を十分に作ることができます。
  • クラブ選択で迷いたくない、シンプルに考えたい人
    グリーン周りで使うクラブを2本に絞ることで、「どっちで打とう?」という迷いがなくなります。

    AWで転がすか、SWで上げるか。このシンプルな判断基準が、プレーのリズムを良くし、ミスを減らしてくれます。
  • 1本のクラブで距離感を調整する練習をしたい人
    クラブの本数が少ない分、1本のクラブでスイングの振り幅を変えて距離を打ち分ける技術が身につきます。

    これは長い目で見れば、アプローチの応用力を高める素晴らしい練習になります。

このような方にとって、ウェッジ2本体制はまさにスコアアップのための最適な選択と言えるでしょう。

ウェッジ2本の組み合わせは52度・58度が王道

芝生の上に置かれた、ロフト角52度と58度の2本のゴルフクラブのウェッジ。

ウェッジを2本にする場合、最もバランスが良く、多くのゴルファーに愛されている王道の組み合わせが「52度」と「58度」です。

このセッティングは、アマチュアからプロまで幅広く対応できる完成された組み合わせと言えます。

それぞれの役割分担は以下の通りです。

クラブロフト角主な役割
AW52度・100ヤード前後のフルショット
・グリーン周りからのピッチ&ラン(転がしのアプローチ)
・距離を出したいバンカーショット
SW58度・バンカーからの脱出
・ボールを高く上げて止めたいアプローチ(ロブショット)
・深いラフからのショット

この組み合わせの最大のメリットは、役割分担が非常に明確であることです。
「距離を合わせたい時や転がしたい時は52度」「バンカーやボールを上げたい時は58度」というシンプルな使い分けが可能です。

PWのロフト角が46度〜48度程度のアイアンを使っている場合、52度を入れることで約4〜6度のきれいなロフトピッチが作れます。

これにより、フルショットでの飛距離のギャップがなくなり、番手間の距離をスムーズに打ち分けることができます。

そして、58度はバンカーショットで威力を発揮するだけでなく、グリーンが硬い場面やピンが手前にある難しい状況で、ボールを高く上げてスピンで止めるショットを可能にしてくれます。

どの組み合わせにすべきか迷ったら、まずはこの「52度・58度」のセッティングを試してみてください。

あなたのショートゲームが、よりシンプルかつ効果的になるはずです。

ウェッジの50度と56度の使い分け方を状況別に解説

ゴルフ場で、ゴルファーを背景に、50度の「Rolling」ショットと56度の「Soft-Landing」ショットという2種類のゴルフの弾道がグラフィックで比較されています。

「50度」と「56度」も、ウェッジ2本体制で非常に人気のある組み合わせです。特に最近のストロングロフト化したアイアン(PWが44〜46度)との相性が良く、アマチュアゴルファーにとって実践的なセッティングと言えます。

この2本の使い分けの基本は、「50度は攻撃、56度は守備」と覚えると分かりやすいでしょう。

50度(AW):攻撃のウェッジ

50度の主な役割は、ピンをデッドに狙っていくことです。

  • フルショット: 90〜100ヤード前後の距離を、コントロールされたフルショットで打ちます。
  • ピッチ&ラン: グリーンエッジからピンまで距離がある場面で、キャリーとランの比率が1:1〜1:2程度のイメージで、ボールを転がして寄せます。

    これがアプローチの基本戦術となります。
  • ランニングアプローチ: パターでは届かない距離で、障害物がない花道などから、パターのように転がして寄せる場合にも使えます。

56度(SW):守備・お助けのウェッジ

56度は、難しい状況を打開するためのクラブです。

  • バンカーショット: このクラブの最も重要な役割です。バウンスを効かせて、確実にバンカーから1回で脱出します。
  • ピッチショット: バンカーや池などのハザードを越えて、ボールを高く上げてグリーンに乗せたい場面で使います。

    キャリーで距離を稼ぎ、ランを抑えたい状況に最適です。
  • 深いラフ: ボールが沈んでいる深いラフからでも、ヘッドが抜けやすくボールを高く打ち出せます。

100切りを目指すレベルでは、グリーン周りのアプローチは基本的に50度で転がすことを第一選択とし、バンカーやどうしてもボールを上げる必要がある場面でのみ56度を使う、というシンプルな使い分けがスコアメイクに繋がります。

ウェッジが3本いらない人も必見!スコアを出すセッティング術

ゴルフ工房で、眼鏡をかけた男性がデジタル測定器を使いゴルフクラブを丁寧に調整している。

ウェッジセッティングは、スコアを出すための科学です。たとえ「ウェッジ3本はいらない」と感じる人でも、そのセッティング理論を知ることは、自分の2本セッティングを最適化する上で非常に役立ちます。ここでは、より良いスコアを目指す全てのゴルファーに共通する、ウェッジセッティングの基本原則から応用までを詳しく解説します。

  • ウェッジ3本のロフトは4〜6度間隔で揃えるのが理想
  • ウェッジ3本の組み合わせはPWのロフト角で決める
  • セットなら50・54・58度が最もバランスが良い
  • ウェッジ3本セット48・52・56度は飛び系アイアン向け
  • ウェッジのセッティングで50・56・60度はボールを上げたい上級者向け
  • ウェッジ3本の使い分けはフルショットで距離を刻むのが基本
  • ウェッジ3本での打ち分け方を状況別に解説
  • 54度ウェッジでのバンカーショットは全く問題ない
  • ウェッジ 3本セットのおすすめはコレ!レベル・目的別人気ランキング

