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PING(ピン)のパター名器完全ガイド!中古で探す伝説と選び方

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フェアウェイ伯爵

「Luxury Golf Style」へようこそ。
 
ゴルフ歴15年、最近はスコア80台でプレーするまでになりました。
 
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100本以上のクラブを試した経験に基づき、巷の噂やスペック情報に惑わされない「本物の価値」を持つ情報だけを厳選してお届けします。
 
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「パット・イズ・マネー」。
耳にタコができるほど聞かされた言葉ですが、残り1メートルのパーパットで手が震え、ボールが無情にもカップを舐めて外れた時のあの絶望感。あれだけは、何度味わっても慣れませんよね(泣)。

「今のパター、なんか顔が気に入らないんだよな…」
「道具を変えれば、もう少し入るようになるんじゃないか?」

今のパターが合わない気がする…道具を変えたらもっと入るようになるのかな?

筆者
筆者

自分に合った「名器」を使えば、劇的に変わる可能性がありますよ!スコアアップへの近道を紹介しますね。

そんな淡い期待を抱いて、私もこれまでに何本パターを買い替えたか分かりません。
しかし、ある日たまたま中古ショップの片隅で、茶色くくすんだ古いPINGパターを手に取り、転がしてみた瞬間。
「コツッ」
乾いた音と共に、ボールが吸い込まれるようにラインに乗ったあの感覚。これまでの悩みが嘘のように晴れた瞬間でした。

この記事では、そんなPING(ピン)の名器パターについて、解説します。

結論を言います。自分に合った「名器」を使うことは、スコアアップへの最短ルートです。
なぜなら、名器と呼ばれるパターには、流行り廃りではない「入る理由」が物理的に詰め込まれているからです。そして何より、歴戦のプロたちがその性能を証明しています。

ここでは、以下の内容を掘り下げます。

  1. 歴史を変えたANSER(アンサー)の「変態的」な発明と進化
  2. オールド名器の「10円玉の匂い」がする素材と選び方
  3. 中古ショップの埃っぽい棚から「お宝」を掘り出す方法
  4. オデッセイやマレット型など、他ブランド名器との泥臭い比較
  5. プロも実践する「入るパター」の選び方と最新事情

最後まで読めば、あなたのストロークにピタリとハマる「身体の一部のような一本」が見つかり、グリーンに上がるのが待ち遠しくなるはずです。

記事のポイント
  • PING ANSERは現代パターの「親」であり、その形状には機能美が詰まっている
  • 自分に合うパター選びは、ストロークの癖とヘッド形状のパズル合わせ
  • 中古市場には、現行モデルでは再現不可能な「味のある打感」を持つ名器が眠っている
  • 最新技術とクラシックの融合モデルも多く、選択肢は無限にある

PINGを中心としたパター名器の歴史と選び方

夕暮れのゴルフコースにあるPING ANSERパターと「伝説の一本」というタイトル

ここでは、ゴルフの歴史をひっくり返したPINGパターの「名器」たちに焦点を当てます。なぜPINGだけがこれほど特別扱いされるのか。その裏には、創業者カーステン・ソルハイムの狂気じみた情熱と、計算し尽くされた設計思想があります。これを読めば、ただの古い鉄の塊が、輝く宝石に見えてくるはずです。

  • 名器の系譜とANSERの革命
  • 名器の原点!操作性が魅力の王道モデル
  • 名器の打感を生む素材の秘密
  • 5選!歴史を変えた傑作モデルたち
  • 5選は?プロも認める伝説の実力
  • 中古市場で探す極上の一本

名器の系譜とANSERの革命

1959年開発のPING 1-Aパターとピーンという打音のイメージ

PINGパターの歴史は、創業者カーステン・ソルハイムという一人のエンジニアの「発明」から始まりました。

すべての始まりは「1-A」という異形からでした。

1959年、カーステンは自宅のガレージで、重量をヘッドの両端に配分してミスヒットのブレを消すという、当時としてはあり得ないパター「1-A」を作り出しました。芯をくり抜いたような形状で、打った瞬間に「ピーン!(PING)」と高い音が鳴る。
これがブランド名「PING」の由来ですが、正直、静かなゴルフ場では振り返られるほど響きます(笑)。しかし、この「周辺重量配分」という考え方が、その後のクラブ設計のすべてを変えました。