ウェッジ3本のロフトは4〜6度間隔で揃えるのが理想

青いグリッドの背景に、ピッチングウェッジ(46度)、ギャップウェッジ(50度)、サンドウェッジ(54度)の3本のゴルフウェッジが斜めに並べられています。

この画像のように、ウェッジセッティングの最も重要な基本原則は、クラブ間のロフト角を均等な「階段」にすることです。

具体的には、4度から6度の間隔で揃えるのが理想とされています。

なぜなら、ロフト角が4度変わると、一般的にフルショットでの飛距離が約10〜15ヤード変わるからです。

この「飛距離の階段」をきれいに作ることで、中途半端な距離が残った際に、スイングの強弱で調整するという難しい技術を使わなくても、クラブを持ち替えるだけで対応できるようになります。

例えば、PWが44度の場合、

  • 良い例(4度間隔): 44°(PW) → 48° → 52° → 56°
  • 悪い例(間隔が不均等): 44°(PW) → 52°(8度差) → 58°(6度差)

悪い例では、PWと52度の間に大きな飛距離のギャップが生まれてしまい、その間の距離を打つのが非常に難しくなります。

ウェッジを2本入れる場合でも3本入れる場合でも、この「4度〜6度間隔の原則」は変わりません。

自分のアイアンセットのピッチングウェッジ(PW)のロフト角をまず確認し、そこから均等な間隔になるように下のウェッジを選んでいくことが、セッティングの第一歩です。

ウェッジ3本の組み合わせはPWのロフト角で決める

ゴルフ場で、集中した様子の東洋人男性がゴルフクラブを目の前に構え見つめており、横には「PIDA VI」のゴルフバッグが置かれています。

ウェッジセッティングを構築する上で、すべての基準となるのが、あなたが今使っているアイアンセットのピッチングウェッジ(PW)のロフト角です。ウェッジを何本入れるか、どのロフト角を選ぶかは、すべてこのPWから逆算して決める必要があります。

なぜなら、アイアンセットとウェッジの飛距離をスムーズに繋げなければ、特定の距離にポッカリと穴が空いてしまうからです。

近年、アイアンの飛距離性能を上げるためにロフト角を立てる「ストロングロフト化」が主流になっています。

  • 昔のPW: 47度〜48度
  • 今のPW: 43度〜45度
  • 飛び系アイアンのPW: 42度以下

もしあなたのPWが43度の「飛び系」アイアンだった場合、一般的なサンドウェッジ(56度や58度)との間には13度以上の大きなロフト差が生まれてしまいます。

これでは、フルショットで30ヤード以上の飛距離差(ギャップ)が生じてしまい、その間の距離を打つクラブがありません。

あなたのPWのロフト角を確認しよう
まずは、ご自身のアイアンのメーカー公式サイトなどで、PWのスペックを確認してください。

そのロフト角を基準に、前述した「4度〜6度間隔の原則」に従って、下のウェッジを組み合わせていくのが正しいセッティングの作り方です。

PWのロフト角を知らずにウェッジを選ぶのは、羅針盤なしで航海に出るようなものなのです。


セットなら50・54・58度が最もバランスが良い

4つのゴルフクラブウェッジが、天秤の上で完璧に釣り合っている。

もしウェッジを3本入れるなら、「50度、54度、58度」の組み合わせは、最もバランスに優れた「黄金比」とも言えるセッティングです。

この組み合わせは、現代の標準的なアイアン(PWが45度〜46度)との接続がスムーズで、アマチュアから女子プロまで多くのゴルファーに支持されています。

このセッティングの最大のメリットは、各クラブの役割分担が明確で、あらゆる状況に対応できる汎用性の高さにあります。

ロフト角名称役割と得意な状況
50度AW距離のコントロール
・100ヤード前後のフルショット
・グリーン周りで転がして寄せるピッチ&ラン
54度SWオールラウンド
・80ヤード前後のフルショット
・標準的なバンカーショット
・ボールを少し上げて寄せたいアプローチ
58度LW/SW難局打開
・アゴの高いバンカーショット
・ボールを高く上げて真上から落としたいロブショット
・深いラフからの脱出

このように、フルショットでの距離の打ち分け、アプローチでの転がしと上げ、そしてバンカーショットと、ショートゲームで求められるほぼ全ての要素をカバーできます。
4度ずつの均等なロフトピッチは、フルショットでの飛距離の階段を綺麗に作り出し、番手選びの迷いをなくしてくれます。

どの3本にすべきか迷ったら、まずはこの「50度、54度、58度」を基準に考えてみてください。あなたのショートゲームの総合力を確実に引き上げてくれるはずです。

ウェッジ3本セット48・52・56度は飛び系アイアン向け

ロケットのような炎を上げて夕焼け空に上昇する複数のゴルフクラブで、手前のクラブには「GAME IMPROVEMENT」と刻まれています。

もしあなたが、最近主流の「飛び系アイアン」と呼ばれる、飛距離性能を重視したアイアンセットを使っているなら、「48度、52度、56度」の3本セッティングが最適解となる可能性が高いです。

飛び系アイアンは、飛距離を出すためにPWのロフト角が44度、43度、あるいはそれ以下に設定されていることが多くあります。

このようなアイアンに、先ほど紹介した「50度、54度、58度」のセットを組み合わせると、PW(43度)と50度の間に7度もの大きなギャップが生まれてしまいます。

そこで活躍するのが「48度」のウェッジです。
PW(43〜44度)の下に48度を入れることで、4〜5度の適切なロフト間隔を保ち、100〜110ヤード付近のフルショットの距離をきれいに埋めることができます。

このセッティングにおける各クラブの役割は以下のようになります。

  • 48度: PWとAWの間の距離を打つ、いわば「11番アイアン」的な役割。
  • 52度: 従来のアプローチウェッジ(AW)の役割。90ヤード前後のフルショットや転がしのアプローチ。
  • 56度: サンドウェッジ(SW)の役割。バンカーショットやボールを上げたい場面で活躍。

自分のアイアンが「飛び系」かどうか分からない場合は、メーカーの公式サイトでPWのロフト角を確認してみてください。

もし45度以下であれば、この「48度、52度、56度」の組み合わせを第一候補として検討することをおすすめします。

ウェッジのセッティングで50・56・60度はボールを上げたい上級者向け

ウェッジセッティングの世界には、より専門的で、特定の目的を持った組み合わせも存在します。その代表格が「50度、56度、60度」という、PGAツアーのプロにも愛用者が多いセッティングです。

この組み合わせの最大の特徴は、「60度」のロブウェッジを含む点にあります。ロブウェッジは、フェースが非常に上を向いているため、ボールをフワリと高く上げ、グリーンに真上から落としてスピンでキュキュッと止めるような、非常にテクニカルなショットを可能にします。

このセッティングは、以下のようなゴルファーに適しています。

  • グリーンが硬く、速いコースでプレーすることが多い人
    ランが出やすいコンディションでも、ボールを上から落として止めることができます。
  • アプローチで多彩な球種を打ち分けたい上級者
    フェースの開閉やスイングの調整によって、様々な高さとスピン量のボールを操ることができます。
  • ショートゲームに絶対的な自信を持ちたい競技ゴルファー
    ピンがどこに切られていても、果敢に攻めていける武器になります。

一方で、注意点もあります。56度と60度のロフト差が4度しかないため、フルショットでの飛距離差が出しにくいこと、そして60度のウェッジはボールの下をヘッドがくぐり抜ける「だるま落とし」のミスが出やすく、アマチュアには扱いが難しい側面があることです。

やさしさよりも、ボールを操る楽しさや、ここ一番でのスーパーショットの可能性を求める、腕に自信のあるゴルファー向けのセッティングと言えるでしょう。

ウェッジ3本の使い分けはフルショットで距離を刻むのが基本

緑の人工芝のゴルフ練習場で、男性ゴルファーが打席からボールを打つ構えをしており、奥には距離表示の旗とターゲットが並んでいる様子。

ウェッジを3本入れる最大のメリットは、スイングの振り幅を変えずに、クラブを持ち替えるだけで距離を打ち分けられることです。

多くのアマチュアは、1本のアプローチウェッジで、スイングを大きくしたり小さくしたりして距離感を調整しようとしますが、これは非常に難しい技術です。

スイングの力加減は、その日の体調やプレッシャーによって微妙に変化するため、安定させるのはプロでも至難の業です。

結果として、トップやダフリといった大きなミスの原因になります。

しかし、ウェッジが3本あれば、話はシンプルになります。
例えば、あなたのセッティングがPW(110y)、50°(100y)、54°(90y)、58°(80y)だとします。

  • 残り100ヤードなら: 50度でフルショット
  • 残り90ヤードなら: 54度でフルショット
  • 残り80ヤードなら: 58度でフルショット

このように、常に自分の基準となる「フルショット」の振り幅でスイングすればよいため、リズムが安定し、再現性が格段に高まります。

力加減という曖昧な感覚に頼るのではなく、番手という明確な基準で距離を刻んでいく。これが、ウェッジ3本体制の基本的な考え方であり、スコアを安定させるための最も賢い戦略なのです。アプローチが苦手な人ほど、この恩恵は絶大です。

ウェッジ3本での打ち分け方を状況別に解説

グリーン上でゴルファーが、カップに向かう様々な色のゴルフボールの軌道が示されています。

ウェッジ3本体制は、フルショットだけでなく、グリーン周りのアプローチにおいても多彩な選択肢をもたらしてくれます。

状況に応じてクラブを使い分けることで、より安全に、よりピンに近づける確率が高まります。「50度、54度、58度」のセッティングを例に、具体的な打ち分け方を解説します。

状況1:花道からピンまで距離がある(転がしたい)

  • 選択クラブ:50度
  • 打ち方:ピッチ&ラン
    ロフトが最も立っている50度を使い、パターのようにストロークします。ボールを低く打ち出し、キャリーとランを使ってピンに寄せていきます。最もミスのリスクが少なく、アプローチの基本となるショットです。

状況2:バンカーや障害物を越えたい(少し上げたい)

  • 選択クラブ:54度
  • 打ち方:ピッチショット
    中間のロフトである54度を使い、ボールをある程度上げて障害物を越えつつ、グリーンに落ちてから少し転がるイメージで打ちます。汎用性が高く、様々な場面で活躍します。

状況3:ピンがすぐそば、またはグリーンが下り傾斜(高く上げて止めたい)

  • 選択クラブ:58度
  • 打ち方:ロブショット
    最もロフトが寝ている58度を使い、フェースを少し開いてボールをフワリと高く上げます。キャリーでピンの根元に落とし、ランを最小限に抑えたい究極の状況で使います。

状況4:アゴの高いバンカー

  • 選択クラブ:58度
  • 打ち方:エクスプロージョン
    バウンスが効きやすい58度を使い、砂を爆発させてボールを高く打ち出します。アゴの高さを楽々クリアできます。

このように、状況に応じて明確な意図を持ってクラブを選択することが、ウェッジ3本体制を最大限に活かすコツです。

54度ウェッジでのバンカーショットは全く問題ない

夕陽が差し込むゴルフコースのバンカーから、ゴルファーが砂とボールを空中に舞い上げ、観客が見守っている。

「サンドウェッジといえば56度か58度じゃないの?」「54度でバンカーから出るの?」という疑問を持つ方がいますが、結論から言うと、54度のウェッジでのバンカーショットは全く問題ありません。