そして1966年、怪物「ANSER(アンサー)」が誕生します。

当時のパターといえばL字型やT字型ばかり。芯は針の穴のように狭く、少しでも外せばボールはあらぬ方向へ転がる、まさに「プロ専用」の道具でした。
カーステンは、ヘッドのトゥ(先)とヒール(踵)にゴッソリと重量を移し、背中を削り取った「キャビティバック構造」を採用。さらに、シャフトのネックをクランク(鍵型)に曲げることで、ハンドファーストに構えやすくし、ボールを見やすくしました。

この「ANSER」の登場は、革命どころの話ではありません。常識の破壊です。

PING ANSERパターのキャビティバックやクランクネック構造の解説図

ジャック・ニクラウスらがこぞって使い始め、勝利を重ねたことで、その性能は証明されました。ちなみに「ANSWER(答え)」と名付けようとした際、ヘッドへの刻印スペースが足りず、妻のルイーズが「Wを抜けば?」と提案して「ANSER」になったという話。この適当さも含めて、愛すべき名器です。
PINGオフィシャルサイトのパター歴史ページでもこの歴史は見られますが、要は「もっと楽にゴルフさせろよ」というカーステンの執念が形になったのがPINGパターなのです。

名器の原点!操作性が魅力の王道モデル

「ピン型」と呼ばれるブレードタイプ。これが操作性と寛容性のバランスにおける「黄金比」であることは、疑いようがありません。

自分の手のひらで転がす感覚が欲しいなら、ピン型一択です。

ピン型パターの最大の武器は、フェースの開閉を使ってストロークできる点です。ドアの開け閉めのように、イントゥインの軌道(アーク軌道)で振る人にとっては、フェースが自然にボールを捕まえてくれる感覚があります。マレット型のような「勝手に真っすぐ動く」オートマチック感はありませんが、その分、微妙なタッチや「あ、強い!」と思った瞬間の調整が効きます。

特に「ANSER 2」は、もはや世界標準の定規です。

初代ANSERよりもヘッドを長く、薄く、シャープにした「ANSER 2」。これは「ターゲットに線を引く」感覚で構えられます。タイガー・ウッズが長年愛用しているスコッティ・キャメロンのニューポート2も、元を辿ればこのPING ANSER 2のコピーです。現代のブレードパターは、ほぼ全てPINGの子供か孫と言っていいでしょう。

最近では、このピン型にあえて「極太グリップ」を挿すスタイルも増えています。私も試しましたが、ピン型の操作性はそのままに、悪さをする手首の動きだけが封印される感覚で、ショートパットの恐怖が消えました。
この組み合わせについては『プロの新常識!「ピン型パター」には太いグリップが正解!』で詳しく書いています。

「機械任せじゃなく、自分で打ちたい」「でもミスは助けてほしい」。そんなワガママな願いを叶えてくれるのが、ピン型の名器です。

名器の打感を生む素材の秘密

柔らかい打感のブロンズパターと弾く打感のステンレスパターの素材比較

オールドPINGパターを語る上で避けて通れないのが、あの独特の「打感」と、手に残る「匂い」です。

「マンガンブロンズ」や「ベリリウムカッパー」。この響きだけで酒が飲めます。

初期のANSERなどに使われていた「マンガンブロンズ」は、真鍮の一種。使い込むほどに酸化して茶色くくすみ、10円玉のような渋い色になります。この素材、打感がとにかく柔らかい。「カツン」ではなく「グシュッ」とボールがフェースに一瞬めり込むような感覚があり、距離感が手に吸い付いてきます。