むしろ、アマチュアにとって多くのメリットがあります。

サンドウェッジのロフト角は、一般的に54度から58度の範囲を指します。54度はそのど真ん中に位置しており、多くのツアープロもバンカーショットで54度を愛用しています。

58度などのハイロフトウェッジと比較した際の54度のメリットは以下の通りです。

  • ボールが前に飛ぶ力がある: ロフトが少し立っている分、ボールが上がりすぎず、前方向への推進力が生まれます。

    これにより、距離のあるバンカーショットでショートするミスが減ります。
  • アゴの低いバンカーでは有利: ホームランのミスを恐れずに、しっかりと振り抜くことができます。
  • アプローチでの汎用性が高い: 54度はバンカーだけでなく、80ヤード前後のフルショットやピッチショットでも非常に使いやすいロフトです。

    この1本で多くの役割をこなせるため、クラブセッティングに悩むアマチュアにとって心強い味方となります。

もちろん、砂が非常に柔らかく深いバンカーや、アゴが極端に高い状況では、よりバウンスが大きくハイロフトな56度や58度の方がやさしく感じられる場合もあります。

しかし、一般的なゴルフ場のバンカーであれば、54度で十分すぎるほどの性能を発揮してくれます。

ウェッジ 3本セットのおすすめはコレ!レベル・目的別人気ランキング

スポットライトに照らされた「1ST PLACE」から「3RD PLACE」の木製台に、黒とシルバーのゴルフウェッジがそれぞれ3本ずつ展示されている。

ウェッジを3本セットで揃えたいけれど、どれを選べばいいか分からない…という方のために、ここでは最新の人気モデルをレベルや目的別にランキング形式で徹底比較します。

調査結果から判明した各モデルの「デメリット」と「それを上回るメリット」も正直にお伝えするので、あなたにぴったりの一本が必ず見つかります。

※当ランキングは、アマチュアゴルファーの口コミ、専門メディアの評価、販売実績などを総合的に分析し、独自の基準で順位付けをしています。広告費などによる恣意的な順位操作は一切行っていません。

あなたに合うのはどれ?ウェッジ3本セットおすすめ早見比較表

まずは、今回ご紹介するウェッジがひと目でわかる比較表をご覧ください。自分のレベルや重視するポイントに合わせて、気になるモデルをチェックしてみましょう。

レベル最優先項目おすすめモデル価格帯(3本)特徴
初心者ミスへの強さキャスコ ドルフィンウェッジ約69,300円とにかくダフらない。バンカーからも楽々脱出
中級者バランスクリーブランド RTZ ウェッジ約72,600円打感・スピン・安定性の三拍子が揃う優等生
上級者スピン性能タイトリスト VOKEY SM10 ウェッジ約82,500円ツアーが証明する、王者の選択
コスパ重視価格Kirkland Signature約17,980円~1本約6千円台。信じられない価格と品質

【初心者向け】アプローチが劇的にやさしくなるウェッジTOP3

アプローチやバンカーが苦手な初心者の方は、とにかくミスに強く、オートマチックに打てる「お助け機能」が満載のモデルを選ぶのがスコアアップの近道です。

1位:キャスコ ドルフィンウェッジ DW-125
評価項目評価(5段階)
やさしさ5.0
スピン3.0
操作性2.0
コスパ3.0

「バンカーが怖くなくなる魔法の杖」

アベレージゴルファーの「バンカーが苦手」「ザックリが怖い」という悩みを解決するために開発された大人気モデル。

独特のソール形状が砂や芝に潜りすぎず、驚くほど簡単にボールを運んでくれます。

ポイント

  • X型クアッドソールがダフリ・ザックリを自動でカバー
  • フェースを開かずに構えるだけでバンカーから楽々脱出
  • セミグースネックで自然にボールがつかまる安心感

【正直レビュー】デメリット
上級者のようにフェースを開いて多彩な球を打ち分けるような、高度な操作には向いていません。

あくまでオートマチックにやさしく打つことに特化しています。

メリット
100切りを目指すレベルでは、難しい操作は不要です。それよりも、どんな状況でも大きなミスなく寄せられる信頼感がスコアを安定させます。

このウェッジが一本あれば、グリーン周りのプレッシャーが大幅に軽減されるでしょう。

口コミの傾向
「本当にバンカーから一発で出るようになった」「アプローチのザックリが減って大叩きしなくなった」という、ミスの軽減を実感する声が圧倒的多数です。

こんな人におすすめ

  • アプローチやバンカーショットに苦手意識がある全ての初心者
  • スコア100切りを目指しているアベレージゴルファー
  • 難しいことを考えず、シンプルにゴルフを楽しみたい方

在庫はAmazon、還元率は楽天。両方チェックが◎

2位:フォーティーン DJ-6 ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ5.0
スピン4.0
操作性2.0
コスパ3.0

「ザックリ撲滅!お助けソールの決定版」

「アマチュアのザックリを撲滅する」という明確なコンセプトで開発された、究極のお助けウェッジ。

ソール中央に大きな溝を設けた「グランドキャニオンソール」が、どんなにダフってもヘッドが深く刺さらず、ボールを前へ運んでくれます。

ポイント

  • グランドキャニオンソールがダフリのミスを徹底的にカバー
  • 軟鉄鍛造の柔らかい打感で、フィーリングも損なわない
  • 幅広ソールと適度なバウンスでバンカーからも安心して脱出

【正直レビュー】デメリット
ソール幅が非常に広いため、硬い地面や薄いライからはヘッドが跳ねてトップする可能性があります。

また、フェースを開くようなテクニカルな操作には向きません。

メリット
アプローチのミスの8割以上はダフリと言われます。その最大の敵をクラブが自動で防いでくれる安心感は絶大です。

とにかくグリーン周りでの大叩きをなくしたいゴルファーにとって、これ以上ない武器となります。

口コミの傾向
「本当にザックリが出なくなった」「ダフったと思ってもちゃんと寄ってくれる」など、ソールの効果を絶賛する声が多数寄せられています。

こんな人におすすめ

  • アプローチのザックリやダフリに深刻に悩んでいるゴルファー
  • とにかく結果を重視し、簡単に寄せたい初心者〜中級者
  • バンカーショットにも安心感を求めたい方

安心感はAmazon、お得感は楽天

3位:PING BunkR ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ5.0 (バンカー限定)
スピン4.0
操作性1.0
コスパ3.0

「バンカー恐怖症の最終兵器」

その名の通り、バンカーショットに特化して設計された究極の専門ウェッジ。非常に広いソールと強力なバウンス角が、ゴルファーが何もしなくても砂を爆発させ、ボールを外に出してくれます。

ポイント

  • バンカー脱出専用設計で、とにかく砂に刺さらない
  • ミスヒットに強いキャビティ構造とEYE2形状
  • 全溝フェースでスピン性能も高く、グリーンで止まりやすい

【正直レビュー】デメリット
バンカーでの性能に振り切っているため、フェアウェイなどの硬いライからの通常のアプローチではソールが跳ねやすく、非常に扱いづらいです。

あくまで「バンカー専用」と割り切る必要があります。

メリット
「バンカーから1回で出す」という一点において、このウェッジの右に出るものはありません。

バンカーで往復したり大叩きしたりするスコアロスを考えれば、この1本をバッグに入れる価値は絶大です。

口コミの傾向
「バンカーが遊び場になった」「構えて振るだけで本当に出る」など、バンカーショットが苦手だったゴルファーからの感謝の声で溢れています。

こんな人におすすめ

  • バンカーに深刻な苦手意識を持つ全てのゴルファー
  • どうしてもバンカーから出せず、スコアを崩してしまう方
  • セッティングの1本を「バンカー保険」として使いたい方

楽天は型落ちや中古も選べる

二木ゴルフ 楽天市場店
¥34,100 (2025/10/20 20:44時点 | 楽天市場調べ)

【中級者向け】操作性と安定感を両立!バランス重視ウェッジTOP3

100切りを達成し、さらに上のレベルを目指す中級者には、やさしさだけでなく、スピン性能や操作性も兼ね備えたバランスの良いモデルがおすすめです。

1位:クリーブランド RTZ ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ4.0
スピン5.0
操作性4.0
コスパ5.0

「打感・スピン・安定性、三拍子揃った優等生」

プロ・アマ問わず絶大な人気を誇るクリーブランドの最新モデル。新素材「Z-ALLOY」による驚くほど柔らかい打感と、雨天時やラフからでもスピン量が落ちない「HydraZip」フェースが特徴。性能と価格のバランスが非常に優れた、まさに優等生ウェッジです。

ポイント

  • 新素材「Z-ALLOY」による、約10%柔らかい極上の打感
  • ラフや雨天時でも安定した高スピンを実現するフェーステクノロジー
  • 最適化された重心設計による、安定した方向性と距離感

【正直レビュー】デメリット
打感が非常にソフトなため、硬い打感を好むゴルファーには物足りなく感じるかもしれません。

また、性能が高い分、若干ボールが前に飛びやすい傾向があるため、慣れるまで少し距離感の調整が必要です。

メリット
どんな状況からでも安定してスピンがかかる信頼感は、スコアメイクにおいて大きなアドバンテージになります。

また、他社のツアーモデルと比較してコストパフォーマンスが良い点も、賢いゴルファーにとって非常に魅力的です。

口コミの傾向
「打感がとにかく柔らかくて気持ちいい」「濡れた芝からでも本当にスピンがかかる」「ボーケイにも劣らない性能でこの価格はすごい」と、特に打感とスピン性能、コスパを高く評価する声が目立ちます。

こんな人におすすめ

  • 安定したスピン性能とソフトな打感を両立したい中級者
  • 悪天候でもスコアを崩したくないゴルファー
  • コストを抑えつつ、ツアーレベルの性能を求める方

Amazonは新品狙いにおすすめ

2位:キャロウェイ OPUS ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ4.0
スピン5.0
操作性4.0
コスパ3.0

「プロも唸る!極上の打感と超絶スピン」

名匠ロジャー・クリーブランドが設計に携わった、キャロウェイのツアーレベルウェッジ。軟鉄鍛造の吸い付くような打感と、ラフからでも強烈なバックスピンを生み出す進化した「37Vグルーブ」が、多くのゴルファーを虜にしています。

ポイント

  • 圧倒的なスピン量を生み出す、進化したフェースグルーブ
  • 軟鉄鍛造の吸い付くような柔らかい打感でフィーリング抜群
  • ツアープロからのフィードバックを反映した、構えやすい美しいヘッド形状

【正直レビュー】デメリット
性能を追求したモデルのため、価格は他社のツアーモデルと同等か少し高めです。また、スピン性能が非常に高いため、意図せずスピンがかかりすぎてショートする可能性もあります。

メリット
一度味わうと忘れられない極上の打感は、アプローチのイメージを豊かにしてくれます。

また、どんなライからでもスピンでボールを止められるという自信は、よりアグレッシブなピン攻めを可能にします。

口コミの傾向
「打感が最高」「とにかくスピンがすごい」「顔が綺麗で構えやすい」といった、フィーリングとスピン性能を絶賛する声がほとんどです。

こんな人におすすめ

  • スピン性能と操作性のバランスを高いレベルで求める中級者〜上級者
  • クラブの顔つきや打感にこだわりたいゴルファー
  • ラフからのアプローチに苦手意識がある方