そして、さらにマニアを唸らせるのが「ベリリウムカッパー(BeCu)」です。

銅合金のベリリウムカッパーは、マンガンブロンズよりもさらに粘り気のある打感が特徴。しかし、製造時に有害な粉塵が出るため、現在は生産されていません。つまり、二度と作られない「ロストテクノロジー」です。中古市場で見つけたら、迷わず保護してください。

現代のステンレススチールは「弾く」感覚。

今のパターは耐久性重視でステンレス(SUS303等)が主流です。これはこれでソリッドで良いのですが、ブロンズ系に比べるとどうしても「弾く」感覚が強くなります。そのため、現代モデルはフェースの溝を深く掘ったり、樹脂インサートを入れたりして必死に打感を柔らかくしているわけです。

シャフトの特性も打感に影響します。詳しくは『PING TOUR 2.0 CHROME 85の振動数・評価と最適ヘッドスピード!』でも解説していますが、素材の持つ「生の打感」を知ると、もう戻れなくなるかもしれません。

5選!歴史を変えた傑作モデルたち

PINGの歴代名器パター5選(1-A, ANSER, PAL, ZING, B60)のラインナップ

数あるPINGパターの中から、これだけは押さえておきたい「歴史の証人」とも呼べる5本を厳選しました。

1. PING 1-A
すべての原点。「ピーン!」という打音は、もはや楽器です。実戦で使うと同伴者に驚かれますが、PINGの魂を感じるにはこれ以上のものはありません。部屋に飾って眺めたい一本。

2. PING ANSER(スコッツデール)
1966年発売。説明不要のレジェンド。特に「SCOTTSDALE」の住所刻印がある初期モデルは、状態が良ければ数十万円で取引されることも。その美しい曲線美は、半世紀経っても一切古臭さを感じさせません。

3. PING PAL(パル)
ANSERよりもフェースを長くし、さらに優しさを増したモデル。1980年代に多くのプロが使用しました。「ANSERだと少し難しいな」と感じるアベレージゴルファーには、このPALの安心感が刺さります。

4. PING ZING(ジング)
90年代、独特のトゥ&ヒールの重り形状で一世を風靡しました。「これで入るの?」と思わせる異形ですが、打ってみると驚くほどヘッドがブレない。後の大型マレットへの架け橋となった意欲作です。

5. PING B60
マレットに近いフランジを持つBシリーズの傑作。クランクネックながらフェースバランスに近く、ストレートに近い軌道で打ちたい人にドンピシャです。ニック・ファルドが愛用したことでも有名ですね。

これらのモデルは、単に古いだけではありません。明確な意思を持って作られた道具です。中古ショップのワゴンセールの中に、これらが数百円で転がっていることもあります。見つけたら即救出しましょう。

5選は?プロも認める伝説の実力

コレクションとしてだけでなく、今なお現役で火を噴く「実戦派」の名器もあります。

ANSER 2」と「ANSER 4」は、プロの信頼が別格です。

「ANSER 2」は、先ほども触れた通り、タイガー・ウッズをはじめとするショットメーカー御用達。ターゲットに対してスクエアに構えやすく、ミスにはシビアですが、芯で捉えた時の転がりは極上です。「自分の技術を映す鏡」のようなパターです。

一方、「ANSER 4」は、ネックが短いショートスラント形状で、トゥ側が重くターンしやすい設計。フェースを積極的に開閉させるアークタイプの人にマッチします。あのジャック・ニクラウスも、キャリア後半でこのタイプを選びました。

女子プロに人気の「SIGMA G」や「PLD」シリーズも見逃せません。

渋野日向子プロが全英を制した時の「SIGMA 2 ANSER」や、パットの名手・鈴木愛プロが使う「PLD」シリーズ。これらはクラシックな形状に、最新の「TR溝」や精密な削り出し加工を加えたハイブリッドです。
「顔はクラシック、中身はハイテク」。車で言えば、旧車のボディに最新エンジンを積んだようなもの。そりゃあ速いし、カッコいいに決まってます。