楽天はショップ独自キャンペーンが魅力

ゴルフパートナー 別館 楽天市場店
¥13,580 (2025/10/20 20:51時点 | 楽天市場調べ)
3位:フォーティーン FR-5 ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ4.0
スピン4.0
操作性4.0
コスパ3.0

「やさしさと操作性の『ちょうど真ん中』」

お助けウェッジで定評のあるフォーティーンが、やさしさ(Forgiveness)と操作性(Respond)を両立させたモデル。

どんなライからでも滑るように抜ける「ユニバーサルソール」が、大きなミスを防ぎつつ、プレーヤーの意図にも応えてくれます。

ポイント

  • 抜群の抜けを実現する「ユニバーサルソール」設計
  • 構えやすさとつかまりやすさを両立した絶妙なヘッド形状
  • あらゆるライから安定した高スピンショットが可能

【正直レビュー】デメリット
非常にバランスの取れたモデルである反面、何かに突出した性能があるわけではありません。

究極のやさしさや、プロレベルの操作性を求めるゴルファーには、少し物足りなく感じる可能性があります。

メリット
多くのゴルファーにとって「これくらいがちょうどいい」と感じられる絶妙なバランスが魅力です。

ミスには寛容でありながら、ボールを操作する楽しみも残されているため、長く付き合えるパートナーのような存在になります。

口コミの傾向
「とにかくソールの抜けがいい」「ダフリにもトップにも強い」「やさしいのに顔がいい」など、ソールの性能とバランスの良さを評価する声が多いです。

こんな人におすすめ

  • お助けウェッジを卒業し、少し操作性のあるクラブに挑戦したい中級者
  • ソールの抜けの良さにこだわりたいゴルファー
  • ミスへの寛容性と操作性の両方を求める欲張りな方

Amazonのレビュー数は参考になります

【上級者・スピン重視】高性能ランキング TOP3

やさしさだけでなく、ボールを自在に操るための操作性や、グリーンでボールを噛むような強烈なスピン性能を求める上級者には、ツアープロが信頼を寄せる高性能モデルがおすすめです。

1位:タイトリスト VOKEY SM10 ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ3.0
スピン5.0
操作性5.0
コスパ3.0

「ツアーが証明する、王者の選択」

世界のプロツアーで使用率No.1を誇る、まさにウェッジの王様。ボーケイ・デザインが生み出す最新モデルは、あらゆるゴルファーの期待を超える圧倒的なスピン性能とコントロール性を実現。

プロが求める厳しい要求に応え続ける、信頼のブランドです。

ポチップ

  • ツアープロ使用率No.1という圧倒的な信頼と実績
  • ロフトごとに重心を最適化した設計で、理想の弾道とスピン量を実現
  • 6種類もの多彩なソール形状から自分のスイングに最適な1本を選べる

【正直レビュー】デメリット
性能が高い分、初心者にはややシビアに感じられる場面もあります。また、ソール形状のバリエーションが豊富なため、自分に合うモデルを選ぶのに知識が必要となり、選択に迷う可能性があります。

メリット
一度自分に合ったモデルを見つければ、これほど頼りになる武器はありません。特に100ヤード以内の精度は他の追随を許さず、ショートゲームに絶対的な自信を与えてくれます。スコアを本気で追求するなら、選んで後悔のないウェッジです。

口コミの傾向
「スピン性能が異次元」「打感が最高でボールをコントロールしている感覚が強い」「構えた時の顔が完璧」など、性能のあらゆる面で最高レベルの評価が集まっています。

こんな人におすすめ

  • スピン性能を何よりも最優先する上級者
  • 100ヤード以内の精度を極めたい競技ゴルファー
  • 自分のスイングタイプに合わせてクラブを細かく調整したい方

Amazonは即納で安心。楽天はポイント狙いにおすすめ

2位:テーラーメイド MG5 ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ2.0
スピン5.0
操作性5.0
コスパ3.0

「フル鍛造が生む、至高の打感と喰いつくスピン」

テーラーメイドが満を持して投入した、シリーズ初のフル鍛造製法ウェッジ。S25C軟鉄が生み出す極上の柔らかい打感と、雨天でもスピンが落ちないRAW(ノーメッキ)フェースが、繊細なタッチを求める上級者を唸らせます。

ポイント

  • シリーズ初のフル鍛造製法による、フェースに乗るような柔らかい打感
  • ウェット時でもスピン量を維持する「スピントレッドデザイン」
  • 最高の喰いつきを実現するノーメッキRAWフェース

【正直レビュー】デメリット
RAWフェースはノーメッキのため、使用していくうちに錆びてきます。これを「味」と捉えるか「劣化」と捉えるかは好みが分かれます。

また、価格もプレミアムモデル相応です。

メリット
フェースが錆びることで溝のエッジが立ち、スピン性能が長く維持されるというメリットがあります。

また、インパクトでボールがフェースに乗る時間が長く感じられるため、スピン量や高さを細かくコントロールしたい上級者には最高のフィーリングを提供します。

口コミの傾向
「打感がとにかく素晴らしい」「ボールがフェースに喰いつく感覚がすごい」「雨の日でもスピンが効いて安心」と、特に打感と悪条件下でのスピン性能を絶賛する声が多数です。

こんな人におすすめ

  • 打感とスピン性能に究極のこだわりを持つ上級者
  • ボールを低く出してスピンで止めるようなショットを多用する方
  • 雨の日のプレーでもパフォーマンスを落としたくないゴルファー

Amazonは単品購入、楽天は複数購入向け

3位:PING S159 ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ4.0
スピン5.0
操作性4.0
コスパ3.0