中古市場で探す極上の一本

中古ゴルフショップでパターの傷やグリップの状態を検品する様子

名器を手に入れるなら、中古市場へダイブしましょう。そこは埃と金属の匂いがする宝の山です。

ただし、中古パター選びは「検品」が命です。

まず見るべきは「フェース面」。パターは顔が命。フェースに石噛み傷や大きな凹みがあるものは、転がりが悪くなるのでNGです。特に樹脂インサートが入っているモデルは、経年劣化でカチカチに硬化していたり、爪で押すと浮いてきたりするものがあるので要注意。

次に「シャフトとグリップ」。古いモデルを振って、耳元で「カラカラ…」と音がしたら、シャフト内部が錆びて剥がれ落ちている証拠です。これは避けたほうが無難。グリップは交換すればいいですが、当時のオリジナルグリップ(特にPINGのピストルグリップ)が綺麗に残っていたら、それだけで買いの理由になります。

中古クラブって、状態が悪かったり偽物だったりしないか不安です…

筆者
筆者

フェースの傷やシャフトの音など、チェックポイントを押さえれば大丈夫ですよ!

中古選びの勘所については、『「中古ゴルフクラブはやめたほうがいい」は嘘!プロが教える失敗しない賢い選び方』でもガッツリ解説しています。

「リフィニッシュ(再メッキ)」品もアリです。

ボロボロのヘッドを研磨して再メッキしたパターは、新品同様の輝きですが、削りすぎてヘッドが軽くなっている場合があります。試打できるなら必ず打って、ヘッドの重みを感じられるか確認してください。

中古市場での出会いは一期一会。「あ、これだ」と直感で感じた一本は、不思議と入るものです。

PINGの伝説的名器を手に入れて、パッティングの極意を体感したいですか?
楽天市場やGDOゴルフショップなら、状態の良い中古パターが豊富に見つかります。

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PING以外のパター名器も!ブランド別おすすめ

操作性のピン型パターと寛容性のマレット型パターのストローク比較図解

PINGだけが名器じゃありません。ゴルフの歴史には、PINGに対抗し、時には凌駕しようとした他メーカーの傑作たちが存在します。オデッセイ、テーラーメイド、そして国産の意地。それぞれの「味」を知れば、パター選びはもっと泥沼化(楽しく)なります。

  • オデッセイWhite Hotの衝撃
  • オデッセイで狙うべきモデル
  • 名器スパイダー等の安定感
  • おすすめの最新技術搭載機
  • 名器WOSSに見る日本の匠
  • ランキングから見る信頼性
  • ランキングで探す!今買うべき一本
  • 一覧で比較する各社の特徴と選び方

オデッセイWhite Hotの衝撃

オデッセイ ホワイトホットパターのフェースインサート拡大画像

2000年、オデッセイの「ホワイトホット」が登場した時、私も含めて多くのゴルファーが腰を抜かしました。

「ボールのカバーをフェースに貼る」。この発想は反則です。

当時は硬いツーピースボールが増え始め、「カチン!」という硬い打感に悩まされていた時代。そこにオデッセイは、ボールと同じウレタン素材をインサートにするという離れ業をやってのけました。

打った瞬間、音がしない。

「ポスッ」という静かな音と共に、ボールが吸い付いて転がり出す。
「ホワイトホットインサート」のこの感覚は、一度味わうと病みつきになります。「これじゃなきゃ距離感が合わない」というプロが続出し、発売から20年以上経っても現役バリバリです。最新モデルでも「ホワイトホットOG」として復刻されていますが、やっぱり初代のあの柔らかさは別格だと感じます。

オデッセイはキャロウェイ傘下です。メーカーの特徴については『初心者必見!キャロウェイ vs テーラーメイドどちらを選ぶ?』も参考にしてください。

オデッセイで狙うべきモデル

オデッセイの中古は、コスパ最強の宝庫です。数千円で、かつて賞金王が使っていたモデルが手に入ります。狙うべきは「#5」と「2-Ball」の2強です。

「ホワイトホット #5」は、日本ツアーを席巻したレジェンドです。

谷口徹プロや丸山茂樹プロが愛用し、勝ちまくった小ぶりなマレット型。ピン型のような操作性がありながら、後ろに伸びたツノのような形状が安心感を生む。私も使っていましたが、入るイメージしか湧かない時期がありました。

「2-Ball」は、構えやすさの暴力です。

ヘッドにボールと同じ大きさの白い円を2つ並べる。ボールを置けば3つ並ぶ。
「いやいや、そんな単純なことで…」と最初は笑っていましたが、打ってみて掌を返しました。どう構えても真っすぐ向いてしまう。アライメント(方向取り)に悩む全てのアマチュアを救った、まさに発明品です。

伝説の「ポスッ」という打感、驚きの価格で体験してみませんか?
オデッセイの名器たちは、あなたのパッティング観をガラリと変えるかもしれません。

名器スパイダー等の安定感

赤いレーザー演出のあるテーラーメイド スパイダーパターと直進性のイメージ

「カッコつけてピン型を使ってたけど、もう無理。背に腹は代えられん」
そう思ったら、ネオマレット型の出番です。代表格はテーラーメイドの「スパイダー」。

ピン型を使っているけど、難しくてスコアがまとまらないんです…

筆者
筆者

それならオートマチックに打てるネオマレット型、特にスパイダーがおすすめですよ。

初めて見た時は「宇宙船か?」と思いました。

2008年の初代スパイダー。デカいし、四角いし、異形すぎる。しかし、打ってみるとヘッドが微動だにしない。芯を外しても、何事もなかったかのようにボールが直進していく。
「オートマチック」とはこのことです。

ジェイソン・デイやダスティン・ジョンソンが使い倒し、世界ランク1位になったことで、その性能は証明済み。特に赤い「スパイダー ツアー レッド」は、セルヒオ・ガルシアをマスターズ優勝に導きました。
「真っすぐ引いて真っすぐ出す」。ロボットのようなストロークを目指すなら、これ以上の武器はありません。

「真っすぐ引いて、真っすぐ出す」その理想を道具で解決しませんか?
世界のトッププロが頼る安定感を、あなたのバッグにも加えてみましょう。

おすすめの最新技術搭載機

名器もいいですが、最新技術の塊も捨てがたいです。

PINGの「G430」や「2023」シリーズ。これらは寛容性の化け物です。

アルミ、ステンレス、タングステン。比重の違う素材をパズルのように組み合わせて、徹底的に低重心化・高慣性モーメント化されています。ミスヒットした時の「あっ、ショートした!」という感覚でも、意外とカップまで届いてくれる。
最新ドライバー並みのテクノロジーが詰め込まれています。ドライバーについては『【2025年最新】PING G430ドライバー徹底比較!』で解説していますが、パターも同じく、科学の力でスコアを買う時代です。

名器WOSSに見る日本の匠

海外ブランドばかりもてはやされますが、日本には「WOSS(ウォズ)」という伝説があります。

ジャンボ尾崎プロの全盛期を支えた、いぶし銀のパターです。

元々L字パターの名手だったジャンボさんが、パットの不調脱出のために選んだのがWOSSのマレット型(MO-01)でした。
特徴は、極端な低重心と独特のグースネック。ボールを包み込むように構えられ、低いライン出しができる。
私も中古で手に入れて打ってみましたが、今のパターにはない「重厚感」と「粘り」がありました。日本人の感性に訴えかける、職人の技を感じる一本です。中古で安く転がっているので、渋いゴルフを目指すなら最高の相棒になります。

ランキングから見る信頼性

プロが何を使っているか。これは単なる広告塔ではなく、生活のかかった彼らの「本音」です。

実は、マレット全盛に見えて、ピン型も死んでいません。

女子プロはマレットが多いですが、男子プロやPGAツアーでは依然としてピン型(ブレード型)の使用率が高いです。「ミスをカバーしてほしい(マレット)」か、「指先の感覚を殺したくない(ピン)」か。このせめぎ合いは永遠のテーマです。