「ミスに強く、スピンも落ちない。安定感の極み」

ドライバーやアイアンで培った「ミスへの強さ」をウェッジにも注入したPINGの最新モデル。高慣性モーメント(高MOI)設計により、芯を外した際の飛距離や方向性のブレを最小限に抑制。最高レベルのスピン性能と、アマチュアにも恩恵のある安定感を両立しています。

ポイント

  • 高MOI設計による、ミスヒットへの圧倒的な強さ
  • オフセンターヒットでも安定して高いスピン性能を発揮
  • 6種類のソールグラインドから最適なモデルを選択可能

【正直レビュー】デメリット
ヘッド素材は鋳造のため、軟鉄鍛造モデルのような究極の柔らかさを求めるゴルファーには、打感がやや硬く感じられる可能性があります。

メリット
アマチュアのショットは常に芯で打てるわけではありません。少し芯を外してもスピン量や飛距離が落ちにくいという「安定感」は、平均スコアを縮める上で非常に大きな武器になります。

プロのようなスピンと、アマチュアに嬉しいやさしさを両立した稀有なモデルです。

口コミの傾向
「芯を外しても距離が落ちない」「とにかく安定している」「スピンもかかるし、何よりやさしい」と、特にミスへの寛容性と安定感を評価する声が多く見られます。

こんな人におすすめ

  • スピン性能と安定感(やさしさ)を両立させたい中上級者
  • ショットの打点がややバラついてしまうゴルファー
  • 結果を重視し、寄せワンの確率を上げたい方

価格差が出ることがあるので比較推奨

【コスパ重視】安くても高性能!お買い得ランキング TOP3

1位:Kirkland Signature ゴルフウェッジ3点セット
評価項目評価(5段階)
やさしさ3.0
スピン4.0
操作性3.0
コスパ5.0

「常識を覆す品質。最強のコストパフォーマンス」

大手会員制倉庫型店コストコが展開するプライベートブランド、カークランドのウェッジセット。

52度・56度・60度の3本がセットでコストコ公式価格は約27,980円(税込、1本あたり約9,300円)という衝撃的な価格です。

その性能は有名メーカー品に引けを取らないと、世界中で話題になっています。

ポイント

  • (公式価格なら)有名メーカー品1本以下の価格で本格的な3本セットが揃う
  • スピン性能を高めるミルドフェイステクノロジーを採用
  • トゥルーテンパー社製のしっかりとしたスチールシャフトを装着

【正直レビュー】デメリット
コストコ非会員の場合、公式サイトからの購入ができません。AmazonなどのECサイトでは第三者による転売価格(約60,000円以上)で高騰している場合が多く、最大のメリットであるコスパが失われてしまいます。また、シャフトの選択肢もありません。

メリット
コストコ会員の方、あるいは公式価格に近い価格で購入できる方にとっては、これ以上のコストパフォーマンスを誇る製品は他にありません。

浮いた予算を他のクラブやラウンド代、レッスン代に回すことができます。性能面でも、多くのアマチュアが満足できるレベルのスピン性能と打感を備えています。

口コミの傾向
「この値段でこの品質は信じられない」「普通にスピンがかかるし、打感も悪くない」「初心者の最初の1セットとして最適」と、公式価格で購入できたユーザーからの価格と品質のバランスに驚く声が世界中から寄せられています。

こんな人におすすめ

  • コストコ会員の方で、とにかく初期投資を抑えたい初心者
  • ブランドにはこだわらず、純粋にコストパフォーマンスを重視する方
  • セカンドセットや練習用としてウェッジを探しているゴルファー

楽天はまとめ買い派に強いです

2位:東邦ゴルフ 匠ウェッジ 3本セット
評価項目評価(5段階)
やさしさ3.0
スピン4.0
操作性3.0
コスパ5.0

「職人仕上げの高品質を、工場直販価格で」

ゴルフクラブの製造が盛んな兵庫県市川町に拠点を置く、日本の地クラブメーカー「東邦ゴルフ」。

職人が一本一本手掛ける高品質な軟鉄鍛造ウェッジを、工場直販だからこそできる驚きの価格で提供しています。

ポイント

  • 職人仕上げによる、こだわりの形状と打感
  • 選べるロフト組み合わせで自分だけの3本セットを構築可能
  • 軟鉄鍛造ならではの高いスピン性能

【正直レビュー】デメリット
大手メーカーのような派手な宣伝や最新テクノロジーの搭載はありません。また、ブランドの知名度が低いため、所有欲を満たしたいゴルファーには向きません。

メリット
広告費や中間マージンを徹底的に排除することで、有名メーカーの軟鉄鍛造ウェッジに匹敵する品質の製品を、半額近い価格で手に入れることができます。

自分のPWに合わせて46度から62度まで2度刻みでロフトを選べる自由度の高さも魅力です。

口コミの傾向
「この値段でこの打感とスピンは信じられない」「打感が柔らかく、ボールがフェースに乗る」「ロゴも渋くてかっこいい」と、価格以上の品質に満足する声が多数です。

こんな人におすすめ

  • ブランド名よりも品質とコストパフォーマンスを重視するゴルファー
  • 自分だけのカスタムセッティングを安価に実現したい方
  • 日本製、職人仕上げといった言葉に魅力を感じる方

楽天はまとめ買い派に強いです

3位:GZW-001 ゲインゼニス ウェッジ 3本セット
評価項目評価(5段階)
やさしさ3.0
スピン3.0
操作性3.0
コスパ4.0

「知る人ぞ知る、隠れた高コスパモデル」

大手メーカーのOEM生産なども手掛ける工場が、その技術を活かして生み出したオリジナルブランドのウェッジ。派手な機能はありませんが、クラブとしての基本性能をしっかりと押さえた、堅実な作りが魅力です。