結局、強いのは「ホワイトホット」と「キャメロン」です。

ランキングを見れば、常に上位はこの2強。オデッセイのインサートの柔らかさと、スコッティ・キャメロンの削り出しのソリッド感。対極にあるこの2つが支持され続けているのは面白い事実です。

プロの真似をして買うのも立派な戦略です。彼らは我々の何倍もテストをして、その一本を選んでいるのですから。

ランキングで探す!今買うべき一本

どれにするか迷ったら、最後は市場の声を聞きましょう。

ランキングは、嘘をつきません。

売れているものには、売れている理由があります。特に、発売から何年も経つのにランキングに居座り続けているモデルは「本物」です。
口コミも重要ですが、「打感が良い」といった主観よりも、「ショートパットのミスが減った」「距離感が合うようになった」という物理的な結果に注目して読んでみてください。

JGTO(日本ゴルフツアー機構)の平均パット数データなども参考になりますが、結局は自分が構えた時に「入りそう」と思えるかどうか。それが全てです。

迷ったら、みんなが選んでいる「間違いのない一本」から始めてみませんか?
最新のランキングには、あなたのスコアを救うヒントが隠されています。

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一覧で比較する各社の特徴と選び方

PING・オデッセイ・テーラーメイドなど主要パターブランドの特徴比較チャート

最後に、各ブランドの名器の「性格」をざっくり整理しました。自分のプレースタイルと照らし合わせてみてください。

ブランド代表的な名器モデル独断と偏見による特徴
PINGANSER, B60【操作性・原点】
自分で打ちたい人向け。「カツン」と打って距離を合わせる快感がある。
オデッセイホワイトホット #5, 2-Ball【打感・消音】
柔らかすぎて最初は戸惑うレベル。アライメント重視なら2-Ball一択。
テーラーメイドスパイダー ツアー【直進・機械】
オートマチックに打ちたい人向け。見た目は慣れれば愛嬌に変わる。
スコッティ・キャメロンニューポート2【所有欲・精密】
高いけどカッコいい。持っているだけで上手そうに見える(重要)。シビアだがフィードバックは最高。
WOSSMO-01【渋さ・転がり】
独特のグースネック。ラインに乗せるイメージが出しやすい、日本人のための道具。

この表を眺めて、ビビッときたものを中古ショップで握ってみてください。構えた瞬間に「あ、これ好き」と感じる直感。理屈じゃなく、その直感があなたを救います。

「高いクラブを買う前に、これだけは読んでください」

この記事を読んでいるあなたは、きっと道具選びに熱心な方だと思います。
しかし正直に言います。どんな名器を使っても、それを扱う「スイングの土台」がグラグラでは、100切りは達成できません。

私が道具沼から脱出し、「ナイスクラブ!」ではなく「ナイスショット!」と褒められるようになった「100切りのロードマップ(基礎練習の記録)」を別記事にまとめました。
次のコンペでライバルを驚かせたい方だけ、続きをご覧ください。

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まとめ:PINGのパターなどの名器を手に入れる方法

ゴルファーがパターを構えた瞬間の手元と直感を信じるというメッセージ

PINGをはじめとする名器パターの世界、いかがでしたか。
最後に、要点を叩き込んでおきます。

まとめ
  • PING ANSERは現代パターの始祖。これを知らずしてパターは語れない
  • ANSER 2はタイガー・ウッズも認めた形状。シビアだが操る喜びがある
  • 素材(ブロンズ・カッパー)の打感と匂いは、一度ハマると抜け出せない
  • ピン型は手の感覚重視、マレット型は機械的な安定重視
  • オデッセイ ホワイトホットの柔らかさは、硬いボール対策の最適解
  • テーラーメイド スパイダーは、プライドを捨ててスコアを取りに行く武器
  • 中古市場は宝探し。フェースの傷シャフトの錆だけは絶対チェック
  • リフィニッシュ品は綺麗だが、重量が変わっていないか確認を
  • 最後は「構えやすさ」「直感」。構えて違和感があるパターは一生入らない
  • 名器は、使い込むほどにあなたの「相棒」となり、自信をくれる

新品のピカピカも良いですが、誰かが使い込んだ歴戦の傷跡がある名器には、不思議と魂が宿っている気がします。
あなたにとっての「生涯の相棒」と出会い、あの痺れるようなパーパットを「カコン」と沈める快感を味わってください。

伝説の名器を手に入れて、あなたのパッティングを進化させましょう!
状態の良い中古品は「一点モノ」です。出会った時が買い時かもしれません。

夕日の中でパットを決めてガッツポーズをする笑顔のゴルファー
読者

記事の内容はわかったけど...。
新しいギアを買う「お金」も、スクールに通う「勇気」も、正直ちょっとハードルが高いなぁ...。

著者
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迷う気持ち、わかります。
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【厳選】ゴルフおすすめ人気スクール5選

一番重要なのは近隣にスクールがあるかどうかです。

公式サイトから通いやすさや料金プランをチェックして、ご自身に合ったスクールをお選びくださいね。

1. ライザップゴルフ

ライザップゴルフ
料金
<初期費用>
入会金:55,000円
体験レッスン(ゴルフ力診断):3,300円
<レッスンコース料金>
16回(2ヶ月目安):382,800円
24回(3ヶ月目安):541,200円
32回(4ヶ月目安):686,400円
※30日間全額返金保証あり
<継続プラン(コース終了後)>
月2回〜:22,000円〜/月(PRIMEコース)
レンタル 無料:クラブ、シューズ、ウェア、水・おしぼり
持参:グローブのみ必須(衛生上の理由)
※ウェアも無料のため、仕事帰りにスーツで通えます。
特徴 ・完全個室マンツーマン指導
自主練無料(1日50分・全国店舗利用可)
・オンライン指導「シュクダイ」制度あり
・営業時間:7:00~23:00
体験 ゴルフ力診断:3,300円
※スイング分析、課題特定、プラン提案を含む60分。
※友達紹介制度利用で入会金無料。
公式公式サイトはこちら

ライザップゴルフは高額ですが、「1日50分の無料自主練」を毎日使えば、実質的なコスパは非常に高いです。

まずは3,300円の診断で、自分の「伸び代」を数値で確認することから始めてください。

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2. SMART GOLF(スマートゴルフ)

SMART GOLF
料金
<初期費用>
入会金:39,600円
※キャンペーンで無料になる場合あり
<月額定額プラン(通い放題)>
シルバー:22,000円〜/月
(予約無制限・ゲスト1名同伴無料

ブロンズ:19,800円〜/月(1日1回・ゲスト不可)
ゴールド:27,500円〜/月(予約2枠・ゲスト1名可)
プラチナ:33,000円〜/月(予約2枠・ゲスト複数可)
<その他プラン>
レディース:16,500円/月
シニア(平日昼):13,200円/月
レンタル 無料:クラブ、ボール
持参:シューズ、グローブ
※スニーカー等の動きやすい靴ならそのまま利用OK。
特徴 ・24時間365日営業(無人運営)
・全国160店舗以上、相互利用可能
1店舗100名限定の完全会員制
・最新シミュレーターで動画自動保存
体験 無料施設体験あり(60分)
※見学とシミュレーター試打のみ(レッスンなし)。
※有料体験レッスン(4,000円)も選択可。
公式公式サイトはこちら