ポイント

  • 錆びにくく耐久性の高いステンレススチールを採用
  • 安定したスイングをサポートする、バランスの取れた設計
  • 3本セットで2万円前後から購入できるコストパフォーマンス

【正直レビュー】デメリット
ブランドの知名度が低く、レビューなどの情報が少ないため、購入前に性能を判断するのが難しい側面があります。

最新のテクノロジーや軟鉄鍛造のような特別な付加価値はありません。

メリット
「普通に使える」ウェッジを、とにかく安く揃えたいというニーズに完璧に応えてくれます。

ステンレス製のためメンテナンスが楽で、長く使える点もメリットです。人と被らないクラブを使いたいという方にもおすすめです。

口コミの傾向
「価格を考えれば十分な性能」「初心者が練習で使うには最適」など、価格相応、あるいはそれ以上の性能に満足する声が見られます。

こんな人におすすめ

  • とにかく初期費用を抑えたい初心者
  • 練習用に気兼ねなく使えるウェッジを探している方
  • クラブのメンテナンスに手間をかけたくない方

Amazonは発送が早く、在庫も安定

【番外編】特定の悩みを解決する特殊ウェッジ

バンカー特化:オノフ FROG’S LEAP-II ウェッジ
評価項目評価(5段階)
やさしさ5.0+ (バンカー・ラフ)
スピン3.0
操作性1.0
コスパ3.0

「カエルが跳ぶように、ぴょん!と脱出」

バンカーや深いラフといった「カエルの棲家」のような難しい場所から、楽々脱出させてくれることに特化した、究極のお助けウェッジ。超ワイドなソールが、ゴルファーのミスをすべて帳消しにしてくれます。

ポイント

  • 超ワイドソールが砂に深く刺さるのを完全に防ぎ、バンカーが超簡単に
  • 深いラフからも芝の抵抗を受けずに「ぴょん!」と脱出できる
  • 構えて普通に振るだけで、難しい状況を打開できる

【正直レビュー】デメリット
ソールが広すぎるため、フェアウェイなどの硬いライからはソールが跳ねてしまい、トップのミスが出やすくなります。

通常のアプローチには全く向いておらず、あくまでバンカーや深いラフ専用の「秘密兵器」です。

メリット
バンカーでいつも3打以上叩いてしまうゴルファーにとって、このクラブはスコアを5打以上縮めてくれる可能性があります。

バンカーショットのプレッシャーから解放される精神的なメリットは計り知れません。

口コミの傾向
「バンカーが苦手だったのが嘘のよう」「もうバンカーは怖くない」「これなしではゴルフができない」と、バンカーショットに悩んでいたゴルファーからの絶賛の声が後を絶ちません。

こんな人におすすめ

  • バンカーが大の苦手で、スコアを大きく崩してしまう方
  • 深いラフからのショットに悩んでいる方
  • スコアのためなら、どんな形でも結果が出るクラブを使いたいリアリスト

即決ならAmazon、ポイント重視なら楽天

総括:ウェッジが3本いらない場合と最適なセッティング

夕焼けのゴルフコースで、ゴルフバッグに寄りかかる男性のシルエット。

この記事では、「ウェッジ3本はいらない」という疑問を軸に、スコアアップを目指すゴルファーにとって最適なウェッジセッティングについて多角的に解説しました。最後に、重要なポイントをまとめます。

  • 100切りを目指す段階では、クラブは7〜9本に絞るシンプルなセッティングが有効です。
  • クラブが多いと迷いが生まれ、スイングの再現性を損なう可能性があります。
  • サンドウェッジはバンカーが苦手なゴルファーにとって必須のクラブです。
  • ウェッジ2本がおすすめなのは、100切り目標の人やPWのロフトが46度以上の人です。
  • ウェッジ2本の王道な組み合わせは、役割分担が明確な「52度・58度」です。
  • ウェッジセッティングの基本は、PWのロフト角を基準に「4〜6度間隔」で揃えることです。
  • 近年のストロングロフト化したアイアンには、ウェッジ3本が合理的な選択肢となります。
  • 標準的なPW(45〜46度)には「50度・54度・58度」の3本が最もバランスが良いです。
  • 飛び系アイアン(PWが44度以下)には「48度・52度・56度」の組み合わせが適しています。
  • ウェッジ3本体制の最大のメリットは、フルショットで距離の階段を簡単に作れることです。
  • 状況に応じて「転がす・少し上げる・高く上げる」をクラブで使い分けるのが上達のコツです。
  • 54度のウェッジでもバンカーショットは全く問題なく、むしろメリットも多いです。
  • 自分のレベルとプレースタイルに合ったウェッジを選ぶことが、スコアメイクの鍵を握ります。
  • お助け機能満載の初心者向けモデルから、プロ仕様の高性能モデルまで選択肢は豊富です。
  • 最適なウェッジセッティングを見つけることで、100ヤード以内のゲームが劇的に変わります。

自分に合ったウェッジセッティングを見つけ、自信を持ってグリーンを狙いましょう!

ウェッジ
この記事を書いた人
フェアウェイ伯爵

「Luxury Golf Style」へようこそ。
 
ゴルフ歴15年、最近はスコア80台でプレーするまでになりました。
 
これまでゴルフに使った費用は総額200万円以上!
 
100本以上のクラブを試した経験に基づき、巷の噂やスペック情報に惑わされない「本物の価値」を持つ情報だけを厳選してお届けします。
 
所有する喜びを満たす上質なギアから心に残るゴルフ旅まで、ワンランク上の視点で、あなたのゴルフライフがより深く、満たされたものになるお手伝いをします。

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