SMART GOLFは、シルバープラン以上なら「ゲスト1名無料」なので、夫婦や友人と割り勘すれば実質半額で利用可能です。

予約枠が埋まる前に、まずは近くの店舗の空き状況を無料体験でチェックしてください。

\ 24時間完全個室・無料体験あり / SMART GOLFの無料体験はこちら

3. ZERO FUSION

ZERO FUSION
料金
<初期費用>
入会金:5,500円(体験当日入会で無料)
<レッスン受け放題プラン>
プランB:16,500円/月
(所属プロ3名から受講可能)

プランA:22,000円/月
(全プロ4名から受講可能)
<別途費用(必須)>
ボール代:1,200円〜1,800円/回
※レッスンを受けるたびに現地で必要です。
レンタル 無料:クラブ
持参:シューズ、グローブ、ボール代
※体験レッスン時もボール代(1,800円)のみ必要です。
特徴4スタンス理論による骨格タイプ診断
・インドア、屋外練習場、天然芝アプローチの3施設利用可
・トラックマン/GCクワッド導入(一部店舗)
・名古屋エリア特化(店舗行き来自由)
体験 体験レッスン:無料
※別途ボール代が必要。
※当日入会で入会金・初月会費等の特典あり。
公式公式サイトはこちら

ZERO FUSIONは、「屋外練習場」や「天然芝」も使える、愛知エリア限定の特権的なスクールです。

毎回のボール代はかかりますが、月額16,500円でレッスン受け放題は破格。「4スタンス理論」で自分本来の動きを知りたい方に最適です。

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4. Chicken Golf(チキンゴルフ)

Chicken Golf
料金
<初期費用>
入会金:35,000円
<期間集中・通い放題(総額)>
デイタイム(2ヶ月):167,800円
(平日9:00〜17:00限定)

無制限(2ヶ月):197,800円
(全日7:00〜23:00)
※4ヶ月、6ヶ月、12ヶ月プランもあり。
※「月々8,000円〜」等の表記は分割払いの目安です。
<キャンペーン>
初月10%OFF、Amazonギフト券特典など
※時期により内容が異なります。
レンタル 無料:クラブ、ウェア、シューズ、靴下、水
持参:グローブ(消耗品のため)
※靴下まで借りられるため、グローブさえ持てば手ぶらでOK。
特徴 ・「楽しむ」こと最優先のセミパーソナル
・GOLFZON(GDR)全打席完備
・期間内レッスン回数無制限
・全国展開で通いやすい
体験 体験レッスン:3,000円
※LINE登録等のキャンペーンで「実質無料」になるケース多数。
公式公式サイトはこちら

Chicken Golfは、「靴下」まで無料で借りられるため、グローブ1枚カバンに入れておけば完全手ぶらです。

期間中は何度でも通い放題。「厳しくされると続かない」という初心者が、楽しくコースデビューを目指すならここ一択です。

\ 褒められて伸びる・初心者歓迎 / Chicken Golfの体験詳細はこちら

5. beagle(ビーグル)

beagle
料金
<初期費用>
入会金:11,000円
<月会費(通い放題)>
レッスン会員:14,300円〜/月
(レッスン受け放題+練習し放題)

レンジ会員:7,700円〜/月
(練習し放題のみ)
<別途費用(必須)>
打席料:550円/回
※利用ごとに毎回発生します。
レンタル 無料:クラブ、シューズ、グローブ
※完全手ぶらで利用可能。
※シューズ預かり等の有料オプションあり。
特徴 ・関東の大型商業施設(金町、南砂町等)に展開
・全打席シミュレーター完備
・傾斜マットやパターエリアなど設備充実
・女性会員比率が高い(約5割)
体験 体験レッスン:1,100円〜2,200円
※Web予約キャンペーンで「無料」になる場合あり。
※体験時も打席料がかかる場合あり要確認。
公式公式サイトはこちら

beagleは、グローブまで無料レンタルがあり、買い物ついでに完全手ぶらで寄れるスクールです。

都度「打席料550円」はかかりますが、月会費自体は非常に安価。傾斜マットなど実戦的な設備で、家族や女性でも安心して通えます。

\ 全打席シミュレーター完備 / beagleの体験詳細はこちら
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